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【Aポイント+メール便送料無料】ヴァン・ヘイレン Van Halen / 1984 (輸入盤CD)タイトル通り1984年のスタートに出たアルバム。これでデビューからのデヴィッド・リー・ロス時代がいったん終了するわけですが、最後にこういうキメの一撃を出して脱退しちゃうあたりも凄いところ。超有名アルバムなので、説明の必要もないかと思いますが、ハード・ロックの楽しさとエンター・テイメントがほど良くミックスされていて、これぞヴァン・ヘイレンという世界が堪能できます。当時、シンセを前面に出した1984~Jumpの流れはとても話題になっていて、ギターの天才がシンセで今後どんなことをやってくれるのか?なんていう期待感が書かれていたような覚えがあります。このJumpのイントロなんて、あんまりにもシンプルで、分かり易くて、そして格好良くてあ然としてしまいます。I'll Waitもシンセが前面に出てますが、ギターソロとの兼ね合いで、ステージではどんな風にやるんだろうとか、いらない心配をしていたのを覚えています。シングルはJump、I'll Wait、Panama、Hot For Teacherですね。MTVでもよく観ました。このアルバムだけじゃないですが、エディーは、ギターソロからリフや歌のバッキングに戻るところが連続している曲のライブ感がもの凄し、この流れるようなところが格好よいです。シンプルな構成のHot For Teacherなんかがそうかな。シングル曲以外でも、Top Jimmy、Girl Gone Badとか良いです。Drop Dead Legsなんかは、改めて聴くと次のサミー時代に繋がっていきそうな予感の曲だなあ、と思いました。【曲目リスト】1. 1984 2. Jump 3. Panama 4. Top Jimmy 5. Drop Dead Legs 6. Hot For Teacher 7. I'll Wait 8. Girl Gone Bad 9. House Of PainJumpは学生時代のバンドでよくお世話になりました。Panamaもやろうとしたんですが、あの大雑把なノリ、グルーブ感が出なくて、うまく行かなかったような気がします。テクニック云々じゃない、気合みたいなものなんですけど、やっぱアレックスとエディー兄弟の醸し出す雰囲気、オーラというのは半端ではないということなんでしょう。
2010.04.09
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Scorpions スコーピオンズ / Crazy World 輸入盤 【CD】1990年のアルバム。11作目とのことで、相変わらずのアグレッシッブな姿勢は見せながらも、安定感もあるような安心して聴けるアルバムだと思います。全体的に「Love At First Sting」の頃と比べるとハードな音作りのような気もしました。クレジットにジム・バランスの名前もあり、外部のライターを起用するのは前作「Savage Amusement」では見られなかったことですが、この辺がどう作用したのか?アルバムの楽曲の質は良い感じで保たれていますし、リフだけでないバリエーションもあるので私は良いのではないかと思いました。ただ、ルドルフ・シェンカーのリフがどうしても好きだという人は、ちょっと寂しさがあるかもしれません。いずれも佳曲が揃っていますが、Don't Believe Her、Wind of Change、Restless Nights、Lust or Love、Crazy Worldあたりが好きな曲です。シングルヒットしたWind of Changeは、クラウス・マイネの歌の旨さと哀愁が良くでていて良いですね。Still Loving Youと同じぐらいの良いバラードだと思いますし、ライヴだったらもっと良いんだろうな、と感じさせる曲です。最後のSend Me an Angelもバラードですが、クラウス・マイネはバラードで映えますね。【曲目リスト】1. Tease Me Please Me 2. Don't Believe Her 3. To Be With You in Heaven 4. Wind of Change 5. Restless Nights 6. Lust or Love 7. Kicks After Six 8. Hit Between the Eyes 9. Money and Fame 10. Crazy World 11. Send Me an Angel Restless Nightsでは、歌詞に幾つかの都市の名前が出てきますが、Black Out in London/Big Time in Paris/Hot shot in Dallas/Rock Hard in Rio/Red Hot in Moscow/Die Hard in Tokyoってな感じで並んでいます。どんな東京の夜だったんでしょうね。
2010.04.07
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Reo Speedwagon REOスピードワゴン / Hi Infidelity 輸入盤 【CD】1980年のアルバム。REOスピードワゴンについては、多くを知らなかったのですが、このアルバムが11作目だとのこと。これ以前のキャリアが約10年あるんですね。このアルバムから大ヒットしたのが、Keep on Loving YouやIn Your Letterですが、特にIn Your Letterあたりは80年代のポピュラーの代表作ともいえますし、いろんなコンピレーションにも登場しているのを見かけます。このバンドのことは良く知らない私でも、この2曲は知ってましたし、良く聴きました。この2曲だけの印象でいうと、ポップ寄りなんだろうなと思っていましたが、アルバムを通して聴くと、結構、ロックしていますね。それも、いわゆるアメリカン・ロックというのでしょうか。Don't Let Him Go、Tough Guys、Shakin' It Looseあたりがそんな印象があります。決してポップなだけでなく、ハードな面も、また、ある種の泥臭さも持ち合わせた感じ。80年代のアメリカン・ロックが好きな人は気に入るアルバムだと思います。【曲目リスト】1. Don't Let Him Go 2. Keep on Loving You 3. Follow My Heart 4. In Your Letter 5. Take It on the Run 6. Tough Guys 7. Out of Season 8. Shakin' It Loose 9. Someone Tonight 10. I Wish You Were There 爽快感がありますね。まさに、彼らのバンド名の由来である車、トラックみたいな見かけのオープンな感じをそのまま現しているように思います。10年のキャリアでなかなか、芽が出なかったらしいですが、何かふっきれたような感覚もある快作なんじゃないでしょうか。
2010.04.04
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今年も横浜・弘明寺で花見を敢行しました。天気が回復して良かったです。アーケード商店街の中ほどを横断する大岡川沿いの桜が有名です。驚いたのは、とにかく人が多い!商店街の入り口から、人の頭しか見えない状態。こんなに混んでいるのは見たことありません。露店も多数出ているのですが、左下の「B級グルメ」の旗にはウケました。弘明寺は川沿いのイメージがあるのですが、京急の駅の近くの山側の公園(弘明寺公園)もなかなか見所多し、です。山から下りていくところから見える京急の電車越しにも桜が。春を目一杯感じます。商店街の魚屋でサザエを売ってたので、家に帰って壷焼きにして食べました。うまし。一石旅館
2010.04.03
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Night Ranger ナイト・レンジャー / Dawn Patrol 【CD】1982年のアルバム。ナイト・レンジャーの1stです。全体としてキャッチーで軽快、後にバラードSister Cristianが大ヒットするなど、どちらかというと商業ロック寄りに見られているように思いますが、いきなり、オープニングからDon't Tell Me You Love Meの迫力には圧倒させられます。特に、タイプの違う2人のギタリストの展開するギターソロパート。エモーショナルなブラッド・ギルスと、速弾きでテクニカルな面を強調したジェフ・ワトソン、この2人の火花が散るようなバトルが曲のスピード感と相まって、緊張感を生み出しています。この曲には、相当なロック魂がこもっているのを感じます。続くSing Me Awayは一転して、優しいメロディーを持ち、キーボード色も強めの曲。早くもこの時点で、ナイト・レンジャーというバンドの両面が出ているのかな?ハード・ロック寄りなのはCan't Find Me A Thrill、Play Roughなどでガツンとしますが、少し軽めのタイプでは、Young Girl In Loveあたりはフォリナーっぽい感じもします。その他にも、At Night She Sleeps、Eddie's Comin' Out Tonight、Pennyなど佳曲が揃っていて、楽しめるアルバムであると思います。【曲目リスト】1. Don't Tell Me You Love Me 2. Sing Me Away 3. At Night She Sleeps 4. Call My Name 5. Eddie's Comin' Out Tonight 6. Can't Find Me A Thrill 7. Young Girl In Love 8. Play Rough 9. Penny 10. Night Rangerしかし、ブラッド・ギルズもジェフ・ワトソンも凄かったな。当時のギター・キッズにはかなり人気があったと思います。しかし、彼らは別にハード・ロック、ましてやヘビー・メタルに拘るバンドではなく、良質のメロディーを持ったイキの良い、楽しいロックン・ロールを表現していく中で、このギターの凄さを生かしているという解釈が正解のように思います。そういう意味では、この1stはまだ、ハード・ロック寄りであるように思いますが、その辺は当時の状況からくる、したたかな彼らなりの戦略なのでしょう。
2010.04.02
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【Aポイント+メール便送料無料】レッド・ツェッペリン Led Zeppelin / Coda (輸入盤CD)1982年に発売されたアルバム。既に録音されていた未発表曲やアウトテイクなどを集めたもので、バンド自体はジョン・ボーナムの死によって1980年に既に解散声明を出していましたが、ジョン・ボーナムへの追悼の意味も込めて、一つの区切りを付けたというような形なのでしょう。タイトルもそのものになっていて、これがいったんの終わり、というのが伝わります。収録された各曲の年代も1970年頃から1978年頃までバラバラですが、それぞれがレッド・ツェッペリンらしい特徴があり、多彩なバリーエーションになっていると思います(逆にあんまりまとまりはないかな?)。中でも好きなのは、Ozone Babyですね(あんまり評判は良く無さそうなんですが)。シンプルな構成の中から出てくるグルーブ感がたまりません。この曲とDarlene、Wearing And Tearingは「In through the out door」のアウトテイクとのことですが、確かに音の感じが近いように思います。1曲目のWe're Gonna Grooveも格好良いですが、Poor Tomのフォーク・ロックのような感じもまさにツェッペリンだなあ、と思います。びっくりするのは、Bonzo's Montreauxですね。ドラムとなにやらスチールドラムみないな効果音的な音だけなんですが、なんとなく途中でギターとベースのユニゾンのフレーズが聴こえてくるかのような錯覚(幻聴?)に陥ってしまいました。【曲目リスト】1. We're Gonna Groove 2. Poor Tom3. I Can't Quit You Baby4. Walter's Walk5. Ozone Baby 6. Darlene 7. Bonzo's Montreaux 8. Wearing And Tearing やっぱり、ジョン・ボーナムは、バスドラが凄いですね。あらためて感心しました。凄い音圧だなあ。最後のWearing And Tearingまで、全部、ボンゾ・ワールド炸裂です。
