ミステリの部屋

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2007年10月01日

キラレ×キラレ：森博嗣

(4)

テーマ：ミステリはお好き？(1648)

カテゴリ：日本ミステリ（ま行作家）

《探偵》鷹知祐一朗と小川令子は被害者が同じクリニックに通っている事実をつきとめるが、その矢先、新たな切り裂き魔事件が発生し、さらには殺人事件へと――。
犯行の異常な動機が浮かび上がるとき、明らかになるものとは……。
Ｘシリーズ第2弾！！

ああ、私はなんてことをしてしまったのでしょう。息子が買ってきたこの本を読んでしまいました、ノンシリーズだと思って……。

よく見たら裏表紙のあらすじにはXシリーズ第２弾と書いてあるではないですか！カバーをかけたまま読んだので気づきませんでした。
落ち着いて落ち着いて。ドジな私にはよくあることです。°°・(>_<)・°°・。

なるほど。だから、ミステリアスな人がミステリアスなまま終わったんですね。
そして突然Mちゃんが出てきたんですね。今だからわかります。

ミステリとしてはあっさりとした印象でした。犯人も「この人かな。」と思った人でした。
けれども、犯人を追いつめるところは結構ドキドキしましたし、スマートな会話、気のきいたやりとりは楽しかったです。
誰にもときめきかける小川さんもいい感じですね。毎日に張りがあるんだろうなぁ。

そんな状況で、「満員電車が自分の部屋」とは思えないし、切り裂き魔がいるかもしれないなんて考えたら、パニックをおこしそうです。怖くなりました。

『レタスフライ』の時みたいに突き放されなかっただけよしとします。
道は遠いけれど、いつかは追いつきます。