源にふれろ

源にふれろ

July 20, 2005
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 朝、直しの電話あり。24日〆切。

直しをしながら、テレビ東京で『カプリコン1』を見る。もう4度目くらいだが、何度見てもアイディアの秀抜さに感嘆してしまう。自動車や複葉機のアクション・シーンも見応えたっぷり。そして、逃げる宇宙飛行士を追うヘリコプターの登場の仕方。カメラマンの仕事として、これ以上ケレン味のある見せ方はそうそうない。震えが来るほど素晴らしい。ただ今日の放送は、ノーカットではなかったので、新聞記者エリオット・グールドのとぼけた味わいや、苦しい中でも冗談を絶やさない宇宙飛行士のジョークの部分が、大幅にカットされていた。10分15分切ったら、どんな名作も凡作になってしまうということだ。

 夜、汐留で試写会。ソン・ガンホ主演の『南極日誌』。到達不能点(海から最も遠い地点)を目指す南極探検隊6人が、80年前に遭難したイギリス探検隊の日誌を発見。この探検隊は一体、どうなったのだろうか・・・・。日誌がきっかけとなり、家族同然だった隊員たちが徐々に狂い始めていく。
 何もない一面雪だけの白い世界。「目に見えるものしか信じない」と言っていた隊員たちだが、何もないがゆえに(?)、いろんなモノが見えはじめる。心の内に潜んでいた「抑圧された感情」が、吹雪というスクリーンに、一気にビジュアル化してしまう。その怖いこと。
 この閉ざされた世界で、自己の内面の恐怖と、外的な恐怖。本格推理小説によく出てくる「嵐の山荘」モノと言っていいかもしれない。雪と狂気といえば「シャイニング」がそうか。
 感情移入できる話では全くない。狂気に冒される人間の様子を臨場感たっぷりに体験する映画。広義の意味で「ホラー」。ホラーとしての恐怖だけでなく、自然の怖さも画面いっぱいに繰り広げられていた。ニュージーランドで大々的な撮影を行ったというだけあって、クレバスに滑落するシーンやホワイトアウトが彼方から襲ってくるシーンなど、リアルな怖さも描かれていた。
 見終わって、会場シーン。ヒットしないこと間違いなし。評論家のボキャブラリーで言えば「異色作」か。








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Last updated  July 20, 2005 11:20:53 PM
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