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著者の 宮田珠己 氏は、 蔵前仁一氏の 「 あの日、僕は旅に出た 」を読んで興味を持ち、 宮田氏 の「 旅の理不尽・アジア悶絶編 」を読んだ。
宮田氏の著作
は図書館のリストによるとかなりある。
そこで 2冊目
は、この「 晴れた日は巨大仏を見に
」を選んだ。
A氏 :君も 巨大仏 に興味があるのかね。
私
: 俺の中学時代
は 終戦直後
でアメリカ文化がどんどん入ってきていたから、皆、 海外旅行というとハワイとかニューヨーク
などをイメージしていたね。
ところが俺は一風変わっていて、 中国に行く夢
を見ていた。
それも見に行くのは 中国の3大石窟での岩壁に掘った巨大な仏像
だね。
A氏 : 3大石窟というと雲崗、龍門、敦煌 だね。
私 :特に 雲崗石と龍門石窟 の 巨大な仏像写真 を見て、現地に行きたいと思っていた。
実際に、夢を実現したのは 50歳代の頃
で 、ツアー
で行ってきたよ。
これらの 岩に掘った仏
の大きさは 20メートル以上
あろうか。
後で
、テレビで 峨嵋山
の 楽山大仏
という 71メートル
の 巨大な岩に掘った大仏
を知ったね。
東大寺大仏の5倍
にも及ぶという。
いずれも 立像
でなく腰から上の 坐像
だね。
それに俺の住む 横浜市
のはずれには、 大船駅から見える大船観音
がある。
大船駅
から、丘を登ると 観音像
がある。
これも 立像
でなく、 腰から上だけで 25メートル
あるという。
よく孫を連れて行ったものだ。
著者の 宮田氏 は親戚が 三浦半島 にあるので幼い頃から大船駅を通過する時よく 大船観音 を見たという。
A氏 :世界を旅行していた著者がなんで 巨大仏紀行 を本にしたのかね。
私
:著者は別に仏心でなく、 巨大仏
のある風景を見て、 そのとき胸にわきおこるヘンな感触
をじっくり味わって、その正体を明らかにしたいという意図で日本にある巨大仏を見て歩くんだね。
日本にある高さ 40メートル以上
の 巨大仏
は 16
あるという。
ほとんどが昭和から平成にかけて作られたものだという。
北は北海道から、南は九州まで散在する。
これを著者は見るだけで訪ねる。
最大のものは 茨木にある牛久大仏
で 120メートル
。
これが平地に突然、直立で立ち上がっているわけだ。
1つを除いて皆、立像だね。
これらの大仏を著者は、 突然、現れるマヌケな風景
として描写する。
どれも人影はまばらだったという。
著者独特のユーモラスな文章 につられ、一挙に読んだよ。
できたら、 巨大仏の本家
である 中国の巨大仏
の紀行も書いて欲しかったね。
もっとも 中国の巨大仏
は 坐像
が多く、また、 岩壁
に彫っているから、 岩を背にしており
巨大でもマヌケな風景ではないだろう。