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サイド自由欄

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トールも製作に関わったオラクルカードです♪
2007年05月21日
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カテゴリ: 月のかけらの話
「ウエサクの祭り」、すでにたくさんのご参加表明ありがとうございます!
どれも大切に拝見しております。当日ユグドラシルの”場”にてお待ちしております(^^)

忙しくなってきて、メールもしこたま溜めててすみません・・・orz
文章書くのにものすごい時間がかかるので、メールも平気で2~3時間とかかかります。
しかもスピな内容だと、毎日気づきがあったりしてそのたびに修正・・・
すいませんすいませんすいません(涙)


・・・で、ついにきました塔の中層階。
MIXI版はまだ2階までなので、実は中層階って初めてなのですね~。
魔王様にいぢめられたい方は、ぜひこちらから→「 雪鷹からの挑戦状-空歪みの塔level:0
ウエサクから始まる3つのお祭り、そのイメージを強くするためのトレーニングにもなると思います♪
しかし、この階にさんざん手間取って、また周回遅れになってしまった・・・(涙)


以下ネタバレです↓
グロ、血みどろ、スプラッタ苦手な方は読まないでねorz




*******





自分の服装は、Mixi版の1階と同じ、TシャツにGパン、フリース。
塔の1階で見つけた細身の剣を腰にさげてて、それだけ合ってない(笑)
この時期すこし暑そうなのだが、森の中は風が吹きぬけ、涼やかでちょうどよい感じ。

そういえば最初は銀髪巫女で扉をくぐったのだが、その後はイメージが展開せず、今の自分の姿に戻った。何かわからないが、そういう必要があるのだろう。

頭上で何羽もの小鳥が鳴いている。足元には翼のある黒狼のアストラがいて、私の右足に顔をすりよせている。
雨の後だからか、木々や花々の香りがひときわ鮮烈に鼻をくすぐった。
深呼吸して肺の奥まで空気を入れると、とても気持ちがいい。

あてもなくのんびりと歩いていると、足元は神秘的に苔むしているところが多いが、木漏れ日のよく当たるところには、小さな花がたくさん咲いていた。
クローバーやスミレ、露草といった、身近な花が多い。

なんだかとても気持ちがよくなって、クローバーの群落の上に寝ころんでみる。
吹き抜けるそよ風が葉をゆらし、木漏れ日がちらちらとこぼれた。アストラも横にうずくまって、大きなあくびをする。顔の横を見たら、四葉のクローバーが見つかりそうだと思った。

うとうとと居眠りをしようとしたところに、白茶色のウサギがやってくる。
「危ないよ、気をつけて。奴らがやってくるよ」
言い終わらないうちに、真っ黒な人影が何人も、雄叫びをあげて襲いかかってきた。
跳ね起きて、腰の剣で応戦する。

リアルでは太極剣は次の段階なので習ってはいないが、先生の演舞を見たとおりに身体が動く。
いいね、イメージ万歳w
しかしなにしろ数が多い・・・そのうち、どこからか飛んできた黒い矢に胸を射抜かれた。
この乱戦状態で飛び道具って違反だろ(爆)

思わず動きが止まったところに、何本も剣や槍や矢が突き刺さる。
私は仰向けに倒れこんだ。
黒い集団は、それで行ってしまった。死んだと思ったのかもしれない。

確かに、リアルだったらとっくに死んでる。
太い槍や剣が、胸に4,5本、腹部に4本くらい。矢に至っては数知れず。
視点が一瞬俯瞰状態になり、野原に赤黒い血だまりが広がっていくのが見えた。

ヒーラーサンのところに行く前に、これじゃくたばるんじゃね?

