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私 : 第3部 のテーマは 核燃料サイクルの「政策変更の難しさと打開策 」だ。
核燃料サイクル政策 を転換すれば、「 再処理 」を前提に全国から使用済み核燃料を受け入れていた 青森県と国との信頼関係が崩壊する 。
第3部 も 4人の識者 が意見を述べている。
1人目
は、 英国の原子力政策
を研究してきた ウイリアム・ウオーカー
氏で「 英国と日本は似ている
」として意見を述べている。
英国
は 197〇年代
、 高速増殖炉
の実現を前提に、 中西部のセラフィールド
に「 再処理工場
」を建設する計画を立ち上げた。
経済的な理由から 高速増殖炉からは 94年
に撤退
したが、 地元の経済と雇用の関係
で「 再処理工場
」は操業した。
業界の助言だけを聞き、「 再処理
」の 既得権益
だけを守ったという。
しかし、これによってできた プルトニウム 100トン
の山をどうしていいかわからないという。
A氏
:しかし、 英国
は「 再処理工場
」を 2018
年
に 閉鎖
すると、このブログの「 宙に浮くプルトニウム
」で述べているが、 地元の経済と雇用問題は解決のメド
は立ったのかね。
これを ウオーカー氏
から聞き出していないようだね。
英国
は プルトニウム
を 有償で保管するビジネス
をはじめたことも聞き出していないね。
私
: 2人目
は 元国家戦略担当相
の 民主党の 古川元久
氏だね。
民主党
は政権にあった時、「 原発ゼロ
」を掲げながら、 青森県への配慮
から 核燃料サイクル政策は続ける
とした。
急に政策を変更できず、徐々に変えていこうという趣旨だったという。
A氏 : 3人目 の 米プリンストン大学名誉教授 フランク・フォンヒッペル 氏は、 使用済み核燃料を再処理せず 、原発の敷地内で「 乾式キャスク 」という容器に入れて、中間貯蔵することを提案。
私
:同時に青森県には 国が十分な補償
をすると提案。
「 再処理
」をやめれば日本国民には 約7兆円
の コスト節減効果
があると教授は言う。
A氏: 4人目
の 経済産業省の廃棄物問題の作業部会で委員長をつとめる 増田寛也
氏は
「 最終処分の必要性と安全性への国民の理解、合意が全く不十分だった
」
としている。
そして、 国が責任をもって処分地を絞り込む
が順調でも 数十年
はかかるという。
私 : 増田 氏は 原発立地 で最終処分を引き受けるより、 発電と中間貯蔵、最終処分のリスクを分担 するほうが全体の公平性にかなうとしているね。
最後に 古川氏
は、
「 使用済み核燃料や最終処分場の問題
は 財政赤字
と似ている。
いま解決できないからと、 将来にリスクやコストを先送りしてきた
。
福島第1原発事故
を経験した 我々の世代
が、生き方を問い直すことが必要だ」
と述べたという。
最終処分場の選定
は、時間のかかる作業だが、進むしかないね。
この シンポジュウム
では、 核燃料サイクル問題
は 解決困難な難問を多く抱えていること
が明らかになったね。
国 |
原発 |
プルトニウム |
高速増殖炉 |
再処理工場 |
MOX工場 |
核兵器 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 英 |
16基 |
91.2トン |
撤退 |
閉鎖予定 |
閉鎖 |
有 |
| 仏 |
58基 |
57.5トン |
新計画 |
稼働中 |
稼働中 |
有 |
| 独 |
9基 |
5.8トン |
撤退 |
中止 |
中止 |
無 |
| 日 |
50基 |
44.3トン |
長期停止中 |
ほぼ完成 |
建設中 |
無 |