2025.01.17
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わたしの1.17.

住んでいた家は瓦が一部落ちたり壁にひびが入ったりの多少の被害は会った。

家を建てた工務店に連絡を取り屋根の修理を頼んだ。

雨漏りがするのは困ると思って。割合早く修理はしてくれた。

でもうちの近所数軒は同じ工務店が建てた家だったが、社長が来てはしごをかけて屋根をちらっと見て「38万円」と言った。後で聞いたら数軒とも同じ値段だった。

大雑把な見積もり。足元を見られた?でも早くしてほしいから仕方ないとそれを払って
修理をした。

壁はなかなか修理に来なかった。ひびのところから雨水が入ったら壁が傷む。

一度社長が塗装業者を連れて下見に来てまた連絡しますと言って帰って行った。

それっきり。当時まだ元気だった実家の父に雨水が入らないように応急修理をしてもらった。

なぜそれっきりだったのか後になって分かった。震災後その工務店は倒産したらしい。

不思議なことがあった。震災前夜。ふと思いついてベッドの頭の位置を変えた。

地震後見たら足元に大型スピーカーが転がっていた。

夫のステレオの大型スピーカーを二個重ねて部屋の隅に置いていたのが地震で飛んできた。

あれが頭に飛んで来たら死んでいたかも。こういうのを虫の知らせというのかな?

ただ何となく枕の位置を変えただけなのに。ご先祖様が守ってくれたのかもしれない。

家の中にはたくさんの壊れた食器とかあったのでとりあえずパートは休んだ。

二日目だったかな?近くのスーパーが開店すると聞いて買い物に行ったらほとんどの品物が入荷していない。生鮮食品は皆無。

なんでも道路が寸断されていてほとんどのものが入荷せず。

売っていたのは食パンと冷凍のうどん、インスタントラーメンなどの品目だけ。

とりあえず買って帰った。うちはプロパンなのですぐに使えたけど都市ガスのお宅はしばらく使えなかったしお風呂にも入れない。

うちはプロパンだったから温かいものも食べられるし、お風呂にも入れた。

避難所の人たちが寒い避難所で震えながら冷たいおにぎりとかを食べてお風呂にも入れないのを思って申し訳ない気持ちになった。

震災の日のお昼に買ってきた冷凍のうどんをゆでてお昼ご飯にした。

夫がネギがない,揚げが入ってないと文句を言うので避難所の人たちのことを思ったら
温かいうどんが食べられるだけで恵まれているんだよと夫に説教をした。

ネギも揚げも売ってなかったし。

電車が動いてなかったので夫はしばらく休んでいたので子供たちを任せて私はパートに
出掛けた。

でも余震が続いて仕事にならなかった。

でも家が全壊したり家族を亡くした人のご苦労はこんなもんじゃない。

今日も新聞に30年たってもまだ行方不明者が3人いるとのこと。

全壊したアパートをがれきをかき分けて消防の人やご家族が遺体を探したけど骨の
ひとかけらも見つからずだったという。

消防の人が火事もあったにしろ何もないのは不思議ですと言った。

ご家族は遺体も見つからないからまだどこかに生きているような気がするという。

でも法律上は行方不明が何年か続くと死亡とされてお葬式をしたという。

ご家族の姿を求めて避難所や遺体安置所を何か所も回ったという人もいる。

たくさんの人が心に大きな傷を負ってそれでも前を向いてこの30年生きてきた。





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最終更新日  2025.01.17 14:45:19
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