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私 : 今月の「池上彰の新聞ななめ読み」 は、 オバマ大統領の広島演説の訳文を 演説翌日の28日付朝刊各紙 ( 朝日、毎日、読売、日経、中国新聞 )の 演説の日本語訳 を「 ななめ読み 」しているね。
中国新聞 は、 地元・広島の地方紙 で、 掲載した日本語訳は共同通信社が配信 したもの。
A 氏 : 演説の出だし の 朝日の訳 は、「 71年前、明るく、雲一つない晴れ渡った朝、死が空から降り、世界が変わってしまいました 」だね。
池上氏 は、「 新聞社によって、演説を『です・ます』調で和訳したところと、『である』調で訳した社に分かれている 」という。
私 :「 死が空から降り」(朝日) という 表現 は、 原爆投下の責任を回避する絶妙な表現 で、まるで 運命や宿命 のようではないかと 池上 氏は 指摘 する。
池上 氏はこの「 主語 」について 特に他紙との違いを強調していない が、 朝日以外 は「 空から死が降ってきて 」だね。
朝日だけ、主語が「死」で明らか 。
英語の特徴は主語が明確なこと
だから、俺は 英語の原文
を見たが
「
death fell from the sky
」で、「 death
」が 主語
だね。
その点、 朝日は、英文に忠実に「主語」を明確に訳した ことになる。
A 氏 : 実際に原爆を落とした「主語」 は、 米軍機 だから、 池上 氏は 原爆投下の責任を回避する オバマ大統領の微妙な表現 と言っているね。
私 :次に 池上 氏は、 朝日の「 なぜ私たちはここ、広島を訪れるのか。私たちはそう遠くない過去に解き放たれた恐ろしい力に思いをはせるために訪れるのです 」は、 日本語としておかしく 、「 なぜ訪れるのか」と文章が始まれば「~だからです」と受けるべきだ という。
他紙で日経だけがそういう日本語訳になっている 。
この部分で 読売だけ は「 我々はなぜこの地、広島に来たのか 」と 「来た」と過去形 になっていて、 原文を見るとcomeでcameではなく 、どうして、こんな 日本語 になるのかと 池上氏が細かく指摘 しているね。
A 氏 : 演説の最後 に「 広島と長崎は、核戦争の夜明けではなく、私たちの道義的な目覚めの始まりであるべきです 」(毎日)
「 その未来の中で広島と長崎は、核戦争の夜明けとしてではなく、我々の道義的な目覚めの始まりとして記憶されるだろう」(日経 )
とあるね。
私 : 池上 氏は「 『あるべき』なのか、『される』ものなのか、翻訳はむずかしい 」と最後に 皮肉めいた指摘 しているが、俺は 英語を見たら「あるべき」に当たる単語はないから意訳 だね。
それにしてもこの オバマ大統領の広島演説 は長いね。
英文全文を読んでそう思ったね。
もっと、 簡単でよかった のではと思ったね。