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A 氏 : 終末期の医療 については、このブログで 1つの知的街道 としてとりあげてきたね。
「終末期の医療」 、 新聞広告「欧米に寝たきり老人はいない・自分で決める最後の医療」 、 「欧米に寝たきり老人はいない・自分で決め る 人生最後の医療」
私 :今日の新聞の フォーラム欄 では、 2月から4回連載した「最期の医療」 についてまとめていて、 2つの例 を紹介しているね。
まず、最初の例は カメラマンだった夫 (当時68歳)が、仲間と食事中、 気管に肉を詰まらせ窒息 。
30分 脳に酸素が供給されず 、 自発呼吸は回復しなかった 。
1週間後、 担当医 から 治療方針 を問われ、「 治療を整理し緩やかな死を迎える 」「 薬の投与など少し積極的に延命する 」「 気管切開をして気道を確保し積極的に延命す る」の 3通り が示され「 家族でよく話し合って決めて下さい 」とゆだねられたという。
A 氏 : 常々、夫婦でいざという場合は「 延命はしない」「葬式も墓も不要 」と話し合っていたが、「管はつながっているものの眠っているだけに見える。温かな肉体がなくなってしまう恐ろしさ、生死をゆだねられた重さ、苦しさで、とても悩みました」と 妻 はいう。
娘夫婦 とも繰り返し話し、 妻 が「 肉体を傷つけてまでの延命はしない 」と 最終決断 したという。
夫は1カ月後、家族に見守られながら静かに旅立った という。
しかし、 妻 はその決断がよかったのか、 今でも悩まない日はない という。
最期のあり方 は人それぞれ、 正解のない問いの繰り返し だから、 事前に意思を示すことが大切 なのだと感じるという。
私: もう一つの例 は 老人ホームに住む100歳の老人からのメール で、そこには、 思い切った提言 があったという。
老人 は、 心臓弁膜症 を患い、 要支援2 で「 腎機能が悪化した 」とも診断されたが、 人工透析 を受けるつもりはないという。
あと10年で年間に亡くなる人の総数は170万に激増 するから、これまでと同じように 延命措置を施していれば医療費はいくらあっても足りない 。
国民全体の経済、医療 を考えれば、 延命のための延命はやめるべき で、 浮いたお金は「がんの緩和ケアや介護保険の充実、若年層の貧困対策などに回すべき だ」 という。
この 老人 の 「 延命の一律制限 」という、 人生の若輩者にはとても言い出せない思い切った提案 に驚くばかりだという。
「欧米に寝たきり老人はいない・自分で決める人生最後の医療」 にあるように、 2013 年 、 病院のベッド数は 158 万。
このうち療養ベッド数は 33 万 。
このほとんどが 無意味な人間の尊厳を無視した延命治療を何年も受けている病床 だというが、 真剣に考えるべき問題 だね。