源にふれろ

源にふれろ

March 26, 2005
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 隆慶一郎の『死ぬことと見つけたり』に、鍋島藩の侍は毎朝起きると、自分が死ぬ姿をイメージトレーニングをする、という文章があった。どんな死に方殺され方をしても、武士道にもとることがないように、取り乱すことがないようにという訓練だ。

 マイナス思考はいただけないが、何かコトが起こったときは「想定の範囲内」とつぶやいてみれば、いくらかショックも和らぐだろうと思う。
 この言葉、流行語になればいいのに。小泉首相は、こういう短いセンテンスが好きに違いない。

 ちなみに仕事で壁にぶつかった時は、「ここが踏ん張りどころ」と僕は自分に言い聞かせている。黒澤明の『野良犬』で、戦争から帰ってきた復員兵の三船が列車で全財産を盗まれ自棄になり、もう強盗にでもなろうかという考えが頭をよぎるが、思いとどまったときの言葉。「ここが踏ん張りどころ」だと刑事の職に就くのである。踏ん張りどころで踏ん張らずにやめる人が多い職種なので、とにかく呪文のように唱えている。脚本家なんて忍耐。才能がない人間でも、忍耐なら何とかなる。





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Last updated  March 26, 2005 03:43:27 AM
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