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Ryu-chan6708

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2013.03.22
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【送料無料】江戸の読書会 [ 前田勉 ]

:この本は、たしか「 体罰の社会史 」関連で図書館に予約して借りたものだが、中身は「 体罰 」にはふれていないね。
 中心は、 江戸時代の武士の儒学の学習方法 だね。
18世紀 になると 儒学学習の藩校 が全国各地で作られるようになる。
治2年(1869 )当時の総藩数は 276 であるが、資料がないために不明である藩と明治時代になって藩校ができた 57藩 を除くと、 219藩 藩校 があったという。
江戸後期 が「 教育爆発の時代 」と言われる所以であるという。

 そして、この 教育方法 が実は 近代的 であったが、 明治20年 以降は 欧米式 に変わってしまったという。

A氏 一昨日のブログ ではないが 江戸後期 にあった「 伝統的・アジア的な日本 」に優れた教育方法があったのに、これを捨てて「 近代的・欧米的な日本 」的な方法に明治維新で切り替えてしまったのかね。

:そうだね。

 ところで、 藩校 は、 武士 儒学 を学ぶところだね。
寺子屋 は農民や町民が「 読み・書き・そろばん 」を学ぶところだね。
寺子屋 は、 江戸後期 には全国で 数万校 もあったという。
 いかにすでに 江戸後期 日本全体の知的水準 が高いことを示しているね。

 しかし、この本は、テーマを 藩校の儒学の学習方法 に絞っている。

A氏 :日本は中国や韓国と違い、 科挙 がないのに、なんで武士は儒学を熱心に学ぶのかね。
 動機は何かね。

:その意味で、損得を考えての学習でなく個人的な修養のためと、純粋に儒学を学ぶのが目的だったようだね。
 学習には次の 3つの方法、「素読」「講読」「会読」 があった。

1.「 素読 」とは、 7,8歳頃 から始め、漢文の意味内容を理解しなくても、先生の読みに合わせて、 音読し、暗誦 することだね。

2.「 講読 」とは、「 素読 」が終わった 15歳頃 から、先生が生徒に漢文の意味を説明する 一斉授業 だね。

3.「 会読 」とは、「 講読 」と並行して行なわれるか、その後に行われる。
 この「 会読 」がこの本が強調する 近代的な方法 だね。
 「 素読 」「 講読 」を完了した 上級者 が「 一室に集まって、所定の経典の、所定の章句を中心として、互いに問題を持ちだしたり、意見を闘わせたりして集団研究する共同学習の方法 」だという。
 基本的に「 車座 」だね。

A氏 :今で言う、「 討論会 」だね。

7人から10人 程度集まり、順番に指定されたテキストの箇所を講義する「 輪講 」も含まれる。
 「 会読 」も「 輪講 」も、 先生 は討論の間は終始黙っていて、意見が対立したり、疑問がどうしても解決しなかったりしたときに 判定 を下すに過ぎない。

A氏 :生徒の「 自主性」 尊重 だね。

:こういう教育方法は、テキストが必要なので、背景に 江戸後期の大量印刷技術の存在 があるね。

 明日は、この「 会読 」の 近代性 についてふれよう。






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Last updated  2013.03.22 08:59:44
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