2005.03.11
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夫結婚する前夫は姑のことを「神様のような人」と言っていた。

私はそのとき姑に対してそんなに悪い印象は無かったが夫の言うのを鵜呑みにはしていなかった。

子供の頃同居していた祖母と母の間に漂う微妙な空気に感づいていた。

私には優しい祖母が母と喋るときにはとげとげしていることもあった。

だからそうは言っても世間一般には嫁に対して神様のような姑なんて居ないとは思っていた。

結婚後二人で実家に行くと笑顔で迎えてくれた。

実家では夫は私をほったらかしにして将棋に夢中になっていた。

姑は「晩御飯を食べて行き」といってくれたり、待ちくたびれて私が居眠りをしていたらそっと毛布をかけてくれるようなこともあった。

だがそれは表面上だけのことだとすぐに気づいた。



姑が夫にこぼしたらしい。

私は耳を疑った。私は向こうで姑がご飯のしたくとかをし始めると「何か手伝うことはありませんか」と聞く。

すると姑は「エエから座っとき」という。

お正月なども準備は大変だけど義姉たちがふたりもいるし、姑のお気に入りのいとこ(女性)が台所に立ち私が手を出す隙が無い。

それなのに陰に回って夫にそういうことを言っているとは。

姑は気に入らないことがあると直接は言わずいつも夫や義姉を通じて私に伝える。

夫とはそのたびに喧嘩になった。

夫は私の言い分を聞くより姑の方を弁護するばかりだった。

それでも私と姑が大きな喧嘩になることは無かった。

昨日の話の続きに戻ろう。

マイホームの契約の朝になって契約をドタキャンされた私はもちろんショックだったがそのほかにもショックを受けた人がいた。



彼女も契約の日の朝になってのドタキャンにビックリして理由を聞いてきた。

姑の反対を告げると彼女は姑の説得を買って出た。

彼女は夫の実家へ説得に向かった。しかし姑は首を縦に振らない。

聞く耳も持たない。ベテラン営業ウーマンのいかなる説得にも応じない。

彼女はがっかりとして説得が不調に終わったことを報告に来た。



早朝からの電話もピタっととまったからむしろほっとしていたようだ。

「また、そのうちにええ物件もあるやろ。急がんでもまたチャンスがあるから」

「またっていつよ、今決断でけへん者が何年たっても絶対にでけへんわ」

毎日のように私たちは言い合っていた。

偶然目をつけていた家の近くを通りかかると契約予定日から1ヶ月もたっていたのにまだ売り家の看板が上がっていた。

「まだ売れてないんや」

夫の心が少し購入へ傾いたようだった。

私は「何年待ってもきっとお義母さんは賛成してくれへんわ。大体一生借家におったらええねんていうとったくらいやから」「そんなこと言われててあんたは悔しくないん?」
思わず私は夫をあおるようなことを言ってしまった。

それは確かに姑が言ったことだった。そのとき夫も居たがその言葉は聞いては居なかったみたいだ。

それを改めて私の口から聞いて夫は「よし、あの家を買おう」と決心した。

皮肉にも姑の口から出た言葉が夫に購入を決意させる結果となった。

このことは姑は今も知らないだろう。


「どうしてもあの家を買いたい」

私たちは夫の実家へ行って再びマイホーム購入の話を切り出した。

意外にも今度は義姉が口ぞえをした。

「家を買うのを許したろう」

でもそれは優しさから来ている言葉ではなかった。

義姉は続けていった。

「このままずっと反対して家を買われへんかったらこの子らは私らが反対したからか買われへんかったとずっと思うやろう。
家を買ってローンに苦しんでやっぱり私らの言うとおりにしとった方がよかったと後悔させてやりたい」

また「家を買ったからというも付き合いはちゃんとしてもらうで」と妙な釘をさされもした。

しぶしぶながら舅姑もやっと納得してもらえた。

しかしこの後姑の嫌がらせはまだまだ続いた。

早朝の電話こそなくなったが形を変えての第3ラウンドが始まった。











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最終更新日  2005.03.11 15:20:02
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