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私 : 10 日 の朝日新聞夕刊「思 想の地層 」欄に「 法の支配と原発 残留の義務、誰にもなかった 」と題した 小熊英二 氏の寄稿が掲載されている。
小熊 氏は、「 報道では、所員の無断撤退が問題とされた。しかし本来、民間企業の従業員に、こうした状況で残れと命令する権利は誰にもない。拒否する権利、少なくとも辞職する権利は、保障されなくてはならない 」とコメントしている。
A 氏 : この日 、 福島第 1 原発所内 では 毎時 400 ミリシーベルト が計測された。これは 5時間でも致死率 5 % 、 8 時間では致死率 5 割 に相当する線量だ。
私
: 小熊
氏はこのとき 所員の9割
は 無断撤退
し、 約
70
人
が残留
したが、欧米では彼らを「 フクシマ50
」と呼んだ。
「 それは 勇敢さを称(たた)えたからだけではない
。
そんな状況で所員を働かせる人権無視に驚いた
」
のであるという。
A 氏 : 門田 氏が 週刊ポスト で報じている 海外の反応 と違うね。
私 :ある ドイツ在住者 は、当時の新聞投稿で、この問題への 欧州人の反応 をこう記しているという。
「 民主主義の先進国で、これが可能なんて信じられない。ドイツ人ならみんな、残って作業するのを断るだろう。欧州なら軍隊は出動するかもしれないけど、企業の社員が命をかけて残るなんてありえない。まず社員が拒否するだろうし、それを命じる会社は反人道的とみなされる 」
A
氏
: 軍人
は死ぬ可能性のある命令でも従う旨を契約しているから、政府が軍の 核対応部隊
などに 残留を命令できる
。だが そんな契約をしていない民間人
に、 残留を命じる権利
は誰にもないし、またそれに従う義務もないというわけだ。
菅都相の東電撤退拒否は 命令でなく要請
だ。
私 : この投稿者は、「 日本でこのような議論があまり無かった気がする 」と述べている。それはなぜか。日本では、民間企業の従業員が 人権無視の契約外命令 を受けても、 拒否できないことが暗黙の前提 とされているからだ。そして日本の原発も、 その前提で運営されている のであると 小熊 氏は言う。
門田氏とまったく違う視点
だね。そして、それは「 吉田調書
」の朝日新聞記事とも視点が異なる。
その 小熊氏の多少反朝日の主張
を朝日新聞があえて掲載しているのは意味があるね。