November 3, 2004
XML
カテゴリ:
マンハッタンに肥満の人は少なかった。数年前に比べても、ずいぶん減ったらしい。

マンハッタンで見かける肥満の人は、ほとんどが地方からの観光客だという。

街を歩けばいたるところに小規模なジムがあり、健康食品の店なども目につく。日本食などヘルシーな食事の人気も高く、「健康」や「ダイエット」はニューヨーカーの最大の関心事のようだ。

人種のるつぼニューヨークでは、あらゆる国の料理が食べられると言っても過言ではない。滞在したアパートの周辺でも、見かけなかったのはロシア料理屋くらいだ。

『地球の歩き方』などには、本国よりおいしい店も多いなどと訳知りなことを書いている。だから、期待していないわけではなかった。

しかし。どんな国の料理も、アメリカナイズされているようなのだった。

味付けは大ざっぱで、量が多い。

いちばん目につくのはイタリア料理屋だが、アメリカ在住5年のNくんによると「ニューヨークのほとんどのイタリアン・レストランはマズイ」とのことなので、他の国の料理にしても推して知るべしであろう。

マンハッタンにはいたるところにデリがある。不足しがちな野菜サラダやフルーツなどを気軽に食べることができ、旅行者にはとりわけ便利だ。



こうした現象には、アメリカ文化の根本的な問題が潜んでいるように思う。

料理の味のほとんどは、素材で決まる。素材のよさに寄り添いつつそのおいしさを引き出すのが上手な料理である。

しかし、アメリカの料理は、どんな種類のものであれ、素材の持ち味に配慮することが少ないと思う。素材を力でねじ伏せるように味付けがされていると感じることがほとんどなのだ。

たとえ薄味であっても、「強引な薄味」に味付けされていると感じてしまう。「力でねじ伏せるアメリカ」を常に感じてしまうのだ。

イタリアを1ヶ月旅して日本に帰ったあとは、日本の食べ物がまずく感じられてしかたなかった。

ニューヨークに1週間滞在して日本に帰ってみると「日本はなんて食べ物のおいしいところなのだろう」と感動する。

ニューヨークでしか味わうことができなくて、しかもおいしいもののひとつはブルックリンにある地ビール屋が作っているビール。主力の「ラガー」はマズイが、「ピルスナー」がすばらしい。

マンハッタンには吉野家がある。あと1週間ニューヨークにいたら、必ずや訪れていたにちがいない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  February 5, 2010 11:13:26 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

ペスカトーレ7

ペスカトーレ7

バックナンバー

December , 2025
November , 2025
October , 2025

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: