1978年のアルバム。レインボーのスタジオ録音では3枚目です。リッチー・ブラックモアにロニー・ジェイムス・ディオ、コージー・パウエルの黄金の三角形の作るハードロックのお手本のような楽曲がずらりと並びます。ロニーは結局このアルバムを最後に、レインボーを離れるわけですが、ある意味、やれるところまではやったという感じなのかもしれません。究極なのは、 Long Live Rock 'N' RollなのかKill the Kingなのか、あるいはGates of Babylonなのか、意見が分かれるところかもしれませんね。私は、やっぱりKill the Kingかな。もしかしたらSensitive to Lightあたりを候補に入れる方もいるかもしれません。結構、マニアっぽいのかもしれませんが、私もこういう曲も好きです。全体として見ると、アメリカのマーケットを意識したキャッチーな作りの次作「Down To Earth」に繋がる部分も若干、出始めているとは思うのですが、従来のリッチーの中世的な指向との微妙なバランスもあるというのも、ある意味、緊張感があるように思います。このアルバムは、歴史的にも名作と言っても良いのではないでしょうか。
【曲目リスト】 1. Long Live Rock 'N' Roll 2. Lady of the Lake 3. L.A. Connection 4. Gates of Babylon 5. Kill the King 6. Shed (Subtle) 7. Sensitive to Light