男言葉の私が言う。
いつの間にか服が黒いジーンズの上下に変わっている。これはなつかし、いじめ最高潮だったころに買った服だ。
なるほど、存在を感じるのに見つからなかったアナザーセルフか?
よくできている。

※以下、アナザーセルフかどうかはっきりとしないものの、この意識に焦点を合わせたほうがイメージが展開するので、それで行ってみることにする。※

寝ころんだままの視界に、胸に突き立った何本もの黒い棒が見える。
そのうち幾つかは、身体を突き通って大地までささっている。相当長くて太い。しかもご丁寧に返しがついていて、引き抜けそうもない。

参ったな。とりあえず動けないと、話にならない。
ためしにそっと深く呼吸をしてみると、ヒューと壊れた笛のような音がする。上等だ。
目を閉じて、意識を集中。
赤黒い炎で身体の表面を焼いてしまう。血よ止まれ、肉よ傷をふさげ。

じゅっと音がして、胸や腹から何本もの燃えかすが崩れ落ちる。焼かれた傷は血が止まっている。
痛みはない。

わかっている。血も痛みも傷も、とりあえず表面上押さえただけだ。
身体の中には重く黒い鉄の楔が何本も残っている。
ヒーリングなんていう良い物じゃない、とりあえず今動けるようにしただけの、タダの目くらましだ。
・・・・・・これが私のしてきたことか?

そういえばあのころ、身体の痛みも感じなくなってたときがあったな、と思い出した。
殺したのは心、痛みは身体からの信号だが、信号を感じるのはやはり「心」なんだと思う。
心が麻痺していると、痛みすらも気づかない。
誰かがどんなに泣こうが無感動で、泣き落としのきかない体質だった。
血が流れようが傷の写真を見ようが冷静で、外科医の素質があるかもしれないと思った。
単にハートが死んでいただけだ。

手近な木に身体を押しつけるようにしながら立ち上がると、がぼっと喉から血があふれた。
アストラが心配そうに見上げている。
大丈夫。まだ動ける。

よろめきながらヒーラーの家へ向かった。
この森は知っている。どれほどの年月を間に挟んでいるのか知らないが、ヒーラーの家にも行ったことがあった。

「おや、誰かと思ったらあんたかね」
中から太った老婦人がでてきて微笑んだ。艶のある黒紫の、中世の魔女っぽい衣装を着ている。白髪を結い、顔は色白でふっくらしていて、福福しい顔立ちの西の魔女といったところだ。

「またそんな怪我をして・・・。早く入りなさい」
「すみません」頭をさげた。
魔女の家は外からみると小さいが、中はけっこう広い。なにか魔法でもかかっているのかもしれない。
たくさんの本や石やハーブが、一見雑然と置いてある。

「それはかまわないけどね。あんたはまた、乱暴な治し方をして。これを治すのは大変だよ。なんでもっと早く来なかったんだい」
魔女は素早く傷を確認し、ため息をついた。
「こりゃ、中で内臓とくっついてしまってる。治すには一度内腑をひっぱり出すようだよ。いいのかい?」
「望むところ」
即答した。
出てくるものが何かあるなら、この際何でも出てくるがいい。今がそのタイミングだ。
どうせならすべて流して、きれいさっぱりしたらいい。

「いい覚悟だよ」魔女が笑った。そして、「ほら」と何か放ってきた。
受けとめると、それは先ほどの戦いで折れてなくしたと思った細身の剣だ。

「なんだ。自分でやるのか」
「あんたはヒーラーになりたいんだろ? 清めの場を使っていいよ。あたしは見物させてもらうとしよう」
ふくよかな魔女はほくほくと笑って、安楽椅子にゆったり腰かけた。

「この剣、折れて刃先がギザギザだ。これでえぐったら痛そうだな・・・」
「しかたがないね。あんたの剣だもの」
ごもっとも。私は肩をすくめた。
家の片隅に、四隅を大きなクリスタルで保護した立派な石床の場所がある。そこが、魔女が色々な魔法を行うときの”清めの場”だ。
すぐ近くには棚があって、たくさんのクリスタルやすぐに使いそうな小物が揃えてあった。

私はそこに行き、身をかがめて折れた剣で床に魔法陣を書き始めた。さすがにこの体勢は辛い。
血は完全に止まっていて我ながら見事だと思ったが、その分傷をこじあけるのは大変ってことだな。まさに自業自得。

