2007.07.20
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今日の透析の後お昼を食べている時に見た週刊誌から。

伝説的な義足職人がいるという。

彼が考案した義足をつけたら痛みもなく歩けなかった人もスイスイ歩けるようになるという。

その義足をつけたら皆驚く。

長年の膝の痛みがなくなる。

頑張ってリハビリをしようと言う気になる。

だからしばらくしたら義足も要らなくなる。

彼の義足は義足を卒業して歩けるようになるための義足なのだ。

本当は何度も作り変えて作ってもらったほうがもうかる。



彼は元々障害があった。

足も不自由で背中もこぶのように曲がっていた。

背も低かった。

十代のころコンプレックスゆえに荒れた。

そんな彼が北海道の幸福駅の事を聞いてふと行って見たくなった。

しばらく北海道に滞在して仕事をした。

その時に先輩に紹介されたのが今の奥さん。

少し年上で彼女も足に障害があった。

紹介される前から彼は奥さんを知っていた。

彼が働く工場の前をいつも長い時間を掛けて歩いている女性がいた。

頑張りやさんだなと思って彼はいつもみていた。



手術をしてもらい彼は日常生活に不自由のない体になった。

背中のこぶも目立たなくなった。

やがて2人は結婚した。

彼は今度は自分が障害者のための仕事をしたいと思うようになった。

義足職人の学校に行ってその後独立した。



病院を回って営業をしても仕事はない。

しばらくは赤字続きで借金がかさんだ。

そのうちに口コミで患者さんが来るようになった。

彼はどこをどうして欲しいか徹底的に患者さんの話を聞いた。

ある日、一人の男性が彼を訪ねてきた。

妻に義足を作って欲しいという。

彼の妻は病気の後遺症で足が曲がってしまって歩けない。

色々と工夫をしてみたが奥さんに合う義足は作ることが出来ない。

彼は謝った。

奥さんに合う義足は作れないとわびた。

旦那さんは怒った。

「あんたはできると言ったじゃないか?頼むから妻を歩かせて欲しい」

その言葉にはっとした。

彼の妻も足が不自由だ。

義足を作ってやりたいが作れない。

もし彼が旦那さんの立場なら自分でも怒っただろう。

彼は旦那さんに言った。

時間を下さい、作ってみますから。

そして苦労の末、彼のオリジナルの義足が完成した。

義足職人なのに自分の妻の義足も作れない。

彼はそれが残念でならない。

するとそんな夫婦の姿を見ていた息子があとを継いで義足を作るという。

きっと将来親子は研究をして妻の、母の、義足を完成することだろう。










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最終更新日  2007.07.20 16:37:32
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