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A 氏 : 昨日のこのブログ で 日本の賃金が低迷している のに、「 コストコ」の時給が高い ことにふれていたが、 今朝の新聞 では、 携帯電話大手のKDDI で、 正社員と非正社員の賃金格差を縮める取り組みが続いている と報じているね。
私 : KDDI は最近、 契約社員の給与 を徐々に上げていて、 14年 は一部の対象者に 月額平均1万2800円 、 15年 は 全員一律で月額4800円 、 16年 は 月額平均5457円賃上げされた という。
同時期の正社員の賃上げ は、 14年はなく 、 15年は月額平均2700円 、 16年が一律で月額500円か千円 。
いずれも 非正社員の方が賃上げ幅が大きかった 。
A 氏 : 組合の活動 もあるね。
KDDI では、 入社すると必ずKDDI労組の組合員になる ことになっていて、 3月時点の組合員数は、正社員8197人、契約社員 2959人 。
労組 として、 3割弱を占める非正社員の待遇改善を重視 する必要もあり、 執行部 は「 契約社員も頑張っているのに賃金水準が違いすぎる 」と 正社員にも方針への理解を求めた という。
賃金水準 が低く、 契約期間が短い ことなどから 離職するケース もあり、 競争が激化 する中で、「 契約社員がいないと仕事が回らない 」という 正社員の声 もあり、 14年からKDDIの労働組合 は、 春闘交渉 で 正社員より非正社員の賃金改善を優先 してきたという。
「 非正社員の賃上げを優先した14年は組合にとって転換点だった 」と話す。
会社側
も「 業績を上げるには契約社員
の活躍が不可欠
」と応じ、
今 春闘
で、 正社員への登用制度がなかった一部の非正社員
について、 実施時期は未定だが登用制度の導入
も決まった という。
私 しかし、 労組 の中で、 こうした動きはまだ少ない ね。
連合の集計 では、 今年の春闘で非正社員の賃上げを求めた傘下労組 は、 何らかの要求を出した労組全体の8%にとどまった という。
青山学院大学の山本寛教授 (人的資源管理論)は「 正規がやっていた仕事まで担う非正規が増えているのに、賃金は低い。KDDIの取り組みは格差を埋める上で歓迎すべきこと 」としつつ、「 根本的に格差を改善するには正社員への登用をさらに進め、安定雇用にした上で、短時間勤務などでも力を発揮できるようにしていくべきだ 」と指摘。
A 氏 : 昨日のブログの「コストコ」の例 のように、 小売、サービス業の効率化 という観点から、 非正規社員の賃上げ は重要になってきたね。
私 : 先進国では珍しい日本の平均賃金の横ばい を脱して、 低迷する個人消費 を向上するキッカケになるだろうか。