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May 28, 2006
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カテゴリ: 選択理論心理学
こんばんわ。

先週、大学の後輩が亡くなりました。早すぎる死に言葉もありません。残念です。

さて、今日も選択理論の話を進めたいと思います。
前回は全行動、すなわち行為(していること)、思考(考えていること)、感情(感じていること)、生理反応(身体の変化)の4つが同時に起こっていること、そして前2つは制御出来るが後ろ2つは出来ないこと、前2つが向かう方向に後ろ2つは付いて来ること、等を説明しましたね。
今日はその続きをします。

選択理論心理学の提唱者、ウィリアム・グラッサー博士は精神科医です。
精神科と言えば薬漬けのイメージが強いですが、グラッサー博士は一切薬を使用しません。
カウンセリングだけで問題を解決していきます。
精神科医の世界では得意な存在です。
「警告!」 に載っています)

普通の精神科医は患者の症状を見ます。
そして「これは○○だ」と診断を下し、病名を付けて患者を病人にします。
異常行動は治されるべきだ、という考え方が根底にあります。

グラッサー博士は全く別の見方をします。
彼は精神病というのは存在しないと言います。
一見問題があるような行動も、当の本人に取ってはその時に出来る最善の行動をしているに過ぎない、と捉えます。
たとえそれが過呼吸とか自律神経失調症とか意識でコントロール出来ない身体の反応であったり、あるいはある種の狂気だったりしても。

そしてそうした問題行動の真の原因は不幸である、という見方をします。
不幸とは基本的欲求が継続して満足されない状態であり、その中でも自分の大切な人との間に満足いく人間関係が築けないことが最大の原因だと言います。

実際に彼はこの考え方で一切薬を使わず、世間では「精神病」と呼ばれる人々を治療してきました。


何故不幸が人を常軌を逸した行動に駆り立てるのか?
それは、人間は他の動物と違って創造性があるので、不幸な状態が続くと、例えそれが突拍子もないことだったとしても、こうすれば基本的欲求が満たせるかもしれないという行動を創造するからです。

人間の脳ってとんでもない力が備わっていますよね。

中にはうまく行くものもありますが、大抵は効果的でなかったり、場所や状況が違えば有効だけれでも今は有効でない、といった行動が大半になります。
それらの中で極端なものが他の人々から見て「精神疾患」と区分されているに過ぎないのです。



グラッサー博士はその人の望むもの(上質世界)を明確にする手伝いをし、今の状態や行動が自分で選択したものであると認めてもらい、その上で今の行動では欲しいものが手に入らないことを認識してもらって、効果的な方法を考え出して実際にその方法を試して自己評価してもらう、ということをやっただけです。
それで精神病と言われていた患者は正常に戻りました。


もし、あなたの目の前にいる人が、あなたにとっては全く意味不明な行動をしたとしても。
それは彼/彼女にとっては精一杯の行動なのです。
そんな時に「何、この人?」と忌み嫌って避けるのではなく、
「この人は本当は何を手に入れたいんだろう?」と興味を持ってあげることが出来たら、
あなたの人生は変わって来ませんか?

人を裁くのは簡単です。
でもそれでは心の平安はなかなか訪れないでしょう。
他人に対して柔軟な物の見方が出来た時、あなたはずっと楽になることでしょう。

知識として知っているだけでなく、実際に人と接している時に思い出して活用してみて下さいね!

それでは。





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最終更新日  May 28, 2006 11:25:33 PM
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