2010.03.31
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Kiss キッス / Crazy Nights 輸入盤 【CD】1987年のアルバム。このアルバムのリード・ギタリストは、ブルース・キューリック。この頃のキッスは、ヘビメタの潮流を背景に、スタイルをいろいろと変えていたと思います。1983年の「Lick It Up」以来のノーメイクもその変化の一つ。ギタリストが安定しなかったというのもあったかもしれません。楽曲は全体的に、ポール・スタンレーが中心に展開しているような感覚がします。このアルバムでは、ジーン・シモンズとのヴォーカルの比率でいくと、ポール7:ジーン4という感じです。10年前の「Love Gun」あたりだと、ポール4:ジーン4:エース1:ピーター1なので、他のメンバー分がポールに移ったということなんでしょう。オープニング曲のCrazy Crazy Nightsは文句無くカッコ良い曲。キレの良さが目立ちます。続くI'll Fight Hell to Hold Youや6曲目のMy Wayもそうですが、ポールの声が伸びやかで、非常に良くでてるなあと思います。4曲目のNo, No, Noはジーンのヴォーカル曲なんですが、なんとなく、”らしさ”を感じられないところがあります。イントロのギターパートからして、メタルっぽくって、キッスの重い方の部分があんまりないんですよね。次のHell or High Waterでは、ちょっと取り戻すのですが、そんな感じで、Turn on the Nightまでくると、あれ?ナイトレンジャーみたいだな、、というのもあり、時折入ってくるキーボードの音も相まって、全体的には軽い仕上がりになっているように思います。やはり、時代的背景なんでしょうか。【曲目リスト】1. Crazy Crazy Nights 2. I'll Fight Hell to Hold You 3. Bang Bang You 4. No, No, No 5. Hell or High Water 6. My Way7. When Your Walls Come Down 8. Reason to Live 9. Good Girl Gone Bad 10. Turn on the Night 11. Thief in the Night いろいろサイトをみてて分かったのですが、ブルース・キューリックには、キッスの象徴とも言えるステージ・ネームが無いんですね。そりゃそうです。彼の時代には、メイクしてないですもんね。
2010.03.28
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地獄からの使者~キッス・ファースト/KISS[CD]【返品種別A】1974年のキッスの1stアルバム。邦題は”地獄からの使者”。地獄シリーズの始まりですね。Strutter、Cold Gin、Deuce、Balck Diamondといった後々にベスト・アルバムでも取り上げられるような曲も収録されていて、楽曲も最初のアルバムとしては充実していたと言えるのではないでしょうか。演奏面や音質面でのクオリティはラフな感じもありますが、ハード・ロックの楽しさを非常に分り易く表現しているように思います。ポール・スタンレーとジーン・シモンズのヴォーカルの分担での楽曲の雰囲気の違いとか、以降続いていくキッスのスタイルがこの時点でも既にある程度、明確になっています。ポールがヴォーカルのStrutterでのウキウキするような感覚、ジーンがヴォーカルをとるCold GinやDeuceのおどろおどろしさもあるヘビーな雰囲気、こういったものが、意図的に演出されたキッスというバンドのコンセプトを形作っているんでしょうね。【曲目リスト】1. Strutter2. Nothin' To Lose3. Firehouse4. Cold Gin5. Let Me Know6. Kissin' Time7. Deuce8. Love Theme From Kiss9. 100,000 Years10. Balck Diamondそれにしても、このキッスの1stアルバムは当初、あまり売れなかったらしいですね。今から考えるとちょっと不思議な感じもしますが、この奇抜なメイクを施したジャケットとか、微妙に影響したのでしょうか?でも、ライヴを繰り返しながら、次第にその魅力が伝わっていったというのも、キッスらしくて良いですね。
2010.03.25
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【送料無料選択可!】ライヴ・エナジー / ジャーニー1981年に出たジャーニーのライヴ・アルバム。邦題は”ライヴ・エナジー”です。珍しく?邦題がピタっとハマっているんじゃないでしょうか。同年に「Escape」が出るわけですが、このライヴを聴くと、こっちがジャーニーの本質を表現しているように思えてきます。それほどの迫力をもって、スタジオ盤を遥かに凌駕する演奏が展開され、エネルギーを発散させています。特に凄みを見せているのは、スティーヴ・スミスのドラムでしょう。ダイナミックな演奏で、バンドの屋台骨を支えているのが良くわかります。ニール・ショーンのギターもここぞとばかり、弾きまくっていて、気合が入っていますね。グレッグ・ローリーとスティーヴ・ペリーのツイン・ヴォーカルの曲もこの時代ならではの感があり、ライヴの重要なアクセントになっています。ロス・ヴァロリーの淡々とした、でも小技の効いたベースも聴けます。とにかく、全体でダイナミックさが感じられるロックバンドとしての存在感がよくわかるライヴ・アルバムだと思います。特に「Esacpe」以降しか知らない人に、聴いてもらいたなあ。これをもって産業ロックとは言えないと思うのです。【曲目リスト】1. Majestic2. Where Were You3. Just The Same Way4. Line Of Fire5. Lights6. Stay Awhile 7. Too Late8. Dixie Highway9. Feeling That Way10. Anytime11. Do You Recall12. Walks Like A Lady13. La Do Da14. Lovin', Touchin', Squeezin'15. Wheel In The Sky16. Any Way You Want It17. Party's Over (Hopelessly In Love) このアルバムは、もともとはレコードじゃなくて、カセット・テープで持っていたんです(しかも日本版)。理由は良く分らないですが、車で聴くために買ったのかな。
2010.03.22
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守護神伝-第一章--エクスパンディッド・エディション/ハロウィン[CD]【返品種別A】1987年のアルバム。以前に取り上げたのは、同PartIIでしたので、これは2つセットにした、その前編ともいうべきアルバムです。このアルバムもコンセプトアルバムっぽい感じになっていて、導入的なInitationから始まり、ラスト前のHalloweenは13分を超える大曲、最後はまた短いインストのFollow the Signで締めています。2曲目のI'm Aliveからして、いかにもジャーマン・メタルっていう感じがします。ゴリゴリの硬派な音、スピード感、メロディアスなギターソロ等々がその特徴でしょうか。3曲目のLittle Timeのドドドドっていうリズムを聴いてると、アクセプトとの類似性も感じますね。まさしく、ジャーマンの香りです。曲もそれぞれ良くて、ハイトーンのマイケル・キスクのヴォーカルもバッチリですね。Twilight of the Godsもそんな感じ、ギター・ソロは、こっちの方がアクセプトっぽいかな。この曲はスピード感もものすごくて、格好よいですね。若干、イントロのギターが垢抜けていない感もあるけれども。バラードを挟んで6曲目は、キャッチーな感じのFuture Worldですが、実は私、こういう曲も好きなんですよ、Part2でDr. Steinを気に入っていたのと似た感覚なんですが。ノレます。次のHalloweenの重いイントロに入る前としては、良い構成なのでは?そして大曲のHalloweenへ。根性入っている感じで、熱演ですよね。これだけの長さで、聴かせどころを随所に配置しながら、やりきっているのは凄いです。【曲目リスト】1. Initation 2. I'm Alive 3. Little Time 4. Twilight of the Gods 5. A Tale That Wasn't Right 6. Future World 7. Halloween 8. Follow the Signなんていうか、当時のメタルの一つのジャンルの象徴的なアルバムな感じがして、今、聴くとなんとも大袈裟というか時代がかったところが無い訳ではないと思いますが、良いじゃないでしょうか。私には大変楽しめます。マイケル・キスク、カイ・ハンセン、マイケル・ヴァイカーとの3人の才能の結合が如何なく発揮されてるように思います。
2010.03.20
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【Aポイント+メール便送料無料】フォリナー Foreigner / Agent Provocateur (輸入盤CD)1984年のアルバム。フォリナーのオリジナル・アルバムとしては5作目にあたります。前作「4」から3年半の期間を置いています。「4」も各楽曲のレベルが相当に高かったと思いますが、それに匹敵するものだと思います。ただ、やはり、商業ロック(産業ロック)という言葉はちらついてしまうのは事実で、シンセが目立つアレンジは、明らかに「4」よりもそちらの方向に進んでいるように思います。Tooth and Nailはハードなイメージで、「4」以前のフォリナーの雰囲気が残りますが、That Was YesterdayからI Want to Know What Love Isに至ると「4」以降のマイルドな面が強調されてきます。しかし、だからダメということは無く、素晴らしい楽曲であることに相違は無いわけで、このPOPとROCKの中間にフォリナーというジャンルの音楽があると考えるとスッと腹落ちしてしまいます。メロウなバラード曲が好きな人には、大ヒットとなったI Want to Know What Love Isや Down on Love、ハードな曲が好きな人にはTooth and NailやReaction to Action、Stranger in My Own Houseといったエッジの効いたギター主体の曲を。中間ぐらいのThat Was YesterdayやA Love in Vainのような曲もありますし、こういうラインナップを見ていると、商業ロックとしての要件を満たすのも大変なんだ、って感じがしてきますね。【曲目リスト】1. Tooth and Nail 2. That Was Yesterday 3. I Want to Know What Love Is 4. Growing Up the Hard Way 5. Reaction to Action 6. Stranger in My Own House 7. A Love in Vain 8. Down on Love 9. Two Different Worlds 10. She's Too Tough やっぱり、ルー・グラムの声は良いですね。ハードな曲をやってもバラードをやっても、これだけ感情を込めた歌唱でしっかり聴かせられるのは、なかなか他にいないヴォーカリストだと思います。
2010.03.17
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Dokken ドッケン / Under Lock And Key 輸入盤 【CD】1985年のアルバム。ドッケンの3作目です。上昇気流に乗っている勢いを感じます。いきなりオープニングのUnchain the Nightのメロディーでひきつけられ、Hunterでのジョージ・リンチの流れるようなギター・ソロに身を任せていると、おもむろにIn My Dreamsが始まります。私は、少しポップな面もあるこの曲が好きで、ドッケンの代表曲だと思っていますし、当時のLAメタルシーンをも代表する一曲なのでは無いかと思っています。楽曲の良さと適度なヘビーさのバランス、ギター・ソロも切れ味あります。Slippin' Awayは、「Departure」までの頃のジャーニーのような雰囲気を持った曲で、ゆったりとした中にスケールの大きさを感じます。その後もLightnin' Strikes Again、It's Not Loveと隙の無い曲が続いていきます。Jaded Heartでいったん落ち着いた後、再度、キャッチーなリフのDon't Lie to Meで盛り上がりへ。ラストのTill the Livin' Endは、ヘビーで速い曲。締めにこの曲というのも、キリっと締まって良いですね。曲が終って、アンプのノイズがちょっと残ったようなのも余韻になってます。全体として、インパクトの強さでは前半戦ですが、きちんと後半戦にもヤマがあって、完成度の高いアルバムだと思います。【曲目リスト】1. Unchain the Night 2. Hunter 3. In My Dreams 4. Slippin' Away 5. Lightnin' Strikes Again 6. It's Not Love 7. Jaded Heart 8. Don't Lie to Me 9. Will the Sun Rise? 10. Till the Livin' End しかし、このアルバムを聴いてると、彼ら(ドンとジョージ)がもっと仲が良ければ、さらにもっと良い作品が残っただろうに..と思ってしまいますね。まあ、ウマが合わないってのは仕方がないのでしょうけど、Lightnin' Strikes Againなんかは、ある意味、緊張感の産物のような気もしています。
2010.03.13
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【Aポイント+メール便送料無料】デフ・レパード Def Leppard / Songs from the Sparkle Lounge (輸入盤CD)2008年のアルバム。なんとデフ・レパードの最初のアルバム「On Through The Night」が1980年ですから、この時点で28年、現時点でついに30年になるのですね。このアルバムを聴いても、全くテンションが落ちていることはないですから、凄いことです。1曲目のGoは、現代的なヘビー・ロックのテイストを持っていてちょっとビックリしてしまいましたが、2曲目Nine Livesでは、デフ・レパード節とも言える本来の雰囲気に戻って、ひと安心です。しかし、本当に驚いたのは、4曲目のLoveです。なんとなくクイーンを聴いているような感じがしました(あくまでも私の感覚ですが)。日本版には、このLoveの別バージョンが、収録されているのですが、これはピアノがバックになっていて、クイーンっぽさがさらに増幅しています。理由はコーラスの入れ方なんでしょうか。コーラス・ワークはデフ・レパードもお家芸ですが、ちょっと違うような感じがします。「Hysteria」の頃の、いわゆるデフ・レパードっぽい曲というとTomorrowとかHallucinate、Come Undoneあたりでしょうか。元気なキレの良いロックです。Bad Actressは、もうちょっと前に溯った感じです。この曲では、ヴィヴィアン・キャンベルとフィル・コリンのギターの掛け合いもあって、ライヴ的な迫力があります。彼らのコンビネーションもしっくりきているように思います。【曲目リスト】1. Go 2. Nine Lives 3. C'mon C'mon 4. Love 5. Tomorrow 6. Cruise Control 7. Hallucinate 8. Only The Good Die Young 9. Bad Actress 10. Come Undone 11. Gotta Let It Go 短めの曲で繋がっていくので、非常にテンポ良く一気に聴けます。やはり、デフ・レパードは良いなあ。ベテランでも、この気合っていうのが良いじゃないですか。
2010.03.10
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Aerosmith エアロスミス / Permanent Vacation 輸入盤 【CD】1987年のアルバム。2人のギタリストの復帰からの2作目です。本作は、プロデューサーが、ブルース・フェアバーンに変わり、イメージもガラっと変わっているように思います。そして、気になるのが、ソングライターとしてクレジットされているデスモンド・チャイルドの存在です。他にも外部ライターとして、ジム・バランスの名前も。デスモンド・チャイルドの場合、誰のアルバムに参加しても彼の関与がはっきりと分るほどの影響力を持った人だけに、特にそうです。そんなこともあってか、先入観なしに聴いたとしても、なんかこれまでとは違うな、と思ってしまうのではないでしょうか。Hearts Done Time、Dude、Angelがデスモンド・チャイルド絡みで、Magic Touch、Rag Doll、Simoriah、Hangman Juryがジム・バランスです。やっぱり良い曲が多いですよね、正直。このアルバムが、エアロスミスの再ブレイクの起点になり、第2期の黄金時代の出発点になっているんですから、聴く側としては純血主義にこだわらず、楽しめればいいのではないかと思ってます。Magic TouchやSimoriahは、ちと軽いなあ、と思いますが、Rag Dollはエアロでしか出せない空気を発散してます。同じようにブラスを入れていてもDudeはより、ボン・ジョヴィ的な雰囲気を漂わせていますが、スティーヴン・タイラーの絶対に負けないキャラクターが流行に取り込まれないギリギリの線を保っているのではないでしょうか。Angelは名ロック・バラードとなり、今となってはI Don't Want To Miss A Thingの誕生を想起させますね。【曲目リスト】1. Hearts Done Time 2. Magic Touch 3. Rag Doll 4. Simoriah 5. Dude (Looks Like a Lady) 6. St John 7. Hangman Jury 8. Girl Keeps Comin' Apart 9. Angel 10. Permanent Vacation 11. I'm Down 12. Movie 前作「Done With Mirrors」からの流れで、エアロスミスがなぜ、このアルバムをこの作り方で出したのか?再度の結束を確認したバンドが、次に求めたもの(=セールス、なんでしょうね?)を考えたときに、その通りの結果を得られたわけですから、スティーヴン・タイラーの戦略の勝ちなのでしょうね。ちなみにI'm Downはビートルズのカバーですが、「Live Bootleg」のCome Togetherも併せて、彼らのバックグラウンドを知るうえで大事な選曲だと思います。このバックグラウンドにも、彼らの良いメロディーを持つ楽曲へのこだわりが感じられるような気もします。
2010.03.08
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Aerosmith エアロスミス / Done With Mirrors 輸入盤 【CD】1985年のアルバム。1979年にジョー・ペリーが抜け、翌々年にはブラッド・ウィトフォードが抜け、まさに抜け殻のような状態になっていたエアロスミスが鮮やかな復活劇を見せたのがこのアルバムであったと記憶しています。もの凄く売れたわけでは無かったと思いますが、とにかく1曲目のLet the Music Do the Talkingの一発で、これがエアロスミスだ!という勢いを見せ付けてくれました。確か、ジョー・ペリー・プロジェクトでやっていた曲だったと思うのですが、スティーヴン・タイラーのヴォーカルでこそ生まれるグルーブがあるんじゃないでしょうか。続く、My Fist Your Faceもそんなエアロらしい曲です。格好良いです。とにかく、お帰りなさい、という感じですね。この2曲とShela、Darknessがシングルカットされています。私としては、速いGypsy Bootsなんかも好きです。あんまり評価されてないアルバムかもしれないですけど、これもエアロです。【曲目リスト】1. Let the Music Do the Talking 2. My Fist Your Face 3. Shame on You 4. Reason a Dog 5. Shela 6. Gypsy Boots 7. She's on Fire 8. Hop 9. Darkness 確かにアルバムとしての完成度は滅茶苦茶高いわけでないし、粗っぽい感じもします。プロデューサーのテッド・テンプルマンはそんなことは分った上で、敢えて生のバンドの姿をそのまま出してきたんでしょうね。それが、この後のバンドの継続性にも影響があったのでは無いでしょうか。とにかく、集まってお互いの意思というかやりたいことを確認するというか、やっぱりこれしかないねという感覚を掴むことが大事だったのでは無いかと思います。
2010.03.04
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輸入盤CD均一 1490円AC/DC / Black Ice 輸入盤 【CD】2008年のアルバム。邦題は”悪魔の氷”。普通に”ブラック・アイス”で良いじゃん、と思いますが、まあまあ。なんと2000年以来のニューアルバム(当時)ということだったので、広告等でいろいろ露出もありました。それを見て、おおー、まだやってるんだあ、と感慨ひとしおでした。内容的には、もう完全にAC/DCの独自世界なので、何が新しいとか進化したとかそんなことは無縁で、相変わらずの金太郎飴的な感じの仕上がりだと思います。この不変さが良いのです。Rock N Roll Train、 Big Jack、Smash N Grab、Spoilin' for a Fightなどなど良いですね。しかし、上げていくとキリが無さそう。8年のブランクがただの空白期間でなく、その分、AC/DCのエッセンスが凝縮されているアルバムになっていると思います。15曲っていう曲数もわかるなあ。なかなか切れないですよね。とにかく最後のタイトル曲Black Iceまでの15曲を一つの塊として聴くしかないってことでしょう。【曲目リスト】1. Rock N Roll Train 2. Skies on Fire 3. Big Jack 4. Anything Goes 5. War Machine 6. Smash N Grab 7. Spoilin' for a Fight 8. Wheels 9. Decibel 10. Stormy May Day 11. She Likes Rock N Roll 12. Money Made 13. Rock N Roll Dream 14. Rocking All the Way 15. Black Ice しかし「Back in Black」から、このスタイルは全く変わってないわけで、良くこれだけリフを考えられたりするもんだと思います。AC/DCって、ギター・リフに関してもすごいスケールが大きいというか良い意味で大陸的な大雑把さというものがあったと思うのですが、もし、敢えて変化を探るとするなら、少しキレイに、コンパクトに纏まってきているような感もあります。工夫を重ねている故かもしれませんが。
