November 1, 2013
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東京に来ている。目的は4つ。三軒茶屋のサロン・テッセラで開かれる「テッセラの秋 第13回音楽祭」をきくこと、千葉動労その他呼びかけの国際労働者集会に参加すること、映画「ニッポンの嘘」を見ること、そして東池袋の共同スペース「りべるたん」を体験することである。

もうひとつ、東京インターナショナルオーディオショウにも行くつもりだったが、結局5泊した「りべるたん」がおもしろくも刺激的でかすんでしまった。

運もよかった。たまたま大学祭シーズンで、自主乾杯祭や脱就活シンポジウムなどに参加する学生やOBが全国から来ていて交流できた。女子大生数人と雑魚寝した50代男は世界的に見ても稀だろう。

GoogleMAPで場所を見つけられないという初めての体験をしつつたどり着いたりべるたんには、たまたま法政大文化連盟の前委員長と現委員長がいた。しかしこのふたりは昨年の「全日本無罪祭」で見知っていたので、すぐに打ち解けることができた。

りべるたんに居住しているのは映像作家志望のMくん、科学喫茶コペルニクスの店長Kくん、ゆとり全共闘の菅谷くん。それに演劇をやっているEさん、全国学費奨学金問題対策委員会代表の東洋鍋子さんなどが入れ替わりで登場し、マイナー有名人たちの顔と名前がはじめて一致した。

ヒッチハイクでやってきた同志社大のカップル、北大出身のNくん、やたら戦闘的なHくん、神戸大のイケメンSくん、やはりイケメンだが童貞の明学大Mくん、それぞれ早慶に進学が決まっている横浜の高校3年生二人組など、革命系若者多数と一度に面識ができるのがりべるたんマジック。

りべるたんを知ったのはたまたま某大学構内で飲酒闘争を行っていたグループに声をかけたからだが、ひとりを知るとたちまち何十人もの知り合いができる。

自由と自治は切り離せない。言論や表現の自由は、それを行える場所の獲得なしにはありえない。自治的空間はかつて学生会館や学生寮だけでなく大学自体にあった。しかし、こんにちでは大学内でビラまきができない、立看板が立てられないといった状況が普通になっている。大学が学問の府であるよりは利潤追求の営業組織になってしまったからだ。

学外でのビラまきに対して「営業妨害」として恫喝的な仮処分申請をした法政大学は、新自由主義大学の先頭を走っていると言って過言ではない。そうであるなら、大学の名に値しないこうした大学は解体をも視野にいれて戦わなくてはならない。



法政大学では学祭での飲酒を禁止するだけでなく、今年からアルコールを摂取した人間の入場すら禁止するようになった。こうした管理の思想からファシズムまではほんの一歩である。

法大文化連盟の学祭実行委員会打倒方針の正しさは明らかだが、こうした管理の思想は日本社会全体の風潮の反映でもあるだろう。

そうであるなら、法政大学と同じく日本社会自体も解体の対象だが、その核心点は、管理の思想を体現する走狗どもの一掃ではないだろうか。

おもしろいのは、たとえば科学喫茶コペルニクスのKくんが典型的なのだが、中心的なメンバーはむしろノンポリだということだ。しかし言いがかりとしか言いようのない不当逮捕を経験することによってこの社会のからくりに気づき、かなりの決意性を要求されたようなデモに気軽に参加するようになっている。

このブログを読んでいるであろう公安のクズどもに告ぐ。微罪の不当逮捕を激発せよ。そうすればノンポリが革命運動に決起する。

逮捕だけでなく、わたしに加えたような理不尽な暴力を加えると最高だ。そうすれば、青春の通過儀礼ではなく、わたしのように死ぬまで革命を追求する人間が弾圧の数だけ現れるだろう。





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最終更新日  November 7, 2013 08:42:58 PM
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