PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
私 :ベントにからむ" 決死隊 "の敢行は、当の" 隊員 "になった運転員は自らの命をかけた行動だった。
次に問題だったのは、 冷却水の不足
だった。
しかし、海水なら近くに無尽蔵にある。
12日、15時前
、 吉田所長
は テレビ会議
で 清水正孝
社長
の了解を得て 海水注入
の準備を指示する。
1号機
近くの海岸はガレキでダメなので、 3号機
近くの海岸から、太いホースで 消防車3台を経由
して 海水注入
の準備を終わった。
吉田所長
は、 ベント
も終わり、 海水注入
の準備もできたので、少し明るい気分になっていた。
ところが 15時36分
、 1号機建屋の最上階
で爆発があった。
予想外の爆発だった。
A氏 :例の 水素爆発 だね。
私
: 吉田所長
は、爆発の被害状況報告を聞き、明るい気分だったのが一気に吹き飛ぶ。
この爆発のガレキで、せっかくの 海水注入用ホース
がやられ、 海水注入
の準備は一からやり直しとなる。
爆発が起きてから 3時間半
近くたった 19時頃
、海水を引くホースの全面取替え完了。
19時04分
、 1号機
に 海水注入
が開始される。
吉田所長 は、これを原子力安全・保安院にも連絡。
ところが 21分後
の 19時25分
、官邸に詰めていた東電の 武黒一郎
技術顧問
から緊急電話で「 海水注入
は菅首相の承認まで待て
」という連絡が入る。
追いかけるように 清水社長
から「 官邸の意向だから 海水注入
は社長命令として中止
」の電話が来る。
A氏 :めちゃくちゃだね。
私 :柳田氏は、この問題の本質を次回の連載でふれるという。
吉田所長
は、表面上は「 はい、分かりました
」と答えたが、腹の中では「 なんなんだ、それは。やってられないよ!」
と 煮え返る怒りが爆発
しそうになったという。
そこで、技術畑の先輩である 高橋明男
技術顧問
に電話したら、理解はしたが、社長が「やめろ」というなら仕方がないという。
では、もう注入していることをどう説明したらいいかと問うと「 試験注入
」ということにしろという。
A氏 :どうしようもない連中ばかりだね。
私:そこで、 吉田所長
は、 海水注入担当部長
のところにいくと、 小声
で言った。
「 これから海水注入はいったん中止すると、みんなに言うが、それは表向きのことだ。水、止めるなよ
」
そして対策本部の人々には大声で、 海水注入
中止をみせかけで言う。
菅首相
が 海水注入
を承諾したと 吉田所長
に連絡が入ったのは 20時を過ぎていた
という。
19時04分
に注入してから 1時間以上
たっているね。
その間、 海水注入
は事実上、中止されることはなかった。
A氏 :後日、この 吉田所長 の行動は、専門家は正しいとしているね。
私
: 柳田氏
の今月号の寄稿はこれで終わりだね。
3月11日、12日
の問題が浮き彫りになっているね。
後は来月号だ。
A氏
:この官邸や本部のレベルの低いドタバタ劇は全世界が見ている。
国辱だね。
この本質について柳田氏の分析を知りたいね。
私 :来月号待ちだね。