2010.03.01
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【Aポイント+メール便送料無料】ポイズン Poison / Look What the Cat Dragged In (w/Bonus Tracks) (輸入盤CD)1986年のアルバム。ポイズンの1stアルバムです。ヒットした2ndと比べると、音はちょっとだけ重めの感じもしますが、明るくポジティブでキャッチーなメロディーの路線は一緒で、分かり易いですね。この辺は一貫しているようです。タイトル曲のLook What the Cat Dragged Inは、ノリの良いロックナンバーで間奏もちょっと格好良いです。続くTalk Dirty to Meもかなり良い感じ。でも、アイドル・ロック的感覚ではあるなあ。歌詞はそういう訳でないので、意図的な演出なのかもしれません。全編、こんな感じではあるので、とにかくノリを楽しみたいときには最適かと思います。他の曲では、Cry Tough、#1 Bad Boyなどが気に入ってます。【曲目リスト】1. Cry Tough 2. I Want Action 3. I Won't Forget You 4. Play Dirty 5. Look What the Cat Dragged In 6. Talk Dirty to Me 7. Want Some, Need Some 8. Blame It on You 9. #1 Bad Boy 10. Let Me Go to the Showジャケ写からもルックス先行的なことになったのは、仕方ない感じもしますね。これは男性ファンがなかなか手をだしずらかったのでは。アマゾンの評価では、下手とか書いてありますが、まあデビュー・アルバムだからあまり手間かけてないってのもあるのかもしれませんし。楽曲の良さとノリで許すべし。
2010.02.25
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【Aポイント+メール便送料無料】ポイズン Poison / Open Up and Say...Ahh! (w/Bonus Tracks) (輸入盤CD)1988年のアルバム。邦題は”初めての***AHH!”とかいう訳の分からんものですが、このアルバムは2ndアルバム。ポイズンは、いわゆるLAメタルに分類されているかと思います。その印象といえば、やはりケバい化粧のルックスということになってしまうかもしれませんが、このアルバムを聴くと、ルックスの部分についてはどうでも良いかな?とも思います。各曲のメロディーも非常に良く、キレの良いロックン・ロールが展開しています。このアルバムも結構、ヒットしたんじゃないかな?好きな曲は、Love on the Rocks、Nothin' But a Good Time、Look But You Can't Touch、Fallen Angelなど。Every Rose Has Its Thornはシングルヒット曲で、ポイズンのブレイクの起爆剤になった曲だったかと思います。このバラード曲をシングルで出すあたりは、結構したたかな計算があったのでは無いかと思います。全編、明るくポジティブな雰囲気のロックが満載です。【曲目リスト】1. Love on the Rocks 2. Nothin' But a Good Time 3. Back to the Rocking Horse 4. Good Love 5. Tearin' Down the Walls 6. Look But You Can't Touch 7. Fallen Angel 8. Every Rose Has Its Thorn 9. Your Mama Don't Dance 10. Bad to Be Good 11. Livin' for the Minute [*] 派手なルックス、キャッチーなメロディ、バラードも織り交ぜ、みたいな当時のLAメタルシーンの空気を思いっきり発散させてますねえ。とあるサイトで見たら、似たテイストのバンドってコーナーがあって、ラット、モトリー・クルー、LAガンズ、シンデレラとか上がってました。確かに!、という思う反面、ダーク系とかブルース系とかちょっとずつカラーが違うのも面白いなあと思いました。
2010.02.22
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Journey ジャーニー / Departure 輸入盤 【CD】1980年のアルバム。翌年の「Escape」の爆発を控えている形ですが、これも良いアルバムですよね。スティーヴ・ペリー加入後、3作目ということで、彼のカラーもしっくりときています。やはり、ジャーニーというとこの声ということでしょうね。バンドの方向性としては、ポップな方向に向かっているものの、しっかりとロックしている曲もあって、グレッグ・ローリー時代の3部作から次のジョナサン・ケイン時代への橋渡しとしてみることもできるかと思います。ストレートなロック・ナンバーではWhere Were Youとか、Line of Fireや締めのHomemade Loveとか、もちろんAny Way You Want Itも突き抜けるようなロック。軽めのタッチではWalks Like a LadyとかPeople and Placesあたり(とは言ってもニール・ショーンがギター弾く限りロックですけど)。一方でI'm Cryin'はブルースっぽさも残ってますね。Good Morning Girl~Stay Awhileは2曲繋がっているような感覚で、前半はストリングス系のバラードからロック・バラードに移っていきます。この曲は「Escape」以降っぽい雰囲気があります。アルバム全体では、多彩な曲が揃っているような印象です。Line of Fireは、ベスト盤に入っていないようですけど、ノリが良くて間奏なんかも結構格好よいです。Someday Soonは、グレッグ・ローリーとスティーヴ・ペリーのヴォーカル掛け合いが楽しめます。【曲目リスト】1. Any Way You Want It 2. Walks Like a Lady 3. Someday Soon 4. People and Places 5. Precious Time 6. Where Were You 7. I'm Cryin' 8. Line of Fire 9. Departure 10. Good Morning Girl 11. Stay Awhile 12. Homemade Love 誰もが気に入るんじゃないかと思う名曲、Any Way You Want Itには大変お世話になりました。バンドでコピーしてたのですが、バンドの定番曲として演ってましたので。ただ、キーが高いんですよね。。。ヴォーカルが辛くて、若干下げていたと思います。
2010.02.20
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1986年に出たジェイ・ガイルズ・バンドのベスト・アルバム。それぞれの曲の出典を見てみると、One Last Kiss/Wild Man→「Sanctuary」Love Stinks/Just Can't Wait/Come Back→「Love Stinks」Freeze-Frame/Flamethrower/Centerfold→「Freeze Frame」I Do、Land of a Thousand Dances→「Showtime!」という感じで、1979年から1982年ぐらいまでの曲が収録されています。1980年代に入ってからは特に、Centerfoldに代表されるようにセス・ジャストマンのキーボードのセンスが光るポップ性の強いロックン・ロールになってます。この辺の変化も年次を追うと確認できますね。うれしいのは、ライヴ盤である「Showtime!」からの2曲。彼らのずっと続いてきたライヴ・バンドとしての持ち味が遺憾なく発揮されています。【曲目リスト】1. Love Stinks 2. Freeze-Frame 3. Flamethrower 4. Just Can't Wait 5. I Do 6. Centerfold 7. Come Back 8. Wild Man 9. One Last Kiss 10. Land of a Thousand Dances Come BackとLove Stinksがずっと聴きたかったのですが、CDを持ってなくて、このベスト・アルバムで改めて聴きました。音の作り的には「Freeze Frame」に近くなってますが、なんとなく「Sanctuary」までの雰囲気も残ってて、ちょっとクセのある感じがなんとも好きです。
2010.02.17
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Fleetwood Mac フリートウッド・マック / Rumours - Deluxe Edition 輸入盤 【CD】1977年のアルバム。もの凄いセールスもありますし、ビルボードで31週もトップにいたとか、グラミー賞の最優秀アルバム賞もとっているとか、とにかくモンスター級のアルバムであることは間違いないですね。しかし、内容は至って大人のロックで、どちらかというと、第一印象の派手さでなく、何度も聴き続けることでじわじわと良くなっていくスルメ系の味わいなのではないでしょうか。シングルとなっているDreams、Don't Stop、Go Your Own Wayあたりが特に好きですが、こう見るとスティーヴィー・ニックス、クリスティン・マクヴィー、リンジー・バッキンガムの3人の個性がバランス良く交じり合っているように思いますし、その個性をミック・フリートウッドとジョン・マクヴィーという不動のリズムセクションが堅く支えているいるのが分かります。The Chainなんかも渋くていいなあ。バンドで作り上げてるって感じがするんですよね。結構、細かい音の積み重ねとか、感じの良いメロディがさらっと出てくるあたりも、なんか上等な感じ?がするんです。【曲目リスト】1. Second Hand News 2. Dreams 3. Never Going Back Again 4. Don't Stop 5. Go Your Own Way 6. Songbird 7. The Chain 8. You Make Loving Fun 9. I Don't Want to Know 10. Oh Daddy 11. Gold Dust Woman スティーヴィー・ニックスという超個性のあるヴォーカルがいながら、結構民主的?なバンドだったんじゃないか?と思います。リンジーの貢献というのも大きかったんでしょうが、その彼も目立とうっていうのが見えるのも局所的な感じがしますし。あくまでもバンドのアンサンブルを大事にしているという意思がありそうなアルバムです。
2010.02.15
