April 25, 2009
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カテゴリ: クラシック音楽
「奏楽」と書いて「そら」と読ませる。札幌在住の若手演奏家と札響首席オーボエ奏者の岩崎弘昌によって2008年に結成されたアンサンブルグループ。

そのグループが企画したモーツァルトの協奏曲全曲を演奏するシリーズの第一回が開かれるというので行ってきた(江別えぽあホール)。

演奏されたのはピアノ協奏曲第1番から第4番までとフルート協奏曲第1番。

モーツァルトに限らず、大作曲家の作品といえども、実際に演奏されるのはごく一部。特に初期の作品が演奏されることはめったにない。

しかし有名曲以外にも大作曲家ならではの閃きが感じられる作品というのは少なくないし、初期の作品を知ることは、より成熟した後期の作品の理解に資することも多い。

というわけで、CDを買うときは全集を買うことにしているのだが、今回、モーツァルトの協奏曲全曲を実演で聴けるというので、隣町までわざわざ出かけてきた。

出かけた甲斐はあった。20人弱のオーケストラは水準が高く、指揮者なしでもアンサンブルに乱れがなく、ソリストとのかけ合いにも積極的で自発的なアンサンブルが聴かれた。

モーツァルトのピアノ協奏曲第1番から第4番までのすべては、モーツァルトの作曲ではなく、他の作曲家の作品を編曲したものだというのは、今回初めて知ったが、音楽そのものはともかく、響きはすでにモーツァルトのものになっているというのが発見だった。

四人のソリストの名前を記しておくと、西條暁、前田朋子、中山真梨子、森希美。若手ピアニストというとどんな曲でもショパンやリストを弾くみたいに弾く、というのが一昔前の印象だったが、いずれもきちんとした様式研究の成果が感じられる演奏だった。



このシリーズは年に1度のペースを予定しているらしいが、もう少し頻繁にやってくれたらと思う。








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最終更新日  May 16, 2009 05:22:12 PM
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