和

2006年05月10日
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テーマ: 愛しき人へ(899)
カテゴリ:
5月10日、11時14分に母は天国に行きました。



弟も休みが取れて二人で病院へ向かう途中、電話がありました。
「心拍数も脈拍も下がってるのでもしかしたら今日かも」と。
焦りつつも車は思うように進まず・・・着いてすぐ病室に走りました。



すでに母は亡くなっていました。



ほんの数分、間に合いませんでした。
どうして、あともうちょっと待ってくれなかったの?
最期はちゃんと看取ってあげたかったのに。
顔に触れたらね、まだ温かかったです。

のんびりしてないでもっと早く家を出るんだったと後悔しました。



看護婦さんによると、母は苦しまずに逝く事が出来たそうです。
それだけが、唯一の救いです。
末期癌は苦しい、痛いと聞くのでそれだけが心配でした。



でもね、母の顔は本当に安らかだったんです。
だから、苦しまずに天国に行けたのだと思いました。



今日は親戚も来るのに待っててくれたらよかったのに。
親戚もあと15分早ければ・・・という感じでした。



いつか人は死んでしまうわけだけど。
末期癌だし死ぬのは分かっていたけど。
それでもやっぱり死んでほしくなかった。

やっぱり全く後悔しないというわけにもいかなくて。



母のお化粧は私がしてあげました。
ちょっと口紅が派手かなぁと思いつつ。
グロスもちょこっと付けて艶やかにしてみたり。
ほお紅もしっかり付けてあげました。

親戚もこんなに美人だったけ?なんて言ったり。
病気だったとは思えないくらい肌も綺麗でなぜかシワも目立たなくて。
そして何よりも安らかな顔だったのでみんな良かったねと。



それと、訪問看護士さんも駆け付けてくれました。
母は本当に入浴を楽しみにしていたし、入院してからはいつも
「お礼を言っておいてくれ」って言うくらい感謝してたんです。
いい看護士さんで本当に良かったです。
看護士さんもすごく良い顔してるね。安らかな顔ですねって。
母も喜んでいたと思います。



でも、これから何をすればいいのやら、さっぱり分かりませんでした。



親戚がいてくれたおかげでいろいろと助かりました。
きっと私と弟だけでは何も出来なかったと思います。
葬儀屋さんを決めたり、貯金をおろしたり。
弟と一緒になって葬儀屋さんと話をしてくれたり。



私ね、母は親戚が来る日まで頑張ってたんじゃないかと思うんです。
だって、本当なら痙攣のあった日にそのまま亡くなってもおかしくない状態です。
しかも、お世話になりましたって言い残してましたしね。
私達だけじゃ心配だから親戚が来る日を待ってたんだと思いました。



そして、分からないなりにも何とか事は運び、葬儀屋も決まりました。
病室から霊安室へ。霊安室から葬儀場へ。夕方には落ち着きました。
今回は親戚と話し合った結果、家族葬にしようという事になりました。
なのでお通夜はなくて告別式のみという形でひっそりと。
落ち着いたところで群馬から来ていた親戚は一度帰りました。



旦那は仕事が入ってたんだけど、なんとか休みが取れました。
この日は仕事が終わってからですが、夜には来てくれました。
父と弟が家に戻るというのに、旦那は一緒に泊まってくれました。
(私が泊まらせたとも言いますが・・・・)
葬儀屋さんも何もないから帰っていいとは言ってましたが・・・
誰もいないところに母を一人にするなんて可哀想じゃないですか。
寂しいだろうし、一人にはしたくなかったので泊まる事にしました。



旦那もね、すごく安らかな顔だって。
お見舞いの時よりもいい顔だねって。
本当に誰が見てもそういう顔でした。
夜、ごはんを買いに行った時にお母さんの好きなお寿司を買いました。
お寿司と焼きまんじゅうを供えてあげました。あといただいたカステラも。
旦那とね、「朝起きたら焼きまんじゅうとかお寿司減ってるかな?」
「減ってたらいいね」なんて言いながら、ずっとお話してました。
アホな話ですが、ちょっとくらい生き返ったりしてもいいよね?みたいな。
食いしん坊の母ならあり得る!なんて話してました。酷い話ですな。
どんだけ食いしん坊やねん!て。母に怒られそうですね(笑)



それから、母が何か言いたい事があったら夢に出て来るかも知れない!
と思って寝ようと思ったんだけど、さっぱり眠れず・・・。
ちなみに旦那は爆睡してました(笑)
で、私は眠れないので夜中に何度も母の顔を見ました。
亡くなった人の顔をそんなに何度も見るものではないのかも知れないけど。
でもね、本当に良い顔だったんです。顔だって若返っちゃったし。
シワもなければお肌も綺麗で。病気だったとは思えない。
だから、母の顔を見ると天国に行けたんだな~って。
最期にこんな顔で逝くことが出来て良かったと思いました。



母は旧「母の日」に天国に行ったわけです。
といっても、今は第二日曜日だけどね。
随分と覚えやすい日に逝ってくれたなぁと。
アホな私はね、きっと旧「母の日」に亡くなるなんて
母に感謝しろってアピールだ!なんて思うわけです(笑)
旦那には私らしいねと言われましたが。アホ!?



死んでしまうのは悲しい事だけど。
でも、死ぬのが怖いんじゃないと思いました。
母の死からいろいろな事を学んだ気がします。



生きてる間にはちゃんと言えなかったけど。
産んでくれてありがとう。今まで育ててくれてありがとう。
ちゃんと母に伝わりますように。










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Last updated  2006年05月13日 03時45分22秒
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