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カテゴリ: お出かけの話
伊勢神宮へ行ったことのある方なら、内宮の入り口、宇治橋の手前から伸びる「おはらい町」「おかげ横丁」と呼ばれる通りで買い物をしたり、食事をした経験がおありだと思います。

江戸時代にタイムスリップしたかのような、オールドスタイルの木造家屋が並ぶ一角は、おみやげを探したり、ちょっとつまみ食いしたくなる美味しそうなものを買ったり・・・
と、私の大好きなスポットです。

その通りの中ほどに、古い旅館の建物が今は料理屋になっている「すし久」というお店があります。
ここで、毎月最終日に、その名も「みそか寄席」という落語の会が催されていると聞き、出かけてきました。

開演は、19時~と21時半~の二部構成。
私たち一行は、遅い方の回に出かけました。

「すし久」は、広い土間に竃が並び、上がり框に時代劇に出てくるような帳場があったりして、大変趣のあるお店です。この夜はさらに、提灯と行灯で楽しい模様替えがされていました。


20070831211936_M.jpg


出演は、地元三重県出身の桂文我、そして桂宗助、桂紅雀という顔ぶれで、落語が四席、その後大喜利・・・というプログラム。


本式の寄席ではありませんが、噺家さんとの距離はほんの数メートル。
とても贅沢な感じがしました。

「開口一番」「宮巡り」「一文笛」「癪の合薬」
・・・どの落語も、まったく聞いたことのない噺でしたが、高座との距離の近さゆえか、プロフェッショナルのなせる技か?
とにかくグイグイ引き込まれ、そして何より、大いに笑いました!



上方落語の特徴と言われる、見台や拍子木を使って話す演目もありましたし、落語家によって出囃子が決まっているというのもよくわかりました。
(以上、NHK「趣味悠々~ 落語をもっとたのしもう 」から得た豆知識)

この日の入場料は、前売り1800円。
すべてが終わったのは23時半。料金も時間も、ちょうど映画のレイトショーを見る感覚でしたが、「『生』の贅沢」を堪能できた分、本当にお値打ちだねぇ・・・と、大満足の一夜でした。

もっともっと、色々な噺家さんを見てみたい、たくさんの落語を聞いてみたい・・・と、どんどん欲が出て来ます。


ところで、いつもは日が暮れると人通りが絶えるこの場所で、なぜ、晦日の夜遅くに、このようなイベントが行われるのか?
それには理由があるのですが、その種明かしは次回に持ち越し・・・です。

【桂文我師匠(四代目)は、故・桂枝雀のお弟子さん。 おやこ寄席 の取り組みにも熱心なのだそうです。】





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最終更新日  2007.09.04 22:05:44
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