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【中古】【書籍 ハードカバー】孫崎 享 戦後史の正体【中古】afb
私 :憲法にゆく前に、 重光葵 が嘆いていた 敗戦時の日本人の堕落ぶり にふれよう。
戦犯を逃れようと軍人、政治家、官僚、新聞が占領軍にへつらい出す。それは一般人の混乱も同様だね。
ジョン・ダワー はその著「 敗北を抱きしめて 」で、その堕落ぶりを描いているね。
敗戦直後の軍の規律は一挙に崩壊し、本土に駐屯していた兵隊は群れをなして部隊から離散してしまい、 目撃した警察官によると 脱走兵 のようであった。
運べるかぎりの大量の 軍の貯蔵品
を略奪して、よろめきながら家に担いで帰った者も多かった。
生還を期待せず、崇高なる使命のために出撃を覚悟していた 特攻隊
の生き残りたち
でさえ、戦争が終わったと聞くと、無秩序な物資の奪い合いに飛びついた。
ある特攻隊の飛行士
は、降伏を知るとさっそく、自分の飛行機に軍需物資を満載し、自分の実家に近い飛行場まで飛んでいき、盗品を荷車に載せて家に運ぶと、飛行場まで引き返して飛行機に火をつけたという。
後に「 特攻くずれ
」という 不良グループ
をさす言葉も生まれるね。
A 氏 :「 武士道 」は一夜にして日本から消滅するが、もともと無く 幻影 だったのかもね。
私 :日本の政治経済の中枢にいた人たちは、 8 月 15 日 以降、 2 週間の混沌のうち に、軍の倉庫から勝手に物資を持ち出していて、その後の調査によると、 帝国陸海軍が保有していた全資産のおよそ 70 % がこの 戦後直後の略奪狂乱の中で処分された という。
A 氏 :これは君のブログにあるが、占領軍のための「 特殊慰安施設 」が作られ、「 慰安婦募集 」がされるね。
私 : 内務省の橋下警部局長 が終戦の3日後の 18 日 、各府県の長官(県知事)に占領軍のためのサービスガールの募集を指令する。
当時、大蔵官僚だった 池田勇人 はそのために 1 億円 必要だというと「 1 億円 で純潔が守られるのなら安い 」と言ったという。
慰安施設は 27 日 に開業し、 1360 名 集まったという記録があるという。
内務省の警備局長 といえば、 治安分野の最高責任者 なのに、その人が 売春の先頭 に立っている、しかも数日前までは 敵であった占領軍 のために。
著者は歴史上、敗戦国は多々あるが、そんな国が他にあったろうかと嘆いている。
明日は、憲法問題に移ろう。