PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
【中古】【書籍 ハードカバー】孫崎 享 戦後史の正体【中古】afb
私 :著者は、戦後の首相を「 対米自主的 」の人と「 対米追随的 」の人を分けている。
(1)対米自主派 ( 積極的に現状を変えようと米国に働きかけた人たち )
重光葵、石橋湛山、芦田均、岸信介、鳩山一郎、佐藤栄作、田中角栄、福田赳夫、宮沢喜一、細川護煕、鳩山由紀夫
(2)対米追随派(米国に従い、その信頼を得ることで国益を最大化しようとした人たち)
吉田茂、池田勇人、三木武夫、中曽根康弘、小泉純一郎
(3)一部抵抗派(特定の問題について米国からの圧力に抵抗した人たち)
鈴木善幸( 防衛費増額拒否 )、竹下登( 自衛隊の協力要請に抵抗 )、橋本龍太郎(「 米国債を大幅に売りたい 」発言)、福田康夫( アフガンへの陸上自衛隊大規模派遣要求を拒否 )
そして、占領期以降、日本社会の中に「 対米自主派 」の首相を引きずり下ろし、「 対米追随派 」にすげかえる システム が埋め込まれているという。
A 氏 :検察、報道、官僚などだね。
私 :そうしたシステムで 対米自主派の政治家を追い落とすパターン を 6つ に分類している。
1.占領軍の指示により公職追放 (鳩山一郎、石橋湛山)
2.検察が起訴し、マスコミが大々的に報道し、政治生命を絶つ (芦田均、田中角栄)
3.政権内の重要人物を切ることを求め、結果的に内閣を崩壊させる (片山哲、細川護煕)
4.米国が支持していないことを強調し、党内の反対勢力の勢いを強める (鳩山由紀夫、福田康夫)
5.選挙で敗北 (宮沢喜一)
6.大衆を動員し、政権を崩壊させる (岸信介)
この 6つのパターン のいずれにも、 大手マスコミが連動 して、 首相に反対する強力なキャンペーン を行っていた。
著者は、大 国米国に毅然と対米自主性を主張した政治家 として、 カナダ の ピアソン 首相 をあげている。彼は米国内で 北爆反対の演説 をして ジョンソン米国大統領 につるしあげられる。しかし、ピアソン退陣後も歴代首相がその姿勢を受け継ぎ、 イラク戦争への参加も拒否 した。今、 カナダ外務省 の建物は彼を記念して ピアソン・ビル と言われているという。
日本のピアソン は誰か。