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私 :ここに、今年の 7月17日 の俺のブログで記したこの小説の 図書館の要旨 と 新聞の書評 の要旨を参考のために再録しておく。
「図書館要旨」
平凡な教師の 竹原
は、ある日、警察から 父の孤独死
を知らされる。いつか我が家に帰ってくると思っていた父。だが、見つかった遺言書は" 全遺産を小井戸広美に遺贈する
"という、見ず知らずの人物に宛てられた信じがたいものだった。家族を捨てた事への憤りとやりきれなさを胸に 広美
を追い始めた途端、 尾行、放火
と、立て続けに事件に巻き込まれる。竹原は遺言書を握りしめ、父が残した「 謎」
を追う。
緻密な構成と劇的な展開
が導く、 驚愕のラスト
。 珠玉の長編推理小説。
「 書評・朝日新聞デジタル
」
新人とはいえ、並なみならぬ筆力の持ち主で、こなれた語り口は読みやすく、長さを感じさせない。本業は司法書士とのことだが、その経験がよく生かされている。(中略)
純粋のミステリーではないが、 広美
の正体については二転、三転する仕掛けがある。 竹原
が、しだいに 広美
に引かれていく過程にも、無理がない。
結末は、ある程度予測がつくものの、読後感のよい 爽やかな小説
だ。
A氏 :この2つを比較すると、図書館の要旨の方は「 驚愕のラスト 」とあるが、書評のほうは「 結末は、ある程度予測がつく 」とニュアンスが違うね。
私
:実際に読むと、「 驚愕する
」ほどのラストではないが、「 結末
」も 意外性
があったね。
これは一つの ミステリー
なので、タネをあかせないね。
読んでいくと 文体
に特徴があるね。
こういう 文体
の小説は余り読んだことがないね。
著者独特の 文体
かもしれない。
たしかに語り口は読みやすく、ミステリーなので、つい、引きこまれ、夜遅くまでかかって1日で一気に読了したよ。
純粋の推理小説とは言えないがね。
社会問題が緻密にからんでいる。
A氏 :読書感は爽やかだった?
私 :爽やかというより、父親の遺言書の謎を主人公が解く過程で、 主人公の父親の一生 になんとなく、一人の人間としての人生のはかなさをしみじみ感じたね。