PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
私 : 1 月の新聞書評で 「 会社なんかのために『死ぬな』」 というショッキングな見出しで紹介されていた長編小説「 神様からひと 言 」を読んで、作者の 荻原浩 氏に興味を持った。それで、この「 明日の記憶 」を図書館から借りた。 新刊でないのですぐ借りられた。
2005 年 には 第 2 回本屋大賞の第 2 位 にランクイン、 第 18 回山本周五郎賞受賞 。
2006 年 には 渡辺謙主演で映画化 もされた。
この小説のストーリーは 若年性アルツハイマー病 を発症する 50 歳の広告会社の部長 の病との戦いだね。
A 氏 :アルツハイマーは 不治の病 だから、戦いは 惨めな敗北 に終わることは明らかだね。
私 :単行本 300 頁の 長編 だが、最初、物忘れが多くなり、仕事に差し支えも出てくる。
医者に見てもらったら、若年性アルツハイマーと診断される。
その発症から、次第に進行していく過程を詳細に語られていく。引き込まれるように一気に 1 日で読了。
この病を本格的に描いたはじめて小説ではないかね。
主人公の一人称で語られる 心理描写は秀逸 だね。
山本周五郎受賞 だけのことはある。
著者は「 自分の頭の中身をほじくり返すようにして書いた 」という。
A 氏 :アルツハイマーは最後は 人格を崩壊 させるから、不治のガンより残酷だというね。
私 :主人公は、発病まもなく、会社を退職する。
この小説は発病後 1 年足らずで 25 年 つきそってきた妻の顔を見て「 貴方はどなたですか。お名前は 」と言うところで終わる。
この間、 出来た婚 での一人娘の結婚式、孫娘の誕生まではなんとかやりぬく。
その後のことは本人すら記憶に残らない人生だろうね。
本人にとっても周囲にとっても残酷な病 だね。
この病は昔からあったのだろうか。
この病に侵されるのは運命だね。