円と幾何学模様と言霊で構成された魔法陣を書き終え、棚からめぼしい石を持ってきて要所に配置していく。
それから小さなポイント水晶を一山。
魔法陣の中央に座して、私は目を閉じ、深呼吸をして気持ちを静めた。
石床を剣先でなぞっただけ(傷をつけたわけではない)の魔法陣が、淡く発光をはじめる。


私は自分の姿が変わっているのに気がついた。
濡れ羽色の真っ黒な髪が腰まであり、少年か青年のように骨ばった体格。華奢ではあるが、どうやら男性らしい。瞳の色は、たぶん血のように赤い。
そして背には・・・おそらく、黒い翼があるのだろう。

魔法陣が完全に活性化するのを待って(数瞬にすぎないが)、私はおもむろに折れた剣を持ち、自分の胸に突き立てた。
止められていた血が流れ、すべての痛みが返ってくる。
うめきながら、私は自分の心臓と腸をつかみ出した。

改めて見れば、それらは何本もの鉄の塊が突き刺さり、よくもまあこれでマトモに動いていたものだ。
口の中で呪文を唱えると、血塗れの手から魔法陣の光の中に内臓が浮き上がった。
さてこれから、これを浄化しなければならない。
鉄の塊ひとつずつに意識をあわせ、その声を聴いていく。

他人から投げつけられた言葉は、実は身体の中まで入ってはこない。
招き入れているのは、自分だ。

エゴイズム。

だからその声を聴くのは、つらい。
受けとめたくない現実。聞きたくない言葉。

私が。私の。私を。声は叫ぶ。

なぜそんなにも不安なんだ。
周囲に溶けてしまったら、自分自身でなくなる気がする。
自分を確認するために、認めてほしい、保証してほしい、確固とした力がほしい。

無意識の大海に溶けてしまうのは怖い。
皆と違う不安、しかし埋没してしまうのも不安。
それは死を恐れるのと同じことだ、当たり前だとエゴが言う。

死とは、肉体という記号をなくして、海に入ってゆくことだから。
愛とは、エゴという記号をなくして、海に入ってゆくことだから。

愛するのは怖い。
愛を受け取るのは怖い。
カタチがないものは、怖い。

だけれど。
死を真っ向から見つめることは、生を見つめることだと先日言ったばかりだ。

ならば。
エゴを見つめることは、愛を見つめることだ。
そうだろう?

囁きかける声は、自分のものでないように澄んでいる。

宇宙がなぜ暗いのか、知っているかい。
母親の子宮がなぜ暗いのか、知っているかい。


光はつねに、闇から生まれる。



それならば、カタチなきエゴの叫びに身体をあげよう。
金色の光があたりに満ちる。
光は臓物にまとわる鉄の塊を溶かしてゆき、私はそれを両手で受ける。
とろりと溶けた物体を白い卵の殻でつつみ、胸の中におさめる。

いつか生まれておいで。
たとえ悪魔の姿であっても、
私はあなたを愛するだろう。



「合格だよ」
声に目を開けると、安楽椅子に腰かけたヒーラーが微笑んでいた。
「とりあえず、だけどね。・・・あとは経験だ」

引きずり出した内臓は、すでに元の位置に綺麗におさまっていた。
あとは卵がどう孵るか・・・どう育ててゆくか、だ。

「ありがとうございます」
「かまわないさ。次の扉の場所はわかるだろう?」
「はい」

私はうなずいた。私の胸に、次へ向かうターコイズブルーの輝きが満ちていた。



**********


はあ~~ようやくクリア!
しかし、この4階には手こずりました。4日くらいかかった。

イメージ始める →止まる →放置 →リアル生活でヒントを得る →続きイメージ、またはちょっと巻き戻した点からイメージ →また止まる

の連続。しかも痛そうな流血シーンでばっかり止まるorz
月花さん 、お気に入りのたくさんのブログ様、「 アミ小さな宇宙人 」(図書館で借りました。笑)。
おかげさまで何とか合格したようですよ。(←何に?)
月花さん、みなさま、アミ、ありがとう!








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最終更新日  2007年05月21日 07時33分27秒
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