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私 : 書評 で読みたい 本を選ぶ基準の一つは金額で、二千円以下の本 を選ぶ。
理由 は、 高い値段の本は厚い ので、図書館で借りても 期限内に読めない からだが、これは本を買っても同じで 積読 になりやすいのと同じ。
今週 は、特に読みたいという本は登場しなかったね。
興味を持ったのは、 書評欄の次のページにある「ビジネス」関係の書評 だ。
これは 毎回、1冊ずつ 紹介される。
今週 は、「 シャープ崩壊 名門企業を壊したのは誰か」日本経済新聞社〈編〉 をとりあげている。
評者は 森健氏(ジャーナリスト) 。
A 氏 : 2月、シャープが経営再建の相手に選んだのは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業 だね。
私 : 創業百余年、電卓や太陽電池など独創的な商品をつくってきた名門 がなぜこんなことになったのか、 答えは本書の帯に「この惨劇は人災だ」と端的に記されている という。
人事抗争に明け暮れた結果、起きた悲劇で読後感も苦い と 評者 は言う。
解決法 はあったはずだが、 経営陣の態度が問題を複雑にした 。
社内事情を優先する内向き志向 で、 人事は情実で采配 し、 コンサルは5社も次々契約で混乱 。
経営能力に欠けるトップが失敗 すると、 商売敵との交渉 まで進める人も出てくる。
読んでいくうち、 これはダメだ という 苛立ち ばかり募り、 技術者 たちは当然だろうが、 取材する記者の筆にすら無念の思いが滲む という。
経営実務と社風について戒めの書とも言える と 森 氏 は評価 する。
A 氏:同日の朝日新聞の「日曜に想う」欄 で「 鴻海隆隆、シャープ寂寂 」と題して 特別編集委員・山中季広 氏が、 シャープ問題 をとりあげているね。
山中 氏は、 台北郊外にある鴻海(ホンハイ)精密工業の本社 に取材に行く。
本社は簡素な4階建て で、一見どこかの 町工場風 だ。
あのシャープがこの鴻海の手に渡るかと思う と 寂しさが胸にズンと来た という。
私 : 東芝を含め家電大手が沈むなか敗因分析 が盛んだ。
この数十年 、 日本で開発された製品 から 日本の消費者がどれほど誇りや自信 をもらったことか。
シャープのワープロ「書院」、携帯端末
「ザウルス」、「亀山モデル」の液晶テレビ
。
ソニーの「ベータマックス」「ウォークマン」
。
お世話になった品々に改めてお礼を申し上げたい気分 だと 山中 氏は言う。
俺も 最初の「ウォークマン」 にとびついたし、 「ベータマックス」 を愛用していたね。。
いまも 日本の企業エンジニアたちは次世代に挑む 。
接客ロボット、無人運転車、通訳機、人工光合成 ――。
どれも地球規模で暮らしを一変させる力を秘める 。
日本の技術がもう一度世界の消費者を夢中にする日 まで、 意地でも長生きしてみたいと思った と氏は言うが、 同じ世代 の俺もそう思う。