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私 : 今朝、25日の新聞 は 英国の国民投票の結果 を報じて 大騒ぎ だが、俺は、 投票前の23日のこのコラム記事に大いに興味を持っていた ね。
この欄の記事 で、 国松 氏は、「 何より解せないのは、EU残留を主張する英キャメロン政権の態度で、残留を望むのなら、国民投票など最初からしなければいいではないか 」と言っていることだね。
A 氏 : 首相は賭けに勝つと思って、勝負に出たら負けた ということか。
私 :もちろん、 反EU世論を抑えたい など、 国内事情 があるのだろうが、それは本来、 全欧州から日本企業まで心配させる大騒ぎなどにしないで 、 キャメロン首相自らが国民を説得すべき筋の話 だと 氏 は言う。
国民投票 は、 民意を政治に反映する手段 であるとともに、 ヒトラーが多用した危険な制度 でもあり、何より、 多様な世論を無理やり二つに分類してしまい、国内に亀裂を生じさせがち。
難民問題やテロなどで欧州全体が大変な時 に、なぜ こんなマッチポンプ をしなければならないのかと 氏 は 疑問 を呈していた。
A 氏 : 英国の離脱を望む割合 は、 投票前の調査 で、 フランスでは34% で 3人に1人 が「 出ていっても構わない 」と思っていたという。
仏保守系紙フィガロのネット調査 だと、 英国の国民投票前 に、 7割近くが英国離脱を歓迎した という。
私 仏有力紙ルモンド は、 その社説で「『英国離脱』という破滅的なシナリオに備えると同時に、『英国残留』という衝撃にも備えよ 」と訴え、 残留するなら残留するで、英国がEU内でうるさいことを言い出しそうで厄介だ 、というのだという。
英国 は 出るも残るも痛しかゆし 。
氏 は フランスに長く暮らした ので、 その気持ちには多少共感できる という。
今回の英国の振る舞い には、 納得しかねる部分があまりに多い としているね。
私 : 振り返ると、 単一通貨ユーロや、移動の自由をうたうシェンゲン協定 など、 欧州統合で負担のかかりそうな部分は拒否してきたのが英国 。
最初から本気でつきあう気がなく、取れるものだけ取ろうとする魂胆 だったのかと、疑いたくなってくると 氏 は言う。
つまるところ、 他の国々 は 奔放に、気の向くままに立ち振る舞える英国がうらやましい のだという。
もし、 ドイツやフランスが同じことをしたら、EU全体が崩壊しかねない し、 相互依存を強めた独仏や他のEU諸国は、つきあう相手を自由に選べないしがらみの中に生きている ことになる。
氏 は、 このコラム記事の最後 に「 不満はあろうとも、長年連れ添って思い出を紡いだ間柄だから、できれば別れず、互いに我慢を重ねた方が、少なくとも世間体は保てるというもので、面倒もより少ないに違いない 」と 投票前 に述べたが、 投票結果は別れとなった ね。