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Ryu-chan6708

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2013.05.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類


【送料無料】天皇の代理人 [ 赤城毅 ]

:読み出したら面白く、途中で止められず、夜まで1日かけて一気に読んでしまったね。
ある外交官の回顧談 を中心にした 外交小説 だが、サスペンス調なので引き込まれる。
 アマゾンの読者レビューも見たが高得点だね。

 主人公が若くして外務省入りするのが、 満州事変 の始まる頃。
 それから終戦まで イギリス、ドイツ、スイス と外交畑を渡り歩く。
 最初から、 特命全権大使相当の人物 と出会い、その指揮のもとに活動する外交 サスペンス・ドラマ だね。

A氏 :「天皇の代理人」とは誰なの?

:満州事変頃から終戦までの 外交裏話 としてまとめようと思ったが、気がついたら、この小説はサスペンスなんだね。
 近代外交史の史実とうまく組み合わせてあったので、気が付かなかった。
 サスペンス小説の読書感の礼儀として、 タネ をあかすことはできないね。
 「 天皇の代理人 」が誰かも、最後になるとわかるような筋立てになっているがね。

 それにしても、 第2次世界大戦 が始まる前の、 世界外交の裏の駆け引き 、すごいね。
 この本では 三重スパイ まで登場する。

A氏 :本音と建前が違うんだね。

:いや、三重スパイともなると本音すらわからないね。

 ところで、この本はところどころで、史実を織り込んでいる。
 その中で、 日独伊三国同盟 締結の推進役だった、 当時の外務大臣 松岡洋右 は、後にこの 同盟 は失敗だったと言ったとあるね。
 これは、俺のブログにもある。

 俺の「 同日同刻・太平洋戦争開戦の1日と終戦の15日間」山田風太郎著 についてふれた ブログ によると、松岡は 日米開戦のニュース を聞いて、
 「 三国同盟 は、それによってアメリカの参戦を防ぎ、世界大戦を予防することだったが、かえって、今度の戦争の原因になってしまった、それを思うと死んでも死に切れない」
 と涙をためて言ったという。

 同じく、俺の「 徳富蘇峰著「終戦後日記・『頑蘇夢物語 』」にふれたブログでは、 松岡洋右 についての 徳富蘇峰 の次のような記事がある。
 「 敗戦間際 に、 松岡 氏は次の 3つの理由 日本は絶対負けない と言っていた。
1つには 、日本の国体は 伊勢神宮 をもとしているから、必ず、 神が助けてくれる
2つには 、直感だ。
3つには 、経験からくる直感だ。」

 彼は当時、まだ65歳だ。
 結核を患っているがボケてはいない。

 こういう人が、海千山千の欧米人を相手に 日本外交の中心 にいたんだから、敗北は目に見えていたようだね。

 山田風太郎の「人間臨終図鑑」によると
 「 松岡の外交は、マージャンで、相手3人(米独ソ)の手を全然見ず、自分の手ばかり見て勝負しているようなものであった。
 彼はヤクマンを志してヤクマンを打ち込んだ

 とある。

A氏 :空間の隔たりを超えると、 12月8日 の日米開戦の日は、モスクワ戦線では、 ドイツ軍 ソ連軍 の反撃と極寒に耐えかねて、 総退却を開始した日 だというね。

私:日米開戦 のニュースを当時は感激して迎えている知識人などが多い中で、 近衛文麿
 「えらいことになった。
 僕は悲惨な敗北を予感する。
 こんな有様は、せいぜい3ヶ月だろう」
 と沈鬱な声で言ったという。

 日本国民は依然として、まだ、この歴史の事実を背負っているね。






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Last updated  2013.05.28 09:10:14
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松岡洋右の感覚の無恥さは確かに:「天皇の代理人」赤城毅著・角川春樹事務所12年10月刊(05/28)  
堅技の八珍  さん
Ryuchan さん
 成程です。
 松岡洋右のような人が外務大臣では判断を間違えますね!!
鎌倉時代のような神頼みは今でもありそうです。
 冷静に世の中における自国の位置が判断出来なければ
 どのような対策も判断出来ません!!
無謀に対立するのではなく、したたかさが大切だと思います。 (2013.05.28 17:57:19)

Re:松岡洋右の感覚の無恥さは確かに:「天皇の代理人」赤城毅著・角川春樹事務所12年10月刊(05/28)  
Ryu-chan6708  さん
堅技の八珍さん
>Ryuchan さん
> 成程です。
> 松岡洋右のような人が外務大臣では判断を間違えますね!!
> 鎌倉時代のような神頼みは今でもありそうです。
> 冷静に世の中における自国の位置が判断出来なければ
> どのような対策も判断出来ません!!
> 無謀に対立するのではなく、したたかさが大切だと思います。
-----
松岡洋右は戦後、A級戦犯となりますが、結核がひどく、法定にはほとんど居ず、病院に移されます。
 死ぬ3日前に縁戚にあたる佐藤榮作夫婦が見舞うと「日本はどうなるだろうか」とつぶやいたそうです。
 6月27日、遺言も口にできない状態で66歳の生涯を終わります(山田風太郎「人間臨終図鑑」より)。 (2013.05.28 18:38:30)

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