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私 :「 ブラック企業 」と言われている ユニクロ の 柳井正 会長 へのインタビュー記事の見出しは、「 それでも鍛え続ける・若いうちは甘やかされず、厳しく育てられた方が幸せ 」とあるね。
新卒
の 約5割
が 入社3年以内
に 離職
するというユニクロの現実に対して、「 店長
」という「 技術
」ばかり教育してきたが、それが一番の問題であり失敗だと 柳井
氏は認めている。
今まで、あまりにも 促成栽培
しすぎたという。
「 店長
」は リーダー
であるという教育を重視するようにするという。
日経ビジネスがまとめたユニクロの最近始めた主な取り組みが 4 つ ある。
1つ は新入社員の希望を考慮した 人材配置 、 2つ目 は社員が希望を出せる 異動先の部署が拡大 、 3つ目 は「 店長」業務の見直し 、 4つ目 は.相談窓口を設け、 メンター(助言者)も配置 する
俺は特に 3つ目
の「 店長」業務
の見直しは特に重要だと思うね。
著書「 ブラック企業
」でユニクロの「店長」の 長時間労働の苦情相談
がとりあげられていたが、中身は「 店長」
なのに 単純労働
が多いだけだね。
本来の「店長」の マネジメント業務
の時間が少ない。
今まで東京本部の各部署から日本全国の店舗に、さみだれ式に本部通達が送られてきていた。
それを「店長」への指揮系統を整理し、「店長」の管理業務を簡素化、縮小化するという。
これにより「店長」が店頭での「商売」に集中できる環境を作るという。
A氏 :柳井氏は、「 ブラック企業 」について若者に対する考え方を変えたのかね。
私
:そうではないね。
柳井
氏は、
「『 ブラック企業
』という言葉は、 旧来型の労働環境
を守りたい人が作った言葉で、 グローバル競争の激しい現在の状況には適さない
。
若さとは本来、変化を好み、自分を成長させたいと思うもので、そういう人材を求めている。
若い頃は、甘やかされず、厳しく育てられたほうが幸せだ
」
と言う。
「 ブラック企業
」と言われようと、 基本的な経営理念は不変
だね。
A氏 :それは、スポーツでも国際的に活躍する日本選手の育成でも同様だね。
私
:問題は、若者の訓練方法だね。
「 体罰
」的な訓練では世界に勝てる若者は育たないだろうね。
「 ブラック企業
」での若者の訓練は、体育系の「 体罰」
による訓練を連想させるね。
関連して、 4月23日
の朝日新聞の「 年収100万円も仕方ない
」と題するユニクロ 柳井会長
のインタビューは、ユニクロの「 ブラック企業
」に関しても聞いているね。
柳井氏
は次のようなことを言っているね。
「グローバル化で、将来は、 年収1億円
か 100万円
に分かれて、 中間層
が減っていく。仕事を通じて付加価値がつけられないと、 低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化
するので、 年収100万円
のほうになっていくのは仕方がない。
グローバル競争のもとで、他国の人ができない付加価値を作り出せなかったら、日本人もそうやって働くしかなくなる」
「 グローバル経済
というのは 『Grow or Die(グロウ・オア・ダイ)』(成長か、さもなければ死か)
だ。
非常にエキサイティングな時代だ。
変わらなければ死ぬ
、と社員にも言っている」
(中略)
「 日本の電機の一番の失敗
は日本に工場を作ったことだ。安くて若い圧倒的な労働力が 中国
などにある。関税も参入障壁になるほどの高率ではないから、世界中にもっていける。本当は(安い労働力を使って世界中の企業から受託生産する) 鴻海(ホンハイ)精密工業
のような会社を日本企業が作らないといけなかった。
個人も国内で仕事をしたいなら、付加価値をつけないといけない。
単純労働で時間給の仕事でいいのか、それだと下がる可能性もあるのだから」
まさに「 国民国家
」を越えた世界戦争だね。
日本では 年収100万円
の「死者」 累々かね。
5月8日
の朝日新聞の 内田樹
氏の「 壊れゆく日本という国
」は、この 柳井会長
の考えに対する反論だろうか。
それにしても、同じ勤勉な国民性のある ドイツ
では 1日あたり10時間以上の労働は禁止、
有給休暇も完全消化
だし、 休日出勤も禁止
という国をあげての労働時間制限国家との違いはどこからきたのかね。