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私 : 日本の賃金は減り続けている 。
OECDの統計 によると、 日本のフルタイムで働く人の平均賃金は1997年をピークに下がり続け、2014年には400万円を割り込んだ 。
主要国 でこれだけ 長く賃金があがらないのは珍しく 、 韓国は上昇を続け、07年に日本に並び、今や上回る 。
A 氏 :しかし、 GDPや企業の利益は平均賃金のようには減っていない ので、 生産性が上がっても、その分け前が働き手に分配されにくくなっている のだという
私 : 転職市場が発達した米国 なら、 賃金カット すれば働き手が逃げていくので賃金は下がりにくく、 市場の力で、伸びる産業や賃金が高い産業に人が移る 。
欧州では、産業別組合が賃金を守る 。
しかし、 日本では職を失うと再就職が難しい し、 組合も企業別で弱く 、 賃金よりも雇用が優先される 。
A 氏 : 失業率は上がりにくいが、賃金は下がりやすいという構造 だね。
私 :もっとも、 平均賃金が上がり続けている米国 高所得層が全体を大きく押し上げ、普通の働き手には果実が回っていないのが問題になっている 。
中間層がやせ細っているのは先進国共通の現象 だという。
A 氏 : GLOBE では、 小売業 の「 コストコ」の高賃金 がかえって、 経営コストを下げるという経営方針 である例を紹介しているね。
私 : 米国の小売業は離職率が高く 、 1 年で従業員の半分近くが辞める企業 もある。
しかし、 相場よりも圧倒的に高い賃金ならほとんど離職しない 。
その結果、かえって、 ムダな採用コスト もかからず、 従業員は仕事に熟練 していき、 客との対応もよく、売上にも貢献 する。
A 氏 : 仙台市のベッドタウン、宮城県富谷町に 4 月末にオープンした米国発の会員制量販店「コストコ」 が、 アルバイトでも最低時給 1200 円 で募集をかけた。
1200 円は、この地域ではずば抜けている 。
1 月から開いた面接会 には 計 1000 人規模の応募者が集まり、約 400 人が採用 されたという。
客からの電話での問い合わせに答える若い女性の時給は 1250 円 で、以前は コールセンターの契約社員として 5 年間働いたが、時給 1000 円に届かなかった 。
「 お給料が増えるとやる気も増します。次に欲しいものを考えるのも楽しみです 」という。
私 :なにか、 日本のかっての終身雇用時代 を思い出すね。
日本は1998年 が転換点で、 企業は利益を上げても賃金で還元しない傾向 が強まり、 非正規労働者の割合がたかまっていくようになる 。
結局、 企業は付加価値の高い商品を高く売れる ようにならないとダメだね。