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私
: 第2部
は、 核燃料サイクルの「経済性と安全性での問題点
」がテーマで 4氏
の討議となったが、意見は一致しなかった。
まず、 1人目
の 原子力委員会委員長代理 鈴木達治郎
氏
は、 核燃料サイクル費用は、使用済み核燃料をそのまま捨てる「直接処分」の 約2倍
かかる
と指摘。
これは 原子力委員会の検討会の試算
だね。
A氏 :日本が 使用済み核燃料 の「 全量再処理 」をそのまま続けると、 総費用 は 7兆円から8兆円 多くなると指摘しているね。
私
:ところが、 2人目
の 京都大学原子炉実験所教授 山名元
氏
は、原発コスト全での費用を比べると 再処理
は「 直接処分
」より 1割程度
しか高くならないと指摘。
鈴木氏の計算結果と異なったね。
山名
氏は、さらに「 再処理
すると使用済み核燃料 8本
で MOX燃料
1本
になり、 使用済み核燃料の保管量を減らすことができる
」と述べている。
しかし、 再処理
の場合、「 ガラス固化体
」が 新たに発生
し、 その処分コストの増大
については、議論になったのか、ならなかったのか新聞のまとめでは報じていないね。
A氏 : 3人目 の ドイツの大手電力会社で再処理や中間貯蔵計画に携わったクラウス・ヤンバーグ氏 は、 ドイツ でも MOX燃料 は 加工費 だけで ウラン燃料の 2倍以上 するという試算を示した。
私
: ドイツ
は 1989年
に 再処理
工場の建設を中止した
。
再処理コスト
があまりにも高く、 電力会社がやめようと声を上げた
のだという。
この点は 鈴木氏と同じ意見
だね。
A氏
: 4人目
の 米資源・安全保障問題研究所長ゴードン・トンプソン
氏は、全国の使用済み核燃料を 六ヶ所村 再処理
工場に集めることは危険だ
と指摘。
3カ所のプールには 放射性セシウム
がそれぞれ 500京ベクレル
もの 放射能
があるという。
事故やテロがいったん発生すると 歴史的に残る悪影響
が予想されるという。
私 : 再処理 の可否については4氏の意見は一致しなかったが、「 全量再処理 」は問題が多く「 直接処分 」を増やしたり、 中間貯蔵 を増やしたりの バランスをとること ではほぼ一致したようだね。
鈴木氏
は
「 原子力の将来が不確実な現状では
、「 再処理
」と「 直接処分
」を 併存させる政策がよい
。
原子力委員会
としては 政策に柔軟性を持たせるべきだとすでに決定
した」
という。
ただ、それが 実際の政策転換につながっていない と新聞はコメントしているね。
明日は 第3部
の 核燃料サイクルの「政策変更の難しさと打開策
」に移ろう。