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ヘル・フリーゼズ・オーヴァー/イーグルス[CD]【返品種別A】1994年のイーグルス再結成のアルバム。オリジナル・アルバムとしてはなんと1980年の「Eagles Live」以来で、スタジオ録音だとその前年の「The Long Run」以来ということ。メンバーとしては、解散時の最終メンバーらしいので、結構本気モードですね。1曲目から4曲目が新曲で、その後はMTVでのライヴが収録されています。1曲目のGet Over Itはいきなりイキの良いロックナンバーで、ブランクをものともしない勢いを見せてくれて良い曲ですが、これそのものはイーグルスで無くても良いかも、と思ってしまいました。でも良い曲です。むしろ、2曲目のLove Will Keep Us Aliveの方がイーグルスっぽいかな、とも思います。【曲目リスト】1. Get Over It 2. Love Will Keep Us Alive 3. Girl from Yesterday 4. Learn to Be Still 5. Tequila Sunrise 6. Hotel California 7. Wasted Time 8. Pretty Maids All in a Row 9. I Can't Tell You Why 10. New York Minute 11. Last Resort 12. Take It Easy 13. In the City 14. Life in the Fast Lane 15. Desperado 新曲が4曲だけなので、ちょっと肩慣らしって感じなのかもしれません。新曲もとっても良い雰囲気なのでもっとあっても良かったかもしれませんね。一方、ライヴの方は、非常に落ち着いていて大人の雰囲気が漂います。Hotel Californiaはアコースティックで「Eagles Live」とは違う感覚で、ちょっともどかしいような、でもソロまでいくとやっぱり納得、という成熟を感じます。演奏やコーラス(バックコーラスの人もいるんでしょうが)が妙にキレイで、ブランクあっても、このぐらいできちゃうのね、と言うところは若干不思議ですが、流石!ってことでしょう。キメは、Desperadoで文句なし。
2010.02.13
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【Aポイント+メール便送料無料】デフ・レパード Def Leppard / Euphoria (輸入盤CD)1999年のアルバム。前作「slang」が1996年なので、彼らにしてみれば比較的な順調な期間だったかもしれません。前作がオリエンタルムードが前面に出たり、キラーとなるメロディが不足しているといった評価の中で、本作においては見事にリベンジを果たしているのではないか、と思います。それは、1曲目のDemolition Manから明らかで、全ての不安要素を吹き飛ばしてくれる会心の一撃でした。イキの良い破壊力のあるギターとデフ・レパードらしいコーラス、メロディーの良さ、そして、ここにきてヴィヴィアン・キャンベルとフィル・コリンの両ギターのコンビネーションもピタっとハマってきているようです。Promisesは、これまたデフ・レパードらしい曲でなんとなく包み込むような大らかな雰囲気を持った曲です。これがシングル曲でした。そして、構成に一捻りあるBack in Your Faceと良い曲が連続していきます。これはジョー・エリオットのヴォーカルの個性が光ります。Goodbyeは感動的なバラード曲。ここまで聴くだけでも、完全にあの時のデフ・レパードが戻ってきているのを感じます。曲数も多いですが、後半もダレることなく、一気に聴けます。Paper Sunはこのアルバム最長の曲、他にもIt's Only Love、Guilty、Kings of Obivionなど佳曲がズラりと並びます。Disintegrateはちょっと彼らでは珍しいインストの曲です。迷いを吹っ切る充実の一枚、そんな感じです。【曲目リスト】1. Demolition Man 2. Promises 3. Back in Your Face 4. Goodbye 5. All Night 6. Paper Sun 7. It's Only Love 8. 21st Century Sha la la la Girl 9. To Be Alive 10. Disintegrate 11. Guilty 12. Day After Day 13. Kings of Obivion そう言えば、「slang」の中にPearl of Euphoriaっていう曲がありました。この「Euphoria」はデフ・レパードらしい王道アルバムですが、決して「slang」の流れから切り離されているのでは無く、「slang」における試行錯誤を消化しきった結果だというメッセージを感じます。
2010.02.09
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スラング/デフ・レパード[CD]【返品種別A】1996年のアルバム。前作「Adrenalize」から4年開いています。デフ・レパードの場合、待たされることに慣れてしまったとはいえ、当時は待望のアルバムということでした。ところが、最初に聴いた印象は、はっきり言って”?”。「Hyateria」~「Adrenalize」と続く方向性とは異なるアプローチ、なんとな緩い雰囲気の漂う曲調、アジアンテーストの漂うアルバム・ジャケットやギターのフレーズなどなど、正直違和感を覚えたのでした。でも、めちゃくちゃ尖った曲は無いですが、良く聴くとそんなに悪くないと思いますし、それなりに納得感はあると思います。全体にシンプルになっているのが、最初に感じたことですが、何度も同じことをバンドとしてもやっていられないっていうのもあるのでしょうね。あまり、オーバープロデュースにならないで素のラフなデフ・レパードって感じでしょうか。タイトル曲以外にもAll I Want Is EverythingとかDeliver Meあたりも良いかと思います。Deliver Meは、ちとグランジやオルタナティヴっぽいかもしれないですが。セールスはちょっと不足したみたいですけど、良いじゃないですか、これもデフレパードです。【曲目リスト】1. Truth? 2. Turn to Dust 3. Slang 4. All I Want Is Everything 5. Work It Out 6. Breathe a Sigh 7. Deliver Me 8. Gift of Flesh 9. Blood Runs Cold 10. Where Does Love Go When It Dies 11. Pearl of Euphoria アルバムタイトル曲のSlangは、何度か聴いているうちに超お気に入りになって、歩いている時に、何度も繰り返して聴いたりしてました。クセになるのでしょうか、あのリズムが歩くのに合うのかもしれません。この1曲は、デフ・レパードファンの私としても、はずせないです。何かに書いてあったのですが、リック・アレンが、普通のドラムを叩いているとか?もし、本当にそうなら深く感動だなあ。
2010.02.07
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Deep Purple ディープ・パープル / In Rock - 25th Anniversary Edition 輸入盤 【CD】1970年のアルバム。イアン・ギランとロジャー・グローバーの加わった黄金の第2期メンバーでの2枚目のアルバムです。ジョン・ロードの主張によって制作された、前作「Concerto for Group and Orchestra」のクラシックを強く意識した世界から一転し、ハードロックの様式美の王道の方向性を決定付けたアルバムと言って良いのではないでしょうか。もちろん、このアルバムにて王道が完成というわけではないですが、Speed King、Child in Timeといった名曲を始めとして、各曲にその要素がちりばめられているように思います。ハードなリフと高音シャウトと、奔放で刺激的なソロ、それを支えるタイトかつ激しいリズム隊という、リッチー・ブラックモアの理想とする世界を表現した、最初のアルバムですよね。【曲目リスト】1. Speed King 2. Bloodsucker 3. Child in Time 4. Flight of the Rat 5. Into the Fire 6. Living Wreck 7. Hard Lovin' Man ※リンクの8曲目以降は1995年の25周年記念盤で加わったトラックです。Black Nightはシングルで後追いなんですね。しかし、ジョン・ロードの指向した方向性も踏まえると、このアルバムやBlack Nightが売れなかったら、以降の「Machine Head」も「Burn」も無かったかもしれないなんて思ったりしました。方向性を切り替えるという、当時のリッチーの判断は正しかったのでしょうね。そう言えば、高校生の頃は、Child in Timeとか長い曲がちょっと苦手だったというのを思い出しました。じっくり聴く、とかできなかったのです。ソロまで飛ばして聴くとか。
2010.02.06
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横須賀に用事があったので、ちょっとだけどぶ板通りに寄り道しました。公式サイトもあるんですね~。英語の看板とか、独特な怪しい、危なげな雰囲気は、まだまだ残ってます。横須賀といえば、宇崎竜童さんの関係で、この2つですね↓。横須賀ストーリー / 山口百恵”急な坂道 駆けのぼったら 今も海が見えるでしょうか ここは横須賀”。そうそう、そんな感じなんですよね。ダウン タウン ブギウギ バンド / New Best 1500 【CD】”ハマから流れてきた娘だね ジルバがとってもうまくってよ”。具体的な描写じゃなくても、横須賀らしい雰囲気が伝わる見事な歌詞(セリフ?)だと思います。
2010.02.06
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Aerosmith エアロスミス / Live Bootleg 輸入盤 【CD】1978年のエアロスミスの渾身のライヴ・アルバム。1973年の1stから1977年の「Draw the line」までの集大成です。そして、これがエアロスミスのスタンダードだと言っても良いのではないでしょうか。良く聴きました。明確に違いのわかるI Ain't Got YouやMother Popcorn以外でも、細かく聴くといろんなライブ会場の詰め合わせになっているようですが、全体を一つのショウとして楽しめます。ライヴならではのトピックですが、ビートルズのカバーのCome Togetherは、エアロスミスのための曲なんじゃないかと思うぐらいのはまり具合です。また、Dream Onは超名演だと思います。なんか凄い執念みたいのを感じます。【曲目リスト】1. Back in the Saddle 2. Sweet Emotion 3. Lord of the Thighs 4. Toys in the Attic 5. Last Child 6. Come Together 7. Walk This Way 8. Sick as a Dog 9. Dream On 10. Chip Away the Stone 11. Sight for Sore Eyes 12. Mama Kin 13. S.O.S. (Too Bad) 14. I Ain't Got You 15. Mother Popcorn/Draw the Line16. Train Kept A'Rollin'/Strangers in the Night私はエアロスミスは、実はこのライヴ・アルバムから入りました。なので、このライヴの演奏の印象がもの凄く強くて、スタジオ・バージョンを聴くとちょっと違和感があったりしてました。やっぱりライヴの方がカッコ良いなあって思うことの方が多かったです。この頃のライヴ・アルバムって、この前後でも1977年のストーンズの「Love You Live」とか1978年のチープ・トリックの「at Budokan」・UFOの「Strangers In The Night」、1979年のクイーンの「Live Killers」などがあって、ある種のライヴ・ブームみたいな観もありますよね。そんなライバルに決して劣ることの無い、燦然と輝くライヴ・バンドの誇りを感じます。
