
朝の八時すぎ、カーテンのすき間から入ってきた光が、床に落ちた脱ぎっぱなしの部屋着をやけにちゃんと照らしていて、ああこういうところだよね、ってまだ眠たい頭のまま自分に小さくツッコミを入れました。
洗面所で顔を洗って、キッチンでぬるくなりかけた白湯を飲んで、冷蔵庫の前でしばらくぼーっとして、結局ちゃんとした朝ごはんは作らずにヨーグルトだけ食べる、あの何とも言えない朝。
なのに、服だけは少しだけきれいに着たい日があるんですよね。
NOAHLのシアーボリュームシャツは、表情のあるシアー素材とふわっとした袖のデザインが印象的で、SとFの2サイズ展開。アイボリー、ベージュ、ピンク、オリーブ、ブラウンなど、強すぎない色味が並んでいて、いかにも“頑張りました感”じゃないのがいいなと思いました。公式ページでも、抜け感のあるシアーシャツとして紹介されています。
鏡の前でそのシャツを羽織った瞬間、別に人生が整うわけでもないし、昨日のLINEの返事をまだ考えすぎてる自分も消えないし、部屋の隅に置いた段ボールもそのままなんだけど、それでも少しだけ、「今日は機嫌よくいけるかも」と思える朝があって。
服って、そういうところある気がします。
シアーって、昔はちょっと苦手でした。
なんとなく“おしゃれな人のもの”って感じがしていたし、着こなせなかったら、ただ落ち着きのない人みたいになりそうで、そういうのが怖かったんですよね。
若い頃より、似合うかどうかを先に考えるようになった気がします。
かわいい、で飛びつけなくなったというか。
いや、ほんとは飛びつきたいんですけど、飛びついたあとで「これ私、調子乗ってない?」って急に恥ずかしくなるので、かなり面倒くさいです。
でもこのシアーボリュームシャツって、ただ透けるだけじゃなくて、袖や全体のゆるさに助けられる感じがあって。
体の線をぴったり拾わないのに、重たく見えにくい。
だから、隠したい日にも着やすいし、ちょっと気分を上げたい日にもちゃんと寄り添ってくれるんですよね。
露出してるわけじゃないのに、閉じこもってる感じもしない。
その曖昧さが、すごく今の自分っぽいなと思いました。
堂々としてるわけじゃないけど、ずっと縮こまっていたいわけでもなくて。
見てほしい気持ちも少しあるけど、全部は見せたくなくて。
そういう、誰にも説明してない中途半端な気分の日に、こういう服って妙にしっくりきます。
この前も、特別な予定があったわけじゃなかったんです。
ドラッグストアに行って、ついでに駅前のカフェでアイスコーヒー飲んで、気が向いたら本屋に寄ろうかな、くらいの日。
なのに、そういう日に限って服選びだけ無駄に時間かかりませんか。
誰に会うわけでもないのに、
いや、誰に会わないからこそ、逆にちょうどいい自分でいたくなったりして。
部屋の中では「今日なんて適当でいっか」って思っていたのに、いざ着替える段階になると、急にいつものTシャツが雑に見えてきて、デニムも悪くないけど何か足りない、みたいな、あの面倒なやつです。
そんなときにシアーボリュームシャツを羽織ると、服が先に空気を変えてくれる感じがありました。
レビューでも、透け具合や袖のボリューム感がかわいい、羽織りにぴったり、暑い外でも冷房のきいた室内でも使いやすい、という声があって、色違いが欲しくなるという感想もいくつか見かけました。
わかる、って思いました。
何がいいって、“今日ちゃんとして見える努力をしています”みたいな息苦しさがあまりないところ。
ただ羽織るだけで、それっぽくなる。
この“それっぽく”って、ほんと大事で。
頑張りすぎると疲れるし、手を抜きすぎると自分でがっかりするし、その真ん中をうろうろしてる毎日だから、着るだけでちょっと救われる服ってありがたいんですよね。
