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カテゴリ: お出かけの話
日本で一番短い名前の県庁所在地=三重県津市で行われた、「伊勢参宮神乃賑」なる落語会へ出かけてきました。

081123rakugo2.jpg

NHKドラマ「ちりとてちん」では、主人公達の名前がしっかり者の清八とボケキャラの喜六にかけられていて、それにちなんで噺家仲間が「東の旅・発端」を賑やかに語る…というシーンもありました。

大阪からお伊勢参りに向かう、清八と喜六の珍道中は上方落語の様々なネタになっています。この「東の旅」、今回いただいたプログラムによれば、二十数編もの独立した落語で構成されているのだとか。
今回の落語会は、その中から四つの噺と太神楽を、旅の道筋に沿って披露していただく…という、伊勢神宮のある三重の地にふさわしい企画でした。

出演予定だった林家染吉さんが水ぼうそうで突如休演…というアクシデントがありましたが、本日の演目は下記のとおり。

「発端」   林家染弥
~寄席芸能史研究家 前田憲司さん、林家染丸師匠、林家染弥さんによるトーク~
「煮売屋」  林家市楼
「七度狐」 林家染弥

太神楽  豊来家玉之助
「運つく酒」 林家染左
「三十石」 林家染丸

膝隠しをバンバンとリズミカルに叩いて語る「発端」の口上は気持ち良いことこの上なし。
染弥さん、中入り前の「七度狐」でも、お着物の襟に汗がぐっしょり滲みるほどの熱演。

そして今回の落語会における、私の一番のお目当て(?)過日のキモ玉会で初めての出会いを果たした、豊来家玉之助さん。
小さなボールから大きなダルマさんまで、何でも細いポールに乗せておでこで支えてしまう、そのアクロバティックな芸に、手に汗握る!息が止まる!
最後は客席の中まで降りての大サーヴィス。今回も存分に楽しませていただきました。

トリを飾ったのが染丸師匠。「ちりとてちん」では落語指導と、万葉亭柳宝師匠としての出演もされていたので、いつか生の高座を聞いてみたい!と願っていた夢が叶いました。

京都・伏見から淀川まで渡る、三十石の舟を巡る情景描写。
座布団の上で語られる言葉から、旅の情緒や風情が、しみじみと聞いているこちらの脳裏に広がっていく…落語という芸の醍醐味だなぁ、と思います。


また今日は、うれしいことに、キモ玉会でお知り合いになった、 mayさん 葉さん ことりさん と会場で再会出来ました。
キモ玉会の余韻が甦り(?)穴の開くような熱視線で、お三方のお着物姿を見つめてしまった私…でも皆さん、本当にコーディネートに趣向がこらしてあって、素敵でした(うっとり)。

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終演後にはなんと、お三方の後ろにくっついて、私達まで楽屋に玉之助さんをお訪ねする&サインをいただく…という光栄に浴しました♪冒頭の写真に輝くサインは、そういう訳でゲットしたものなのです。


081123rakugo1.jpg
…と、デレデレ笑顔でにじり寄る私(汗)

キモ玉会で玉之助さんとの出会いを作ってくれた 桃葉さん 、そしてmayさん、葉さん、ことりさんにはこの場を借りて感謝!です。

今日は気持ちよく、良質なアドレナリンがたくさん分泌できた一日でした。
笑うことおしゃべりすること、おしゃれすること…どれもが、自分のエネルギーになることばかり、と実感したのでした。





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最終更新日  2008.11.24 18:59:15
コメント(10) | コメントを書く
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■コメント

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あら素敵!  
生の染丸師匠も含め、伊勢にゆかりの落語と太神楽を楽しまれ、サインまでもらってこられたのですね♪良かったですねー!
お着物5人の勢ぞろいも素敵です。皆さん、着慣れた風情をただよわせていらっしゃいます。下の写真でサインをもらっているのがサリィさんでしたら、5人の中でサリィさんが一番シックなコーディネートとお見受けしました。 (2008.11.24 06:54:08)

