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KEN-PlATZより 【元泥棒の回顧録2】なかなか見抜けなかったラジオを使った在宅装い――“体験談”から探る防犯対策2005/07/21 私が推薦する留守中の泥棒よけは、窓にレースのカーテンを引き、かすかに外に音が漏れるくらいにボリュームを絞ったラジオを、外から見えない場所に置いておくことだ。名古屋市内の戸建て住宅を狙ったときに学んだ。 私は行き当たりばったりで実行せず、何度も下見する慎重な泥棒だった。その家にも幾度も通い、夫婦共働きで、二人とも朝出勤することをつかんでいた。そこで昼間行ってみると、いつも人の声がぼそぼそっと聞こえてくる。不思議に思いながら、侵入をためらう日々が続いた。 あるとき、それが人の声ではなくラジオから聞こえてくる音だと気づいた。だが、本当に人がいないか、まだ確信が持てなかった。 留守かどうかをインターホンで確かめる泥棒がいると聞くが、私はインターホンを信用しない。インターホンを押しても、居留守を装う人が多いからだ。 私がよく確認に使った方法は、窓に小石を投げることと、葉がついた小枝で窓をたたくこと。人がいると、大概、様子を見に来る。この家でも実行して、反応がなかったので、安心して1階の窓から侵入した。ガラスを割らずにクレセントをはずす 最近は窓ガラスを割って侵入する泥棒が増えているようだが、私はほとんどしなかった。わざわざガラスを割らなくても、錠を閉め忘れている窓が大抵どこかにあるからだ。だが、ここの家主はラジオをつけておくほど用心深い人なので、窓の錠はきちんとかけていた。 そうした場合によく使うのは、サッシのめしあわせにマイナスドライバーを差し込み、こじる手口だ。はずれ止めがついていない古いサッシだと、サッシが浮いてクレセントがはずれていく。クレセントが1カ所なら、作業時間は2分もかからない。ちなみに、クレセントが中途半端にかかっている場合は、ガラスをゆらすだけではずすことができる。 家に入るとすぐにラジオを見つけ、ボリュームを低く絞った。そのままだと周りの物音が聞こえにくくなり、警戒しづらいからだ。侵入した部屋は寝室だったので、枕の下を探ると、案の定、札束が見つかった。枕の下はよくある隠し場所だ。 札束はかなり厚かったので、それ以上物色せず、入った場所から帰って行った。侵入の痕跡はできるだけ残さないように心がけているので、ベッドはもちろん、ラジオも元のボリュームに戻しておいた。おい茂る木に身を隠す 侵入した1階の寝室は、通りに面する部屋だった。にもかかわらず白昼堂々と実行できたのは、敷地内の木がおい茂り、見通しがきかなくなっていたからだ。この通りから隣の家との間の路地に入り込み、枝を使いながらブロック塀によじ登って、敷地内に降り立った。留守だとわかるまでしばらく時間がかかったが、木があったので、安心して身を潜めることができた。全然関係ないけれど、ヘップバ-ンの映画よかった・・・本物の泥棒ではないが・・・
2007.01.20
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