源にふれろ

源にふれろ

January 6, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
パウダー警部補シリーズ第2作。インディアナポリス市警の失踪課に勤務するパウダー警部補は北上次郎が言うところの『余計者の系譜』に属する、気難しいクセのある中年。嫌味を言って、嫌われたって構わない。言いたいことは言う。嫌われるオヤジになりたい、と遠藤周作だか野坂昭如だか嵐山光三郎だかが言っていたが、それを小説の主人公にしたら、パウダー。これもまらハードボイルドだが、マーロウのような「都市の観察者」ではない。終始アクティブに行動する。だから許せる。趣味は家庭菜園。病院にいる被害者に自分の畑で取れた果実を持っていく。やさしい言葉をかける器用さのない男は行動で示すしかない。小説を離れて一人歩きするようなキザな科白を吐く探偵より、人から嫌われようと黙ってやることをやる警官の方が、男から見れば魅力的だ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  January 7, 2005 06:04:45 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: