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私
:「 アエラ
」の上記の記事を読んだが、看板に偽りありだね。
田中真紀子
文科相
が最初言っていた「 少子化なのに大学が多すぎる
」というのも一理あるというわけだね。
A氏
: 少子化
は最近起きたわけではない。
大学が増えなかったって、長期的に見れば次第に入学者は減るのは自明の理だね。
別に 田中文科相
がいまさら騒ぐことではない常識的なことで、 大学経営者、特に下位の私大経営者
が一番よく知っていることだ。
私
: 少子化
で学校運営に問題を起こすのは、まず、 小学校
だよ。
俺の住宅地では、都会なのにもう 小学校1年は1学級
だよ。
地方では、廃校も出ている。
次いで 中学校
。
ここまでは、義務教育だから、騒いでいないのかね。
高校は 進学率
が向上すれば、少子化の影響は一時的に緩和される。
それに専門学校希望者が減れば、高校に流れる。
専門学校
がまず、淘汰される。
A氏
:俺も、アエラを見たが 1980年
からの 18歳人口
と 大学数
の推移とを同じグラフで比較しているが、 18歳人口
は 1990年
頃が ピーク
で、後は一挙にダウンしているね。
一方、 大学数
は、 1990年頃
から現在までの 20年間
、直線的に右肩上がりに伸びている。
別に最近、急増したわけではない。
私
: アエラ
では、 大学進学率
のことは触れていないね。
片手落ちだね。
18歳人口
が減っても、 大学進学率
が増加すれば、受験生が増え、大学も自然に増える。
A氏
:さらに、 短大や高専
が減って、その代わりに 4年制
が増加しているよ。
これも受験生が、短大より 4年制
を目指すというニーズがあるからだろうね。
しかし、長期的に見れば、進学率も頭打ちになり、少子化の影響で、大学は淘汰されるだろうね。
すでに下位大学では定員割れを起こし出している。
私
:アエラは、最後に「今の高校生には、偏差値の高い大学に入るために努力しよう、という 意欲があまりない
。
大学の規制をするのなら、社会が『 大学
』に何を求めているのか、明確にすべきだ」という専門家の意見で締めている。
こういうことを 田中文科相
は言えただろうか。
A氏
:国際的に日本特有なのは、 OECD加盟国
の中で、 大学中退率
が最低の 10%
で、 OECD平均は 30%
。
日本の大学
は、まったく勉強しないまま 大学への入学を許可
し、基礎学力を欠いたまま、卒業することを許す 世界史上でも稀な環境
だ。
私
:日本の大学は増加してきたが、欧米の大学は公立が中心。だから日本の大学拡充は基本的に 私学の新設
に負っている。
アメリカは大学数では 75%
が私立だが、大学生数では私立は少なくて 35%
。
日本の大学進学率は向上しているから、増加分は 下位の私立大学に吸収
される。
すなわち、上位の大学での著しい学力レベル低下という問題は生じにくい。
A氏:
今の子供たちは、 勉強とは競争のため
だと、幼い頃から完全に洗脳されている。
だから、受験競争を降りた瞬間に 勉強から離脱
する。
「 ゆとり教育
」のせいではない。
離脱しても、少子化で下位大学にはやすやすと入れるし、卒業もさせてくれる。
少子化 が進んでいる以上、 学力は低 下していくが、その低下は下位の大学からゆっくりせり上がるように起こり、それが現在は中堅大学まで進んでいるという。
私
: 21世紀
になって、小学校から塾通い、私立の一貫校など、 勉強は一部の資産家
の占有物になりつつある。
ちょっと、勉強すれば、すぐに成績が伸びた 1970年代
と、勉強しても格差が消えない 21世紀
とでは、背景が全く違ってきた。
地方の高校生
となると、 国立大学
を諦めた途端に、 東京の私大
に行くのは金がかかるので選択肢がせばまる。
地元の私大
は勉強しないでも受かる。
勉強意欲は低下する
。
大学は無目的に遊ぶところになる。
A氏
:こないだ君がブログで書いているように 25歳
以上の大学入学者の割合をみると、諸外国は平均 約2割
でのに、日本はなんと 2.7パーセント
でダントツの最下位。
日本の大学ってなんだろうね。
私
:大学の数でなく、こういう根底の問題に 田中文科相
が文科相として切り込んだら、見直していたがね。
アエラ
の切り込みも、 田中文科相
同様、甘いね。