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私 : 今週の日曜書評 では、あまり興味を引く本はなかったが、付属する 「売れてる本」コーナー と 「ビジネス」コーナー には興味を引く本があった。
「 売れてる本」コーナー では例の タックス・ヘイブン を扱った 志賀櫻〈著〉 「タックス・ヘイブン 逃げていく税金」 、 「ビジネス」コーナー では 黒川清〈著〉「規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす」 があげられている。
A 氏 : タックス・ヘイブン は例の「 パナマ文書」のニュース 以来マスコミで報じられていて、このブログで最初に「 タックス・ヘイブンの知的街道 」でふれたのは、 10年前 で、 イグナシオ・ラモネ著杉村等訳「グローバリゼーション新自由主義批判事典」 、 高橋篤史著「粉飾の論理」 で登場しているね。
そして、今年になって、 「世界の権力者が寵愛した銀行・タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白」 が登場し、 「『パナマ文書』米司法省が調査 各国首脳ら、租税回避か」 というニュースとなる。
私 :この 志賀櫻〈著〉 「タックス・ヘイブン 逃げていく税金」 は 2013年に岩波新書で刊行 されているから「 パナマ文書」以前の刊行 だが、最近、また売れているという。
世界経済の規模は七千兆円程度 で、ある推計では、 タックス・ヘイブン に秘匿されているお金は二千兆~三千兆円 に及び、 この膨大な金 が 資本市場 に流れ込み、 実物経済の10~20倍とも言われる巨額のマネーゲーム を動かし、それが リーマン・ショックのような破綻 を引き起こし、 実物経済さえも破壊する 。
A 氏 :一方で 日本国内 では、 無駄な公共事業や租税特別措置によって莫大な税金が消えていっている ことが、続編『 タックス・イーター 消えていく税金 』で克明に描かれ、これが 巨額の財政赤字を生みだした という。
まさに「 内憂外患 」そのものの状況を、 日本 は乗り越えられるのか。
かなり 暗澹となる内容 だが、まずは この現実を正確に認識することが重要 で、その意味で本書がベストセラーとなったことは 第一歩 といえるだろうと 評者の佐々木俊尚 氏(ジャーナリスト)は言う。
私 :「 ビジネス・コーナー」の 黒川清〈著〉「規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす 」は、 福島第一原発事故 後、政府や東電など 四つの事故調査委員会 が立ち上げられ、このうち 海外の評価が高かったのが国会事故調 で、ネットで調査の様子も公開し、 報告書では事故を「人災」 と記した。
本書はその国会事故調の元委員長による警告の書 だという。
原子村の 日本的な体質 を指摘しているという。