しかも、ふわっとした袖って、鏡の前だとちょっとだけ自分が優しそうに見えるんです。
気のせいかもしれないけど、あれはかなり大きいです。
中身は朝から洗濯物ためてる女なのに、外側だけでもやわらかそうに見えたら、それでいったん助かる日ってあるので。
婚活をしていると、服に期待しすぎてしまう日があります。
このトップスなら感じよく見えるかな、とか。
この色ならきつく見えないかな、とか。
この日の私は、ちゃんと“会いたいと思われる人”に見えるかな、とか。
書いててちょっと恥ずかしいんですけど、あるんですよね、そういうの。
しかもだいたい、考えたところで思うようにはいかないんですけど。
返事が遅いだけで落ち込んだり、
会ったあとのテンションを勝手に反省したり、何でもない一言を夜中に反芻したり。
もう少し気楽にやれたらいいのに、って思いながら、気楽にできないから困ってるんでした。
そんな日に、ベージュとかアイボリーみたいな、少し曖昧でやわらかい色を見ると、責める気持ちが少しだけ弱まることがあります。
ピンクも、いかにも甘い色じゃなくて、少しくすんだ感じなら今の自分にもなじみそうで。レビューでも、商品写真よりややくすみ系のピンクという声がありました。
服の色ひとつで何かが決まるわけじゃないのに、でも、気持ちの表面をなでるくらいのことはしてくれる気がして。
恋愛がうまくいかないときって、自分の全部がダメに見えがちじゃないですか。
あのときの返し方が悪かったのかな、とか、
見た目がもっと華やかなら違ったのかな、とか、もっと愛想よくすればよかったのかな、とか。
そういう反省会、ひとりで始めると長いんですよね。
しかも終了時間がない。
だからせめて服くらいは、反省会の司会者みたいなものじゃなくて、味方みたいな顔をしていてほしいなと思うんです。
シアーボリュームシャツって、私にとってちょっとそういう感じでした。
無理に背中を押してくるでもなく、
「ほら元気出して」みたいなことも言わず、
でも横にはいてくれる、みたいな。
これ、たぶん私だけじゃないと思うんですけど。
ちゃんとして見られたい。
でも、頑張ってます感は出したくない。
きれいに見えたい。
でも、気合い入りすぎも違う。
女性って、いや私が勝手にこじらせてるだけかもしれないけど、この微妙なさじ加減にものすごく疲れる日があります。
シャツって本来きちんと見えるアイテムのはずなのに、シアーになるだけで急に余白ができるんですよね。
その余白にちょっと救われるんです。
仕事帰りにそのままカフェに寄っても浮きにくいし、
休日の昼すぎに、ちょっと寝ぐせを誤魔化しながら着ても何とかなるし、ワンピースの上から羽織っても、ただの“手抜き隠し”に見えにくい。
自分に期待しすぎてる日は、服までちゃんとしすぎると苦しくなるけど、
少し透けて、少しゆるくて、袖だけふわっとしてると、「あ、今日は全部完璧じゃなくていいかも」って、ほんの少しだけ思えるんですよね。
そういう服を一枚持ってるだけで、朝の支度の空気って変わるのかもしれません。
それにしても、服一枚でここまで気分左右されるの、ほんと単純で笑ってしまうんですけど。
でも、その単純さに救われてる日もあるから、あまり馬鹿にできないなとも思います。
今日の自分をちゃんと好きになれない日に、どんな服を選ぶんだろう、ってたまに考えます。
誰かに褒められるための一枚というより、帰り道のガラスに映った自分を見たとき、まあ悪くないかも、くらいに思える一枚のほうが、今の私には必要なのかもしれません。
次に袖を通す日は、気分がいい日なのか、ちょっと黙りたい日なのか。
たぶんどっちでも、このシャツはあまり聞かずにいてくれそうです。
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