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【送料無料】新・国富論 [ 浜矩子 ]
私
:人類は、今日までの歴史の中で 3度のグローバル化現象
を体験している。
「 第1次グローバル化時代 」は 15世紀半ばから17世紀半ば にかけての「 大航海時代 」で、「 帆船」の技術発展 が背景にある。
「 第2次グローバル化時代 」は 18世紀から19世紀 で、「 産業革命 」が背景にあり、列強の植民地化時代でもある。
「 第3次グローバル化時代
」はグローバル化は 1989年11月
の ベルリンの壁崩壊以降
から始まり、今日に至り、すでに 20年以上
を経過している。
背景に ITの革新的な進歩
がある。
A氏
:ヒト・モノ・カネのグローバル化で カネ
が先行したね。
モノ
には一定の人格性があるし、 ヒト
は育った固有の文化的背景がある。
その点、カネは無人格で、国境を越えて自由に動ける。
最初、 カネ
の流れは、 モノ
の流れに密着し、それを支えるものだった。
私
:「 第3次グローバル化時代
」では、グローバル化と IT化
で、カネは急速にモノと袂を分かち独り歩きをするようになった。
この時代はさらに、また、 3つ
に分かれる。
「 第1
」は、19 90年代
の「 ニュー・エコノミー
時代
」。
アメリカン・スタンダードが グローバル・スタンダード
なった時で、 カネ
が モノ
を離れて独走しだす。
「 第2」
は、 2000年代
の「 ゴールディロックス・エコノミー
時代」。
21世紀
あたりから、 リーマン・ショック前夜
までの期間で、世界的にIT化で素人も投機でき、物価も安定し、金利も程よく低く、中国をはじめとする新興諸国の経済も順調に発展。
その裏側で 格差と貧困
が深まっていたが、表の華やかさに隠れていた。
A氏:そして、 リーマン・ショック で崩壊するわけか。
私
:「 第3
」は、その リーマン・ショック以降
のグローバル化だね。
世界各国は、 グローバル経済の荒波と風雨
から、わが身を守ろうと行動しだす。
浜氏
は、 TPP
は、その一例で、ヒト・モノ・カネが国境を越える範囲を限定しようとするものだという。
FTA
、 PTA
も同様の囲い込みだね。
A氏 :かっての ブロック経済化 だね。
私: 浜氏
は、日本は世界に冠たる 成熟債権大国
だという。
対外債権の規模が世界一
。
経済社会的なインフラの充実ぶりは世界に類を見ない。
これほど富の蓄積を形成しているのに、その上手な使い道を工夫しないのか。
なぜ、 貧困問題
があるのか。
日本の若者たちは、なぜ、 非正規雇用の悲哀
に甘んじなければならないのか。
ワーキングプア
という言葉がなぜ、使われるのか。
以上、浜氏は問うているね。
明日から、本論の アダム・スミス に移ろう。