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私 : 人口約850万人のイスラエル は、 1948年の建国後、周辺のアラブ諸国と4度の戦争を繰り返し、近年はイランやシリア、レバノンのシーア派武装組織ヒズボラなどと対立 。
陸、海、空、宇宙 に続く「第5の戦場」と呼ばれるサイバー空間の防衛は安全保障上の最重要課題の一つ 。
A 氏 : イスラエルはこの「第5の戦場」と呼ばれるサイバー空間の防衛分野で米ロや中国などと並んで「最強国家の一つ」 に数えられる。
軍が誇る世界最先端の技術や人材が民間にも進出 し、 イスラエル企業の世界進出を支えるという図式も定着 している。
イスラエルには数百社のサイバーセキュリティー関連企業 があり、 2016年は同分野で世界の民間投資の2割を呼び込んだ。
私 : サイバー攻撃への対応や情報収集などを担う「8200部隊」は、最高の頭脳が集まる軍のエリート組織 。
商都テルアビブにあるセキュリティー会社KELA社 は、 「8200部隊」などで鍛えられた人材を受け入れ、同社の技術は、軍のインテリジェンスの手法が基盤 。
高い技術を求める北米や欧州、アジアなど世界各地の政府機関の防衛も請け負う同社が今、熱い視線を送るのが日本 。
「東京五輪 」を控え、巨大な潜在市場がある からだ。
A 氏 : イスラエル政府と企業 は今、一体となって 日本への売り込み を強め、 昨年11月、イスラエル発祥のサイバー攻撃対策の大規模見本市 「サイバーテック」が東京で初めて開催 され、 イスラエル企業約30社が来日 し、 約2千人の来客に技術を売り込んだ 。
日本のサイバー防衛に関わる日本政府関係者 は、 イスラエルほどサイバー攻撃を受けている国はないから、見習うべき点がたくさんある という。
私 : 2014年 には、 安倍首相とイスラエルのネタニヤフ首相が共同声明 で、 サイバーセキュリティー対話を進めることを確認。
これを機に、 インターネット空間の安全を守る日本のホワイト(善玉)ハッカー が イスラエル政府の招きで現地に行って交流したり、政府間の「日本・イスラエルサイバー協議」を開いたりするなど、協力 が始まっている。
日本のサイバー攻撃を監視・分析する情報通信研究機構 によると、 国内ネットワークへのサイバー攻撃 は、 16年に約1281億件を記録し、前年比2.4倍で、過去最高。
これらの攻撃で、 電力や交通などの重要インフラが機能不全になる恐れもある
、
A 氏 : 日本政府は2年後の「東京五輪」に向けて攻撃は更に増える と見ており、 危機感を募らせている。
経産省 によると、 情報セキュリティーに関わる人材は約28万人 いるが、 需要に対して約13万人が不足 し、 20年にはその数が約20万人に拡大すると予測 され、 人材育成が喫緊の課題 となっている。
私 :その点、この記事で紹介している 軍の先端技術を生かしてサイバー防衛を担うイスラエルの人材育成は強力 だね。
イスラエルでは高校卒業後、男性は3年、女性は2年の兵役義務 があるため、 軍のサイバー戦略を担う人材をいち早く見いだし、養成する狙い があり、 イスラエル軍は2016年に国内各地の高校でこの分野の出前授業 を始め、 今では80クラスを開講 する。
A
氏
: イスラエル
軍
は サイバーセキュリティーの実習や部隊見学を含む「サイバー防衛」の授業も開講
し、 現在では10校近くの高校に現役の担当官が出向き、未来の「サイバー戦士」の育成を担っている
という。
私
: 日本
では、 差し迫った「東京五輪」に対しての 情報セキュリティーに関わる人材の不足約13万人を養成するという喫緊の課題
を どのようにイスラエルの協力のもと解決するのだろうか。
日本には背景 に 「2018年、大学に試練 18歳人口、再び減少期に」 でとりあげたように 少子高齢化問題による人材不足 がある。
ところが、 イスラエル女性の特殊出生率 は、 現在3程度 であるが、これは ドイツ、ロシア、ポーランドなどの2倍 であり、 先進国としては異常とも見える高さ であるという。
この点も学ぶべきこと かも知れない。