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私
:
「アジアインフラ投資銀行
(
AIIB
)」
は、 習
氏が昨年
10
月
に東南アジア歴訪時、 設立構想
を披露した。
第2次世界大戦後
に 米欧主導
でできた ブレトンウッズ体制
に基づく 国際経済協調の枠組みへの挑戦
で、 日本
が主導する アジア開発銀行
(
ADB
)の 対抗勢力
にもなる、と見る向きもある。
アジアや中東
の
21
カ国
がすでに
AIIB
に参加の意思を示している。
A 氏 : AIIB の設立 を待たずにアジアでは、すでに中国が幅広く インフラ建設 に乗り出している。 ヒマラヤ山脈の水資源 を電力不足の解消に生かせない ネパール の中部では、中国が 水力発電所を建設中 。西部でも、新たな建設で合意した。 総工費 1億ドル超 を 中国輸出入 銀行 が融資。 中国の業者 が建設にあたる。 ネパール のギャワリ・エネルギー相は「 発展のために外国の資金が必要だ 」と話したという。
私
:この ダム建設計画
は、 アジア開発銀行(
ADB
)
も融資を検討したが、住民1万人以上の立ち退き問題や環境問題を
NGO
が指摘し、実現しなかった。
地元出身の環境活動家
バンダリ氏は「
ADB
の投資には透明性があるが、中国の場合は説明責任
がはっきりしない
」と不安げだという。
A
氏
:
08
年
の 金融危機
後、 新興国
が世界経済を支え、 中国やインド
を含めた
G20
が首脳級の枠組みに格上げされ、
10
年
、
IMF
は 新興国の出資比率
を高める「 クオータ改革
」を決めたが、「 拒否権
」を持つ 米国議会
が承認していない。
中国
には「 既存の体制内で影響力を増すことも一度は考えたが、その期待は裏切られた
」との思いがある。だから、
7月
には他の新興
4
カ国と
BRICS
開発銀行
設立を決めた。
私 : 米政府内 には、当初から AIIB への警戒感 が強い。自国が最大の出資国である IMF の改革すら認めない 米議会 が、 中国主導の新国際機関 への出資を認める可能性は極めて低い が、 米国 などの既存の機関だけでは インフラ資金 は到底足りない。 AIIB の協力を生かせる部分はあるという。
AIIB は 中国経済 が抱える『 二つの過剰 』・なわち、「 約4兆ドルまで積み上がった外貨準備 」と「 中国内で余ったインフラ用素材 」の解消にも役立つという「 一石二鳥」の効果 があるという見方もある。
米国主導の世界銀行・ IMF と 中国主導の新国際機関 とは対立するのか、協調するのかが今後の問題だね。