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私: プーチン
は 2007年
に、
「 宗教弾圧で 30万人以上
の聖職者が殺害され、ロシアにおける道徳教育は破壊されてしまった
」
として、
「 今後、政府が正教会への財政支援策を検討し、正教会をとりあげるテレビ、ラジオ番組が増える
」
ことに期待感をにじませたという。
そして、 2010年 、 プーチン は 正教会 が権利として有していた 旧財産の返還と財政支援 も行うことを 正教会 に約束し、返還が開始される。
著者が、 2009年
に、ある 正教会
の寺院を訪問した時に、寺院の通路の壁に プーチンの画像
がかかげられているのを目撃する。
世俗とは離れているはずの正 教教会の寺院
に 世俗の象徴であるプーチンの画像
が堂々と掲げられていることの違和感を著者は感じたという。
ロシア全土に支配力を拡大するプーチンは正教会のなかにも権力を浸透させているという。
A氏 :ロシアの内政はどうなのかね。
私
:汚職は白昼堂々と行われ、 無法状態
だという。
都市部より地方が深刻。
公務員の汚職は 許認可
に関するものが多い。
ロシアは官僚国家だね。
しかし、汚職は ロシア帝政時代 からはこびっていて、 ロシアの伝統文化 までになっているという。
A氏 :野党はどうしているのだろうかね。
私
:反政府的な活動は、すぐに取り締まられる。
政権政党がそのまま、政府となっているという。
野党は蚊帳の外だね。
ロシアは 多数の少数民族
をかかえているし、宗教もイスラム教などいろいろある。
その意味で、国家内で多くの問題を抱えながら、 国家として統一
していくには、国民は多少の不満もあっても、 強権的なプーチン
に期待せざるをえないのだろうね。
下手な政治家に任せると国家が混乱する。
プーチンに代わる政治家
はいない。
さらにプーチンはその支配力を強化するため、 正教会 に深く立ち入っている。
ところで、著者は、 北方領土
を訪問しているが、日本が返還を要求している島に、すでに ロシアの正教会の寺院
が建っている。
それは 政府と軍と実質一体の象徴
だ。
A氏 :北方領土問題は日本にとって前途多難だね。
私
:最後に著者は、
「 ロシア人の生身の営みを学問的な議論にもりこむことの困難さに圧倒され、学問的な射程からはみ出す、 50%
のよけいなロシアに私は今回も敗北した
」
と言う。
俺もロシアという国は、依然として「 よくわからない 」ということが分かったよ。
ただ、言えることは 今後のロシアの運命 は組織よりも プーチン個人 の政治や宗教を含めた活動に大きくかかっていることは言えそうだね。