2010.02.04
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Aerosmith エアロスミス / Get Your Wings 輸入盤 【CD】1974年のアルバム。エアロスミスの大ブレイクは、1975年の「Toys in the Attic」からであり、この2ndアルバムもセールス的には、それほど大きなものでは無かったようです。しかし、このアルバムのラインナップを見てみると、第一期の黄金時代を形作るのに重要な役割を果たしている名曲も含まれていますね。Same Old Song and Dance、Lord of the Thighs、S.O.S.というような曲を聴くと、むしろなんであんまり売れなかったんだろうという気がするほど格好良い、エアロスミス・スタイルが発揮されているように思います。まあ1stにも名曲がある訳ですが、よりハードになって行ってる感じがするように思います。忘れてならないのは、カバーですけれどTrain Kept a Rollin'ですよね。後の「Live! Bootleg」でもラス前に出てきます。このアルバムのバージョンでは、ゆっくりなテンポでの演奏になっていて、途中から、アップテンポのライヴ録音(おそらく)に切り替わる趣向になってます。やっぱライヴの方が格好良いっていうのは、エアロスミス自身もわかってるっていうことでしょう。【曲目リスト】1. Same Old Song and Dance 2. Lord of the Thighs 3. Spaced 4. Woman of the World 5. S.O.S. (Too Bad) 6. Train Kept a Rollin' 7. Seasons of Wither 8. Pandora's Box Train Kept a Rollin'の当時の邦題は、”ブギウギ列車夜行便”だと。ちょっと待ってくれ~と叫びたくなりますね。その他にも、Same Old Song and Danceが”エアロスミス離陸のテーマ”とか。そもそも、アルバムタイトルの「Get your wings」が”飛べ!エアロスミス”と来てるので、彼らに対する当時の期待度もわかる感じがしますが、実力でそれを撥ね返して行くのがエアロの凄みでしょう。
2010.02.01
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Bungee Price CD20% OFF 音楽Van Halen ヴァン・ヘイレン / Van HalenIII 【CD】1998年のアルバム。ヴォーカリストが、サミー・ヘイガーから3代目のゲイリー・シェローンに替わった新たなスタートという感じで、アルバムタイトルも「III」ということでしょうか。サミー・ヘイガー時代の曲もやらなければいけないというのもあり、タイプの似たヴォーカリストを選択したということかももしれません。ただ、やはりサミー時代と比べてしまうと、曲自体の弱さは隠せないなあという印象を持ってしまいます。細かく聴くと、1曲ごとは悪くないのですが、ざっくりと聴いたときのインパクトが薄いと思うのですね。Without Youとかも良い曲なんですけど、弾けきっていないというか、少し大人しい感じがしちゃうんです。From Afarなんかは、さらに大人しいを通り越して、暗めでヴァン・ヘイレンっぽく無い。ギターはまさにエディーなんですけどね。Josephinaは、これまでに無い新たな感覚があって、おもしろいと思いました。こういうのが発展していくと良かったんじゃないでしょうか。How Many Say Iは、エディーがヴォーカルをとっているらしく、雰囲気が違います。ラストの曲だし、ちとオマケみたいなもんですかね?ただ、この曲が印象に残っちゃったりするだよなあ。ちょっとチグハグな感じです。【曲目リスト】1. Neworld 2. Without You 3. One I Want 4. From Afar 5. Dirty Water Dog 6. Once 7. Fire in the Hole 8. Josephina 9. Year to the Day 10. Primary 11. Ballot or the Bullet 12. How Many Say I 結果的に、このアルバム1枚を残し、ゲイリー・シェローンは脱退してしまいます。その後のヴァン・ヘイレンを見ると、サミー・ヘイガーとデヴィッド・リー・ロスを巻き込んで、迷走状態に入っていってしまいます(そんな風に見える)。なんか残念な展開です。
2010.01.31
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車を修理に出すため、ディーラーに預けた後、付近を散策。星野町から千若町のあたりの港の周辺です。まずは、星野町は高層マンション街になっていてビックリ。名称はコットン・ハーバーとなっていて一帯に高級そうなスパもあったりします。もちろん海沿いなので、ボードウォークからは絶景が眺められます。すごく近代化しているのですが、直ぐ裏には、貨物の東高島の駅があって、この風景は昔ながらって感じがします。この駅の周りは、いかにも昔の横浜の怪しさがあるように思います。星野町から橋を渡り次いで、千若町の方へ。ここには、数十年の歴史をもつという有名なバー、スターダストがあります。食べログにも載ってますね。こういうバーが好きで、関内とか石川町あたりをうろついてました。こっちの方までは、来てないのですが、今度は機会をみつけて夜に来て見たいです。ちなみに、この店の先は、米軍の施設になっていて、そっちの方に携帯のカメラを向けたら、警備の人に思いっきり止められました。
2010.01.31
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バランス/ヴァン・ヘイレン[CD]【返品種別A】1995年のアルバム。サミー・ヘイガー時代のラストのアルバムということになります。サミー・ヘイガーのシャウトは相変わらず鋭く、冴えまくって、エディーのギターと融合してエネルギーを発散させています。Can't Stop Lovin' Youのイントロの”ハッ!”というサミーの気合の一発が好きです。このようなキャッチーな曲とDon't Tell Meのような重めの曲とのバランス、サミーとエディーの主張のバランス、今後のバンドの展開を考えるとギリギリの緊張感があるように思います。Amsterdamは、エディーでしか有り得ないような曲。強力なギターサウンドと共に、スリリングな曲の展開にバンドとしてのアンサンブルの凄さも出ています。Not Enoughはピアノから入るバラード。ちょっと、らしく無い展開の曲なんですが、こんなイメージの曲は、サミーの産物なんでしょうね。Aftershockは昔のヴァン・ヘイレンを思わせるイントロの曲ですが、やはりサミーが入ると歌のメロディーが滑らかになります。全体的にはCan't Stop Lovin' Youに象徴されるように聴き易いアルバムだと思いますが、しっかりと尖っている部分もある、サミー時代のラストにふさわしい好アルバムと言って良いと思います。【曲目リスト】1. The Seventh Seal 2. Can't Stop Lovin' You 3. Don't Tell Me (What Love Can Do) 4. Amsterdam 5. Big Fat Money 6. Strung Out [Instrumental] 7. Not Enough 8. Aftershock 9. Doin' Time [Instrumental] 10. Baluchitherium 11. Take Me Back (Deja Vu) 12. Feelin'13. Crossing Over ヴァン・ヘイレンの音をヴァン・ヘイレンたらしめているのは、もちろんエディーのギターが筆頭なのでしょうが、忘れてならないのは兄貴であるアレックスのドラムの音だと思ってます。あのスネアの音が入ると、ヴァン・ヘイレンだなあって。昔は、結構いろんな意見もあったように思うのですが、今となって見ると無くてはならない存在感ってことでしょうか。
2010.01.30
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スペシャルズ1979年のアルバム。2トーンのブームを作ったバンドですね。スペシャルズとマッドネスなどがメジャーだったのを記憶しています。時代背景として、パンクブームがあり、パンクとスカの融合によって生まれたとの説明がありますが、どうなんでしょうね。Do The Dogなどは、そんな感じもします。この辺は、詳しくはよく分かりませんが、その時のブームを省みるとなんらかの時代の流れを感じます。A Message To You Rudy、Concrete Jungle、Monkey Man、New Eraなど思わず体が動いてしまうような曲がたくさんありますね。Too Much Too Youngは記憶にあるのと、ちょっとアレンジが違うような気がしましたが、懐かしさいっぱいです。ゆったりとした感じと、切っ先の鋭さの融合というか、弛緩と緊張のバランスが感じられるように思います。Little Bitchのイントロを聴くと、もろにロックなんですが、歌が入るとちょっと速いスカ調になって、またサビではロックに戻りみたいな、どっちから入っても良さそうなところがスペシャルズらしい、ということでしょう。【曲目リスト】1. A Message To You Rudy 2. Do The Dog 3. It's Up To You 4. Nite Klub 5. Doesn't Make It Alright 6. Concrete Jungle 7. Too Hot 8. Monkey Man 9. (Dawning Of A) New Era 10. Blank Expression 11. Stupid Marriage 12. Too Much Too Young 13. Little Bitch 14. You're Wondering Nowこのアルバムって、エルヴィス・コステロのプロデュースなんですね。そのころのコステロって、まだ私の好きな「Get Happy」よりも前で、Oliver's Armyとかを出しだころだと思うと、なんだか感心してしまいます。
2010.01.28
