ふたり暮らしの手帖

ふたり暮らしの手帖

PR

プロフィール

サリィ斉藤

サリィ斉藤

バックナンバー

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07
2025.06
2025.05
2025.04
2010.06.13
XML
カテゴリ: 落語の話
100606ajisai1.jpg


現在、着々とワールドカップ廃人への道を歩みつつあるわが家。
想定外の日本の「はじめての初戦勝利」に沸き、仕事中も脳内にブブゼラの音色が鳴り響いておりますが(笑)
忘れないうちに過日の落語会の記録を。

昨秋の「りらっくご」に出演されていた笑福亭生喬さんが、出身地の松阪で、地元の方達と続けてこられた「あじさい寄席」。
今回の10年目でファイナルとなるそうで、なおかつ、生喬さんが 「出没!ラクゴリラ」 の面々を連れて来られると訊けば、これは絶対に逃がしたくない落語会です。

そんな訳で、地元キモラクのメンバー総出で、会場の朝田寺へ行って参りました。
腹ごしらえは、私とあとむちゃんご贔屓のパン屋さん「Copin」のカフェで。この日は寄席の名前にちなんで、あじさい柄の半幅帯を木綿の着物に合わせました。

100606ajisai3.jpg


出演陣と演目は以下の通りです。


桂  文三 「七度狐」
林家 花丸 「厩火事」
  -仲入-
桂こごろう 「動物園」
笑福亭生喬 「花筏」

同期4人で結成された「ラクゴリラ」、切磋琢磨の良い緊張感がみなぎる高座で、聞き応えたっぷりの充実した会でした。

それぞれの噺家さんの持ち味が、当日の演目にぴたりとはまっていて、二度、三度と聴いてみたくなる顔合わせ。

地方住まいで、常打ちの寄席に行くことの少ない私は、どうしても
「普段は落語と縁のないお客様の前で高座に上がる」 という前提で噺家さんがやって来るのを聴きに行く機会が多い。そのせいか、マクラから噺に移った直後に

「あ、今落語の本題に入ったんですよ!ここからは落語です、ついて来てくださいね!」

という笑いの取り方をされることがしばしばあります。

そして私は、このくすぐりの手法があまり好きではありません…グーッと落語の世界に集中していった気分に、冷や水を浴びせられるようで。





100606ajisai2.jpg
「一隅を照らす これすなわち国寶なり」天台宗開祖、最澄の言葉です。
比叡山を訪れた時のことを思い出しました…


朝田寺は貴重な文化財を数々保有している古いお寺で、曽我蕭白の獅子図が発見されたことでも有名です。
終了後、ご住職が本堂をご案内してくださったのですが、この日の夜から帰省する予定だった私は、時間を気にして獅子図のことはすっかり頭から抜け落ちていました(涙)
色々お聞きする良い機会だったのに…やっぱり、心に余裕がない時は、芸術と向き合うことは出来ませんね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.06.16 21:43:07
コメント(2) | コメントを書く
[落語の話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: