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2013.08.29
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【送料無料】永続敗戦論 [ 白井聡 ]

自覚なき対米従属

東京裁判、平和憲法、天皇制 などについて、 戦後 右派 左派 は論争してきた。

右派 は、 東京裁判 は「 勝者の裁き 」であって 不当 平和憲法 押し付け 天皇制の存続 はマッカーサーが天皇の「 無私の精神 」に感激したためであるという。

  これに対して 左派 は、 東京裁判 対英米戦 における「 」を追及したものにすぎず 不徹底 平和憲法 先駆的なもので守られるべきもの であり、 天皇の責任追及 は戦後民主化改革に不完全であるという。

 これらの議論は一歩退いて見ると、「 米国が日本にしたことは善いことだったのか、悪いことだったのか 」を判断する 道徳的な議論 だね。

A氏 :しかし、国家というのは 国益と国内事情 によって行動するので、 道義的に善意でもなく悪意でもない。

私: だから、 米国による戦後対日政策 の善し悪しを 道徳的見地 から論ずること自体が無意味で、空しい。

  しかし、この議論はある 効果 をあげている。
 それは、米国の政策の道徳的価値を議論している限り、 われわれの側の問題を「棚上げ」しておくことができるからだ。

 戦後、自民党の戦後の脱却、戦後レジームの脱却という論議は、今まで不毛であるばかりでなく、「 真の問題 」から目をそらし、「 棚上げ 」をしてきただけだ。

A氏 :「 」の 意識 は消えているね。

:「 親米か反米か 」という問題設定は、排斥されるべき偽の問いにほかならない。
 問題は、 われわれの側 に、 永続敗戦の構造 をつくりあげてしまった 日本社会 のうちにある。
 それを 自覚 することから、すべてが始まる。

A氏 :これが白井氏の言わんとするポイントだね。

:ところで 自民党の 石破茂 幹事長 は、「 あの戦争の実態を検証しないまま、集団的自衛権の行使の議論を始めることは戦死者に対する冒涜である 」として、その理由を次のように述べている。

 「これは私の持論だが、 戦後レジームの脱却 は、私は 先の戦争の検証 なくしてはありえない。
 この 検証プロジェクト は、 安倍総理主導 のもと、政府として取り組むべきことだと思う。
 終戦後、『 一億総懺悔 』という言葉が一人歩きし、なんとなく国民全体が悪かったのだということになったが、これは 誤った認識 だ。
 敗戦が明白だったにもかかわらず開戦を決断した当時の指導者 たちと、 国のために命をささげた兵士 の責任が一緒であっていいわけがない」

 この 石破 氏の発言を 白井 氏は「 正論 」であるとしているが、 河野談話や村山談話を破棄 したい本音をもつ「 棚上げ 」論者の「 安倍総理の主導 」のもとでは、ムリだろうとみている。

 石破幹事長は 開戦を決断した当時の指導者 たちと国のために 命をささげた兵士 たちを 合祀 している 靖国参拝 をするのだろうか。

 明日は、「 対米従属 」から「 平和主義 」と「 原爆 」の問題に移ろう。










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Last updated  2013.08.29 07:51:57
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Re:「永続敗戦論・戦後日本の核心」白井聡著・太田出版13年3月刊・その4(08/29)  
「問題は、われわれの側に、永続敗戦の構造をつくりあげてしまった日本社会のうちにある」

この問題意識は同調できますね。

ただこの問題をはたして解決すべきなのかについて著者はどのように考えているのでしょうか。

内田樹氏のようにそれは「疾病利得」であるから、温存すべきであり、この利得を享受し続けるべきであると考えているのでしょうか???

それとも先の大戦を検証し、どう生きていくべきと考えているのでしょうか???

我が国が「従米」となってしまったのは、原因として「本土決戦を避けたこと」「明治維新への行き過ぎた礼賛」この二つによるものと思います。勿論当時の環境を考えれば、ともに致し方なかった。私もそう決断したであろう。とは思いますが。。。

現自民党が、この明治維新の延長線上にある存在ですから、明治維新を高く評価しなければ、自己の存在意義を失ってしまう以上、そこにはおのずから限界はありましょう。

大東亜戦争だけを検証しても、なぜあの戦争を我が国は戦わなければならなかったのか」という原因は見えてはきませんね。

「保守」は憲法を押し付けられたものと解釈しつつも、その他の米国から押し付けられた政策には賛辞を送っている。一方左派は、押しつけられた憲法を礼賛する一方で、米国に対する反発を示すなどともに矛盾に満ち溢れていますね。

保守系論者の中にも「親米」「反米」は無意味であるとの主張を置く見かけます。

あの戦争は避けられたと考えられる方の中には、どうしても避けていれば当時の豊かな生活が残っていたかのような嘘が混じっているように私は感じます。あの大東亜戦争は、避けるべき戦争だったのでしょうか???

自らが旗印として掲げた正義を戦に敗れた程度で、閉まってしまうのは卑怯な振る舞いだとアジアの国々から思われていることに対してどのような回答ができるのでしょうか??? (2013.08.29 12:24:52)

Re[1]:「永続敗戦論・戦後日本の核心」白井聡著・太田出版13年3月刊・その4(08/29)  
Ryu-chan6708  さん
愛しの増田恵子様さん
>「問題は、われわれの側に、永続敗戦の構造をつくりあげてしまった日本社会のうちにある」

>この問題意識は同調できますね。

>ただこの問題をはたして解決すべきなのかについて著者はどのように考えているのでしょうか。


白井氏は、この本で「永続敗戦」からまず脱せよと主張しているだけです。それから脱しない限り議論は進まないとしています。そして、次のステップは他人事でなく、自ら問うべき問題となるでしょう。



>内田樹氏のようにそれは「疾病利得」であるから、温存すべきであり、この利得を享受し続けるべきであると考えているのでしょうか???


内田樹氏は国民国家の崩壊として「国民国家」の解体を推し進めている人が政権の舵をとっていて、政治家、官僚、メディアも、それをなぜかうれしげにみつめており、それが「国民国家」の「末期症状」なのだろうと言っています。



>我が国が「従米」となってしまったのは、原因として「本土決戦を避けたこと」「明治維新への行き過ぎた礼賛」この二つによるものと思います。


そうではなく、石破幹事長が言っているように敗けるとわかっていたのに何故開戦したかです。


>大東亜戦争だけを検証しても、なぜあの戦争を我が国は戦わなければならなかったのか」という原因は見えてはきませんね。


大東亜戦争が日本史における最初の国家としての敗戦であり、国体は危機に瀕しました。


>あの戦争は避けられたと考えられる方の中には、どうしても避けていれば当時の豊かな生活が残っていたかのような嘘が混じっているように私は感じます。あの大東亜戦争は、避けるべき戦争だったのでしょうか???

 避ける、避けないでなく、日本人300万のアジア人通称1千万人の死者を出して敗けている事実があります。
戦争をやってしまったのです。


>自らが旗印として掲げた正義を戦に敗れた程度で、閉まってしまうのは卑怯な振る舞いだとアジアの国々から思われていることに対してどのような回答ができるのでしょうか???


大東亜戦争が正義の戦いなら、本土決戦までやらなければ筋が通りません。アジア人から「卑怯な振る舞い」と思われることを何故、多くの犠牲を出して、かつ、敗けたのでしょうか。
そういう考えは「永続敗戦」の根が深いように思います。
(2013.08.29 21:07:59)

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