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黙示録 / マイケル・シェンカー・グループ1982年のアルバム。マイケル・シェンカーグループのスタジオ録音としては3枚目です。このアルバムは、ヴォーカルがグラハム・ボネットに替わりました。グラハムとは、結果的にこのアルバムだけでしたね。ゲイリー・バーデンと比べると、独特のシャウトも高音も強化って感じなのかもしれませんが、やはりグラハムが入ると、彼のイメージが強くなってしまいますからね。1曲目のAssault Attackのサビのメロディからして、アルカトラズっぽく聴こえてしまいました。ちなみに、私はゲイリー・バーデンもグラハム・ボネットも好きですので、あくまでも個性の問題なんですが。ただ、マイケル・シェンカーも負けてないです。Assault Attackのソロなんかは彼らしい、粘っこいメロディアスなフレーズの要素もバッチリで、2人が火花を散らしているような感じがしました。Dancerは好きな曲ですが、若干、ポップに寄っています。グラハムは、実はこっちの方面の方があうかもしれませんね。サビのメロディーが格好良く耳に残る曲です。5曲目のDesert Songが、このアルバムでは一番テンション高いかもしれません。曲自体の良さもありますが、やはり前にも書いていますが、マイケルとグラハムのぶつかり合いが、頂点に達しているように思います。この曲のラストのギター・ソロも良いです。力入ってる感じがします。ギター・ソロだけでは、次のBroken PromisesやUlcerの方が良いかもしれません。Broken Promisesは演奏時間が長い曲ということもあり、全体的にソロが短めに思える中で、しっかり展開しているように思います。Ulcerは早弾きフレーズが素晴らしいです。ふと思ったのですが、グラハムって、一緒にやるギタリストの本気を引き出す力があるのかもしれませんね(御大リッチーは別として)。【曲目リスト】1. Assault Attack2. Rock You To The Ground3. Dancer4. Samurai5. Desert Song6. Broken Promises7. Searching For A Reason8. Ulcer9. Girl From Uptownやっぱり、ゲイリー・バーデンに戻ったら、このアルバムの曲は演らなくなっちゃったんでしょうか?個性が違いすぎるから無理なような気がしますから。このアルバムに関しては、やはり従来のマイケル・シェンカー・グループとの違いというのもあると思うので、マイケルとグラハムの合体プロジェクトとして捉えると、非常にレベルの高いアルバムなんだと思います。
2010.01.27
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T.レックス/ザ・スライダー(CD)1972年のアルバム。T.REXの全盛期はやはり、このアルバムあたりになるのでしょうか。Metal Guruはイントロからちょっとハードな音でロック色が強いのですけれど、ゴージャスな雰囲気が漂い、いきなりT.REXワールドっていう感じがします。このアルバムでの有名曲というと、もう1曲はTelegram Samだと思いますが、こちらはGet It On的なブギーでノリノリになります。ライナーか何かに書いてあったのですが、T.REXの歌詞は良く意味がわかんないらしいです。この曲もそんな感じで書かれていたような覚えがあるのですが、そうなのでしょうか?タイトル曲のThe Sliderは少しスローなブギタイプの曲ですが、妙に重くなっておらず、マーク・ボランの息遣いが伝わってくるような感じで、良い曲です。サビのメロディーの感じとかも含め、このアルバムの中で気に入った一曲です。Rabbit Fighterはバラードっぽいスローなロックですが、中間のギターソロやストリング・アレンジも含め、印象的な曲です。Ballrooms Of Marsは、ギターソロに入る直前のマーク・ボランの叫びがカッコ良いですね。この曲は、歌詞にボブ・ディランとかジョン・レノンが登場してるみたいです。【曲目リスト】1. Metal Guru 2. Mystic Lady 3. Rock On 4. The Slider 5. Baby Boomerang 6. Spaceball Ricochet 7. Buick McKane 8. Telegram Sam 9. Rabbit Fighter 10. Baby Strange 11. Ballrooms Of Mars 12. Chariot Choogle 13. Main Man T.REXって、似たようなタイプの曲が複数あったりもしてるな、とかも思ったりもしましたが、単調とかっていうことはなく、逆に「Electric Warrior」も合わせて聴くと、代表曲だけでない、いろんなタイプが混ざっているのを感じられました。でも、やっぱりブギーが良いですよね、マーク・ボランらしい感じがして。
2010.01.25
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こちらの商品は輸入盤です。T.REX/ELECTRIC WARRIOR : ティー・レックス/エレクトリック・ウォーリアー1971年のアルバム。邦題は”電気の武者”です。今からすると、なんだかお笑いコンビの名前か?と思ってしまいますが、これはグラムロックを代表する1枚ですよね~。バンド名が、T.REXと短縮されてからは、2枚目ということでよりバンド色が強くなっているのかな、と思います。しかし、Cosmic Dancerの始まりなんかは、アコースティックなんですけど、なんだか非常に良いですよね。ブギーだけでなく、こういうところもT.REX(というかマーク・ボラン)の魅力なのではないでしょうか?逆に3曲目のJeepsterは、Get It Onに通ずるいわゆる、ブギーっぽいロックン・ロールです。次のMonolithがまたフォーク・ロックっぽいなと思ったら、さらに次のLean Woman Bluesは文字通り、ブルースって感じで、いろんな趣向がミックスされてT.REXの音楽が構成されているようです。そしてGet It Onですね。かの有名なギターリフと、マーク・ボランの色気のあるヴォーカルが格好よいです。それだけでなく、コーラスとか、ピアノの音とかも重要な構成要素です。あと粘りのあるベースとかのもろもろのバックの音も。丁寧に聴いたら、そういうのが微妙に重なりあって幾重にもなっているのが良くわかりました。【曲目リスト】1. Mambo Sun 2. Cosmic Dancer 3. Jeepster 4. Monolith 5. Lean Woman Blues 6. Bang a Gong (Get It On) 7. Planet Queen 8. Girl 9. Motivator 10. Life's a Gas 11. Rip Off そもそも、私の中では、グラムロックは何となく退廃的で美しいイメージがあるわけですが、やっぱりマーク・ボランの怪しさっていう存在感は、このイメージができていくのに欠かせなかったのだろうなあと思います。ただ、このアルバムは、そういうイメージ抜きでも良い曲が揃っていて楽しめると思います。
2010.01.24
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Sweet スウィート / Greatest Hits 輸入盤 【CD】スウィートのベスト・アルバムです。スウィートのデビューは1968年ですので、そこから1970年代後半ぐらいまでの曲が収録されています。いわゆるグラム・ロックのジャンルの中でもアイドル的な存在であったという認識です。このアルバムのジャケット写真もそんな感じがしますね。楽曲は全体的にポップ・ロック的なのですが、ときおりハードな曲調をみせる面もあり、後々にハード・ロックやヘビメタ系のバンドのカバー曲があるのも頷けます。その代表格がActionですね。スピード感溢れるメロディとキャッチーなメロディーで、私のお気に入りでもあります。デフ・レパードがほぼ同じアレンジでカバーしているように、ハードロックとしてみても完成度高かったのでしょう。その次好きなのはHell Raiserかな。これはActionと曲調は近いものがありますが、ハードな感じです。そして、Six Teens、Fox on the Runあたりも好きですね。こうみると、だいたい1973年から1975年あたりのシングル曲に、好きな曲が集中しているようです。1. Blockbuster2. Hell Raiser3. Ballroom Blitz4. Teenage Rampage5. Little Willy6. Wig-Wam Bam7. Action8. New York Connection9. Lies in Your Eyes10. Reflections11. Turn It Down12. Done Me Wrong All Right13. Co-Co14. Funny Funny15. Poppa Joe16. Alexander Graham Bell17. Peppermint Twist18. Rock and Roll Disgrace19. The Six Teens20. Fox on the Run初期のFunny FunnyやCo-Coとかの聴いていると、うーんという感じです。あまりにポップ寄りで。特にCo-Coとか、その後のHell RaiserやActionを想像できないですね。別にポップが嫌いとか悪いとかいうのではないですが。。Alexander Graham Bellで少し重くなるかと思うとPoppa Joeでまた元に戻ったり。Blockbusterまでくると、だいぶハード寄りになります。こういうベスト盤だと、そんな変化も楽しめますね。
2010.01.23
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Scorpions スコーピオンズ / Love At First Sting 輸入盤 【CD】1984年のアルバム。前作「BlackOut」と同じ路線ですが、よりリフはシャープに、メロディは良い意味でキャッチーになっていると思います。ウリ・ロート脱退後の80年代あたりの期間におけるピークのアルバムと言って良いと思います。この後、翌年1985年にライヴ・アルバム「World Wide Live」が出て、しばしの休止期間があります。ツアーも含めて、それだけの充実度であったということなのでしょうか?流れるようなマティアス・ヤプスのギターで幕を開けるBad Boys Running Wild、これぞルドルフのリフの極致ではないかと思えるRock You Like a Hurricaneと続きます。この曲は、歌のバックのコードバッキングでもルドルフとマティアスのコンビネーションがみられます。これは「BlackOut」でもありましたね。そして、次のI'm Leaving Youが私の一番のお気に入りです。ポップとハード・ロックのギリギリの線の線だと思いますが、マティアスの激しいソロが曲を引き締めていますし、途中の展開もバンドとしての充実度や勢いを感じます。Coming Homeはスローなスタートですが、BlackOut並みのハードな曲調に変化します。「World Wide Live」では、オープニングを飾る曲ですが、これからBlackOutに繋がる流れは凄いです。 盛り上がらない訳ない。このアルバムでは、Same Thrillへの流れが同様の感覚です。続く6曲目、Big City Nightsでは、ルドルフ・シェンカーのソロが聴けます。決して速くはなく、テクニカルでもないですが、味のあるソロだと思います。むろん、この曲も非常に良い曲です。そして、このアルバムの最後のトピックは、やはりStill Loving Youでしょう。このロック・バラードの名曲には、はまりました。美声タイプのクラウス・マイネが最大限に生かされてますね。【曲目リスト】1. Bad Boys Running Wild2. Rock You Like a Hurricane3. I'm Leaving You4. Coming Home 5. Same Thrill6. Big City Nights7. As Soon as the Good Times Roll8. Crossfire9. Still Loving Youこのアルバムは良く聴きました。今でも聴くと、血沸き肉踊るものがあります。邦題は”禁断の刺青”。ジャケット写真も良い。名作だと思います。
2010.01.21