Re:落語会「伊勢参宮神乃賑~上方から伊勢参りの旅」(11/23)  
千佳りん  さん
いつもさまざまなところに出かけられて
暮らしを楽しまれていますね。
毎日が充実されている感じがします。
お着物姿もとても綺麗ですね。 (2008.11.24 07:44:06)

観客として  
まろ0301  さん
 観客として行きたかったですね。
 着物姿の皆様を眺めるという特典つきですから。
 「三十石」、風景描写、人物描写がぴたっと決まるとなんとも心地よいお噺ですね。
 一歩間違うと下品になってしまう部分もありますけれど、それをさらりと聞かせるのも芸のうち・・そこが演者の腕でしょうか。 (2008.11.24 09:08:23)

ありがとうございます。  
may さん
サリィさん
昨日は短い時間でしたけど楽しかったです。
ありがとうございます。とっても嬉しかった!
また一緒に着物でお出かけしましょうね! (2008.11.24 12:09:04)

Re:あら素敵!(11/23)  
サリィ斉藤  さん
935うさちゃんさん

>生の染丸師匠も含め、伊勢にゆかりの落語と太神楽を楽しまれ、サインまでもらってこられたのですね♪良かったですねー!

本当に良かったですー!サインのプレゼントは本当にビッグサプライズだったので…
小さなサイズの写真ではとてもご紹介しきれないのですが、皆さん本当に素敵な装いでいらしたんですよ。
街で着物をお召しの方とすれ違っても、失礼になるかと思うとなかなかじっくりお姿を拝見できませんが、皆様のご好意に甘えて、ジロジロと眺めさせていただき、眼福でした(笑) (2008.11.24 19:50:46)

エネルギーの循環  
サリィ斉藤  さん
千佳りんさん
>いつもさまざまなところに出かけられて
>暮らしを楽しまれていますね。
>毎日が充実されている感じがします。

もったいないようなお言葉…ありがとうございます。
その分、千佳りんさんのように、家事にきちんとエネルギーを注ぐことが出来ていないという話も(汗)
でも、楽しいことで充電し、それを次の好奇心のために…と、上手にパワーを循環させていきたいものです。 (2008.11.24 19:56:42)

Re:観客として(11/23)  
サリィ斉藤  さん
まろ0301さん

> 「三十石」、風景描写、人物描写がぴたっと決まるとなんとも心地よいお噺ですね。

場面もどんどん転換するし、登場人物はたくさんだし…冷静に考えれば、本当に高度な技術を必要とする噺ですよね。

> 一歩間違うと下品になってしまう部分もありますけれど、それをさらりと聞かせるのも芸のうち・・そこが演者の腕でしょうか。

本当に、おっしゃるとおりだと思います。
その点、染丸師匠の噺には品もあり艶もあり…
聞いていて心地よく、まさに舟にわが身を委ねるような高座体験でした。 (2008.11.24 20:01:01)

Re:ありがとうございます。(11/23)  
サリィ斉藤  さん
mayさん

こちらこそ、本当に楽しい時間をありがとうございました。
今後も、着物のこと落語のこと地元のこと(笑)色々お話できたらうれしいです。
次回はもっと、余裕を持って入場するよう努めますね(汗) (2008.11.24 20:03:21)

三十石  
嫌好法師  さん
贅沢な落語会に行かれたのですね。
染丸師匠の三十石はいいですね。舳先を変える時のギィ~という音の描写は鳥肌が立ちます。
恐らく現在最高の「三十石」でしょうね。 (2008.11.25 01:57:50)

Re:三十石(11/23)  
サリィ斉藤  さん
嫌好法師さん

>染丸師匠の三十石はいいですね。舳先を変える時のギィ~という音の描写は鳥肌が立ちます。

そうそう、そうでした!どこからどう声を出せばあの音が表現できるのか…。この時会場は、笑いと感嘆の声が入り混じり…という感じでした。

>恐らく現在最高の「三十石」でしょうね。

おおっ、ということは私、最初にして最高を知ってしまったのですね。ワーオ。 (2008.11.26 22:06:25)

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