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私 :昨日の夕刊で、 笹子トンネル事故 に関連して、このトンネルの設計ミスの問題を報じていたね。
A氏 :今朝の朝日新聞ではさらに詳しく図を使って説明していた。
私 :笹子トンネル は、コンクリート製の天井板とつながった 隔壁 で天井部分を 二つの空間 に分けており、外部の空気をトンネル内に送り込んで、排ガスを押し出す構造だ。
A氏 :崩落した現場の ボルト1本 にかかる 加重 は、 1.2トン と「 想定」 して設計されていた。
ところが、 国交省
が 事故後
に現場付近のボルトにかかる力を シミュレーション
したところ、換気のたびに、隔壁を横に押す 風圧
がかかっており、この影響で ボルトへの加重も倍以上
になっていたという。
本来、 2.4トン以上
を「 想定
」して設計すべきだったんだね。
私:それが、 30年以上前
の設計時には、 隔壁を横に押す風圧による加重
は「 想定外
」だったというわけだ。
福島第一原発事故
ではないが、また「 想定外
」か。
A氏
:さらに、以前、問題になったボルトを天井部分に埋め込んで接着する方法では、 接着剤がボルト全体に行き渡っていなかった
という問題があったね。
それに 接着剤と水
が触れて「 加水分解
」も確認され、 劣化の1因
となったという。
この接着方法は作業がやりにくい設計で、これも 工事ミス
というより 接着剤方式を選択した設計ミス
が原因としてある。
A氏 :最初は、 天井の崩落原因 は「 いい加減な点検 」だということから始まったが、その後、 ボルトの接着 、今回の 風圧の設計ミス と続いたね。
よく国土強靭化ということで、トンネルや橋の老朽化の補強が言われる。
その例として笹子トンネル事故が引き合いにだされるが、原因を知れば知るほど、なんだか 見当外れ
だね。
単純な劣化
ではないね。
私 : 崩落の原因 はまだ、追及が浅い。
「 何故、そういういい加減な点検をしたのか
何故、ボルト止めの接着方式を選択したのか
何故、風圧を『想定外』にして設計をしたのか
」
まで報道は追及すべきだね。