December 16, 2010
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沖縄へ行ってきた。3泊4日。

北海道からの直行便がなくなって久しい沖縄は、東アジアに行くよりも遠く感じる。そうした地理的・物理的な距離のせいだけでなく、文化や風土も外国のようだ。言葉が通じるだけに、よけいに「違い」を感じておもしろい。

高齢者を連れているのでマリンスポーツはできないしその時期でもない。前もって決めていたのは天候が悪くても楽しめる美ら海水族館だけで、あとはホテル滞在をメーンに考えた。

そうするとホテル選びが最重要事項になる。しかも3泊程度だと連泊が望ましい。

沖縄旅行で難しいのは、自由に動こうとすると旅費がひどく高くなり、さりとてパック旅行だと制約が大きくなってしまうことだ。しかも羽田発那覇行きの午前便や那覇発羽田行きの夕方便は早々に売り切れてしまう。結局、宿泊場所の選択肢は狭まるが、航空会社のツァーを使うのが短期旅行の場合のベストチョイスになる。今回はANAのスカイホリデー、マッタリーナホッコリーナを利用。ホテルは最上級で3朝食1ランチ1夕食、バーとカフェの利用券が1回分ずつ、レンタカー4日間で7万円ほど(ANAカード利用者5%OFF)。

希望時間のフライトが空いている日を検索すると11月下旬の時点で最短は12月12日。それも数席しかなかった。

レンタカーは追加料金1日500円を払ってハイブリッド車にした。ホンダのインサイト。ANA指定の会社はニッポンレンタカーだったが、これがよかった。何しろ国道58号線沿いで、大きな木の形をした樹上レストランの隣なので、返却時に迷うことがない。

滞在するザ・ブセナテラスのある名護市までは国道を走って90分ほど。ちょうど昼食時になったので、宜野湾市にある「あらはビーチ」を望むイタリアン・レストランに。このビーチは最近できたらしいが、基地が近いせいか外国人が多く、まるで外国のビーチに来たような気がするほど。このあらはビーチは穴場と感じた。那覇に滞在しても、ここならすぐ来られるし手軽にリゾート気分が味わえそうだ。

万座毛に寄る。ここは次の日も来たが、この日は風が強く、波がすごい迫力だった。ビデオムービーを持ってこなかったのを後悔した。
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翌朝は曇天だったが、部屋からの眺め。10階建の8階。オーシャンビューの部屋だとだいたい同じように見えると思われる。曇天なのにエメラルドグリーンのイノーは何時間見ても飽きない。
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沖縄は天気予報のあたらないところらしい。1日の間でもくるくる変わる。好天も悪天も長続きしない。13日の天気予報は曇りということだったが、万座毛では晴れたし、ビオスの丘でも陽が差して、汗ばむほどの陽気。

「ビオスの丘」はうるま市にある自然観賞施設=植物園。沖縄本島に4頭しかいない水牛のうち2頭がいる。売り物は所要時間20分ほどのジャングルクルーズで、天然のランやサルオガセモドキを見ることできる。このガイドの語りがいかにも沖縄人風でおもしろい。展望台の階段に変わった昆虫がいた。ナナフシの一種だと思われる。
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このガイド=船頭が教えてくれた小宇利島に翌日行ったが、「沖縄本島で最高の海」というだけあって絶景だった。ここを全く載せていないガイドブックもある。沖縄在住のメル友にきいて地名だけは知っていたが、このガイドの一言で行くことを決めた。

14日はやはりこのガイドおすすめの美ら海水族館でのイルカショーに。ここは3度目だが、こんなアトラクションがあるとは知らなかった。ダイビングをやらなくても海中体験ができるこの水族館はときどき来る価値があると思う。今回はウミガメの美しい模様が印象に残った。
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イルカショーのときは雨が降ったのに晴れてきたので、水族館近くのエメラルドビーチとフクギの森に行った。エメラルドビーチのいちばん奥は砂浜ではなくなり小さな島がある。このあたりからフクギの森から始まる。森の中には細い道があり、人家があって集落になっている。何とも日本離れした不思議な光景だ。以前来たときは水族館の徒歩圏のペンションに泊まり、この森を散歩したりしたが、ここは観光客も少なく静かで長期滞在にはよさそう。
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小宇利島は、美ら海水族館からは近いのにけっこう時間がかかった。行き方もわかりにくいので、カーナビがなければかなり詳細な地図が必要かもしれない。小宇利島の手前にもうひとつ島があり、その島との間の大橋からの眺めは、橋の両側がかなり広いイノーになっていて雄大。
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ブセナテラスは沖縄本島ではカヌチャベイと並び称せられる高級ホテルらしい。デザイン、ホスピタリティ、サービスのどれをとっても文句のつけどころがない。このホテルを企画した人の、そのセンスや創造力には脱帽。単なる高級ホテルというより芸術作品とさえ言ってもいいかもしれない。すべてのサービス業関係者は、このホテルに数泊してホスピタリティの何たるかを知っておく必要がある。特に北海道のそれは(笑)

旅とは思い出を作るためのものである。思い出の主要な部分を占めるのはホテルだ。旅の正否はホテル選びでかなり決まるということだが、このホテル以上のホテルはもういらないというくらい気に入った。
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小さな岬部分を作られたホテルだが、その岬の先には海中展望塔があり、そこへは細い橋を歩いていく。この橋が狭いので、まるで海の上を歩いているよう。なかなかほかではできない体験だと思う。
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沖縄は最高気温26度。ブセナテラスのバーは冷房が強くて寒かったくらいだが、帰り着いた千歳は氷点下、銀世界でまるで外国のようだった。





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最終更新日  December 21, 2010 05:06:12 PM
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