源にふれろ

源にふれろ

December 28, 2005
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カテゴリ: 韓国映画
 昨日で仕事も終わり、今日は年賀状書きにいそしもうと思っていたら、妻の友人たちが遊びに来るというので、出かけるハメに。
 新宿に『親切なクムジャさん』を観に行く。

 よくも悪くもイ・ヨンエの映画。チャングムでついたイメージを払拭して、新しい役柄にチャレンジしたいという意欲は大いに買う。だけど、その意欲を受け止めるだけの脚本だったか?新しい挑戦の向かう先は、この方向でよかったのか、ちょっと判断を留保してしまう。
 復讐の非情さと、その原動力にある母性。そのアンビバレントな両面を表現するのは難しい役どころで、ともすればキャラクターが曖昧になる。同じ新境地でも、『8月のクリスマス』のシム・ウナが『カル』で見せた「謎めいた女性」の方がずっと演じやすい。
 過去の作品を振り返ってみると、自分の思い・信念を内に秘めるタイプの演技をするときに魅力を感じる。
 本作でいえば、無実の罪で服役し、刑務所内で復讐心を胸に秘めながら、それをおくびにも出さず、『親切なクムジャさん』と呼ばれるにいたる数々のエピソードを見せるくだりは、すごく面白い。
 だけど後半、真犯人を見つけてからのくだりになると、どうもキャラクターが見えてこない。その真犯人に子供を殺された親の復讐に手を貸すことで、主役の座を降りてしまった印象を受けた。あそこはもっと短くして、代わりに娘との交情をもっと見たかった。

 これは結局、チャングムの揺り戻しのようなもので、次作こそが新境地かな、と期待。





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Last updated  December 29, 2005 01:05:46 AM
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