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昨日は池袋で開催されたJCMA主催のクロースアップのコンテスト「チャレンジャーズライブ」に行ってきました。そして、そこで審査員してきました。このコンテストの特徴は何より「育成」の姿勢が強いことにあります。コンテストに不慣れな人に挑戦して頂く場。高いレベルを目指す人にとっては、上に進むためのステップにできます。そーいう意味で、非常に興味深いコンテストです。行われるのは東京で年に2回。見に行くだけでも勉強になるハズ。終わってからの公開フィードバックが審査員から行われます。そこで話すとき、自分が毎回思ってるポイントがいくつかあります。「またコレを指摘するのか……」と同じ言葉を口にしていることが。一度、それを文章にしておこうかな(^-^)■見せ方・声 声はできるだけ大きく出したいところ。「クロースアップ」は通常2~3人、せいぜい10人程度に見せるものですが、コンテストは数十人(~数百人orそれ以上!?)を相手にします。声をしっかり出せる方が得です。・高い位置で見せる 人数が多いので、テーブルの上にフラットに置いたカードは最前列の人にしか見えません。テーブル上にスプレッドしても同じこと。なるべく手に持ったり立てたりと、できるだけ「見えるように」示すべきでしょう。可能なら手に持って。手に持つにしたって、なるべく高い位置で。せっかく起こした現象は、しっかりと相手に伝えた方が得です。・服装 できればマジックっぽい衣装なり、スーツなりを着たいものです。演技内容によってはカジュアルでもいいのですが、カジュアルなりの「衣装」であるべきです。普段着では印象も説得力も下がります。 若手が多いこのコンテスト。衣装にお金がかけられない人もいることでしょう。しかし、スーツなら2万円もあれば買えます。高校生なら学生服でもいいから着たいものです。■練習法について・人間相手に練習する 一人で黙々と練習するのは、技法の練習にはなります。しかし、実際のパフォーマンスの感覚は一人では磨けません。誰かに観客役になってもらいましょう。一人でもかまいません。練習ですから、同じ人に何度でも見てもらいましょう。人と喋りながら練習していると、演技が生き生きとしてきますし、練習にハリが出ますし、より良い演技を作ることができます。・ストップウォッチを手に練習する コンテストのマジックは5~10分で演じるのが一般的なルールです。そこから外れたら失格。 また、ストップウォッチを動かして練習すると気持に変化が生じます。演技途中でだらける訳にいかなくなるんです。今や105円でストップウォッチで買える時代。道具箱にストップウォッチを入れておきましょう。■より高いレベルを目指して・同じ手順でしつこく挑戦 コンテストに参加するごとに手順を変える必要はありません。同じ手順を改良しながら、それが無理でも単純に練習を繰り返しながら、何度でもチャレンジしましょう。そうすることで演技が熟達し、深みが生まれます。 もちろん、より良いルーティンが生まれたら、こだわらずに変えていいんですよ(^-^)・セリフを整理する マジックに関係の無いことをベラベラと話しすぎるのは無駄です。無駄どころかマイナスに感じます。全てのセリフがマジックのためにあるべきで、それぞれが「芸」になっているべきでしょう。セリフのひとつひとつ、それぞれが何の目的があるのかを考えてみましょう。……って、なかなか簡単なことではありませんね(^-^;・オリジナリティをアピール これが最も難しいところ。見たこともないような演出や、道具や、現象。より高いレベルのコンテストでは、それが必要になります。自分の存在をアピールする何かが欲しいところ。って、すぐに見つかるものではありません。地道にマジックを学んで練習して頑張り続ける中で、何かが見つかるといいですね。 またチャレンジャーズライブで審査員をすることでしょう。そうしたら、また同じポイントが繰り返し出てくるんだろうな……。もし、これを読んで事前に対策してくれるような人がいたら嬉しいですね。うまい人でも駆け出しの人でも、成長のためにどんどん挑戦してもらいたいコンテスト。皆さん、頑張って下さい!(^-^/
2008.08.25
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