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Scorpions スコーピオンズ / Blackout 輸入盤 【CD】1982年のアルバム。この1年前に、ヴォーカルのクラウス・マイネが喉を痛めることがあり、1年の休養期間をはさんで作られたアルバムです。このアルバムを聴く限り、クラウス・マイネは絶好調で、より彼の特徴である高音部の伸びもよくなっているように思います。ウリ・ロートの脱退が1978年で、その後、マティアス・ヤプスを迎え2枚のアルバムを発表していますが、このアルバムでは完全に、ルドルフ・シェンカー主導のバンドになっているように思います。キレの良いリフと、トリッキーなリードが絡み、そこにクラウス・マイネの特徴あるヴォーカルが乗るというメジャーとなったスコーピオンズの黄金パターンが聴かれます。このパターンは、次の「Love At First Sting」でも引き継がれ、より磨きがかけられていきます。そういう意味では、まだディテイルの完成度については発展途上と思われる曲もありますが、非常に勢いのアルバムだと思います。Blackout、Can't Live Without You、No One Like Youの3連発で完全に引きつけられます。そして、後半開始とともにNow!、Dynamite、Arizonaでノックアウトされる。そういう魅力のあるアルバムだと思います。【曲目リスト】1. Blackout 2. Can't Live Without You 3. No One Like You 4. You Give Me All I Need 5. Now! 6. Dynamite 7. Arizona 8. China White 9. When the Smoke Is Going Down ルドルフ・シェンカーのリフは、シンプルなリフも多いですが、反面わかりやすく記憶にも残り易いですよね。いろんなレビューでアメリカ進出を狙ったというような記載もあるのですが、確かにシンプルさでも受け入れられていく要素があったのだと思います。
2010.01.20
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アヴァロン / ロキシー・ミュージック1982年のアルバム。歴史の長いバンドですから、この時期ですら、すでに結成10年以上を経過し、数々のメンバーチェンジの変遷の後という状況でありながら、さらに名盤という評価の高いアルバムを出しているというのも凄い話です。本来、ハードロック好きの私には、なかなかとっつきにくい分野の音楽であるわけなのですが、なぜだか、1曲目のMore Than Thisには、もの凄く惹かれるものがあって、手にとった次第です。いわゆる大人のためのロックという感じですが、ヨーロッパ的な叙情的な世界が広がっていますね。大ヒット曲のMore Than Thisが代表格ですが、タイトル曲のAvalonなども非常に印象的です。【曲目リスト】1. More Than This 2. Space Between 3. Avalon 4. India [Instrumental] 5. While My Heart Is Still Beating 6. Main Thing 7. Take a Chance with Me 8. To Turn You On 9. True to Life 10. Tara ロキシー・ミュージックと言えば、ブライアン・フェリーですが、彼のもつ雰囲気がこのアルバムでも非常に支配的な感じがします。当時のブライアン・フェリーって、音楽雑誌でもよく取り上げられていて人気もありましたよね。
2010.01.19
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Rainbow レインボー / バビロンの城門 Long Live Rockn Roll 【CD】1978年のアルバム。レインボーのスタジオ録音では3枚目です。リッチー・ブラックモアにロニー・ジェイムス・ディオ、コージー・パウエルの黄金の三角形の作るハードロックのお手本のような楽曲がずらりと並びます。ロニーは結局このアルバムを最後に、レインボーを離れるわけですが、ある意味、やれるところまではやったという感じなのかもしれません。究極なのは、 Long Live Rock 'N' RollなのかKill the Kingなのか、あるいはGates of Babylonなのか、意見が分かれるところかもしれませんね。私は、やっぱりKill the Kingかな。もしかしたらSensitive to Lightあたりを候補に入れる方もいるかもしれません。結構、マニアっぽいのかもしれませんが、私もこういう曲も好きです。全体として見ると、アメリカのマーケットを意識したキャッチーな作りの次作「Down To Earth」に繋がる部分も若干、出始めているとは思うのですが、従来のリッチーの中世的な指向との微妙なバランスもあるというのも、ある意味、緊張感があるように思います。このアルバムは、歴史的にも名作と言っても良いのではないでしょうか。【曲目リスト】1. Long Live Rock 'N' Roll 2. Lady of the Lake 3. L.A. Connection 4. Gates of Babylon 5. Kill the King 6. Shed (Subtle) 7. Sensitive to Light 8. Rainbow Eyes いやあ、3回繰り返して聴いてしまいました。久しぶりに聴いたってのもあるんですが、なんていうか凝縮度合いが凄いですね。曲も大作主義じゃなくなってるので、おいしい要素が詰め込まれているってのもあるのかもしれませんが、これほどリッチーのギターが何処の箇所においてもビシっとくるのは、このアルバムが最後なんじゃないですかね?私的には、グラハム・ボネットが好きなんですが、ロニーじゃないとこのアルバムのリッチーには合わないような気がします。
2010.01.18
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Oasis オアシス / Dig Out Your Soul 【CD】2008年のアルバム。前作「Don't Believe The Truth」から3年ぶりの7枚目のアルバムです。4枚目の「Standing on the Shoulder of Giants」もわりと気に入っていて、そこまでのオアシスはよく聴いていたのですが、次の2枚はイマイチ消化しきれず、このアルバムはどうなんだろう?という気持ちで臨みました。1曲目のBag It Upのイントロを聴き、おっ!と思い、聴き進むうちに、なるほど、このテンションは私の求めているイメージに非常に近いなあと感じたのでした。次のTurningもそのような感じ。ヴォーカルのワイルドさも良い感じです。初期の頃と比べたら、音は整理されて落ち着き所に抑えているように思いますが、根本的な部分のワイルドさは残っているようです。Waiting for the Raptureは、なんとなくビートルズのテイストを感じる曲。彼らの素直な部分が出た感じでしょうか。再び、スピードアップのShock of the Lightningで1曲目のテンションを取り戻してきますが、この曲は何度も聴くとクセになるかもしれません。終り方も含め、これは良いです。単なる印象なんですが、5曲目I'm Outta Timeあたりから、少し押さえ気味っていうか、押しが弱くなっているような気がします。まあ、そんな部分ばかりを求められても困るってのもあるんでしょうけど。少し、サイケ的な新奇性に凝ってしまったって感じかもしれないです。でも、Falling Downは良い曲ですね。【曲目リスト】1. Bag It Up2. Turning3. Waiting for the Rapture4. Shock of the Lightning5. I'm Outta Time6. (Get off Your) High Horse Lady7. Falling Down8. To Be Where There's Life9. Ain't Got Nothin'10. Nature of Reality11. Soldier On12. I Believe In All13. The Turning (Alternative Ver.)オアシスのアルバムはこれが最後になっちゃうんですかね?それは残念です。なんだかんだ言いながら、兄弟でゴタゴタしながらも、残って欲しいなあ。そういところがオアシスらしい、って思っちゃってるってのもあるので。
2010.01.17
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Metallica メタリカ / Master Of Puppets 【CD】1986年のメタリカの3rdアルバム。邦題は”メタル・マスター”です。彼らの出世作というだけでなく、スラッシュメタルというジャンルを語るときに欠かせない、一つの基準となるようなアルバムなのではないかと思います。まずは、挨拶代わりの一発とでも言えるような強力なBatteryで幕を開けます。しかも、アコースティックから入るというのも衝撃を強める要素です。続くMaster of Puppetsでは、速さ・強さだけでなく、美しいメロディーも並存し得るのであるということを証明しようとしたかのような展開のある曲です。中間のギターの音が大変美しいです。この辺の概念は、4曲目のWelcome Homeでも表されていて、この曲は逆にバラード調から入って途中から速くなるというパターンですね。Disposable Heroesもいろんな要素が詰め込まれていて、必然的に長い8分強の曲になっているのですが、それだけのアイデアだったら何曲もできそうなのに、それを1曲に押し込んでしまう気合というか、極限を目指す執念のようなものに感心させられます。感性で突っ走るメタリカが、スラッシュのパイオニアとしての意地を見せた1枚だと思います。【曲目リスト】1. Battery 2. Master of Puppets 3. Thing That Should Not Be 4. Welcome Home (Sanitarium) 5. Disposable Heroes 6. Leper Messiah 7. Orion [Instrumental] 8. Damage, Inc. メタリカの音って、ビートというかリズムというか、ザクザクとした感覚が凄いですよね。ギターをパーカッションと見立ててるんじゃないかと思ってしまいます。そんな中で、Orionのクリフ・バートンのベース・ソロは泣けますねえ。
2010.01.16
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Kiss キッス / Rock And Roll Over: 地獄のロックファイアー 【CD】1976年のアルバム。前作「Destroyer」と同年ですので、間髪をおかず出されたようです。前作の勢いはそのままですが、若干、音質がクリアーになっているように思ったのが第一印象です。ちなみに邦題は”地獄のロックファイアー”。これは前作よりも”??”度が強まっておりますが、キッスの持つ雰囲気で許容範囲と思います。1曲目のI Want Youのイントロで、あれっ?と思うのですが、すぐにイメージどおりのキッスのロックナンバーになるのでひと安心。続くTake Meもワイルドなナンバーです。そして、Calling Dr. Loveは、キッスらしいシンプルなリフからジーン・シモンズのヴォーカルも良い感じの曲で、このアルバムの中では、一番の私のお気に入りでもあります。Ladies Roomもジーンのヴォーカルのハードな曲ですが、これも良いです。こんな調子で、このアルバムも「Destroyer」同様、ラス前の1曲まで一気にきてしまいます。そして、ラス前に用意されたのが、Hard Luck Womanです。この曲はポール・スタンレーの曲なのですが、ヴォーカルはピーター・クリスです。アコースティック・ギターがメインで、ロッド・スチュワートの曲のような雰囲気でもありますが、やっぱり、こういうのをポールやジーンが歌っちゃうと違和感ありますから、ピーター・クリスの役回りってところなんでしょうか。【曲目リスト】1. I Want You2. Take Me3. Calling Dr. Love4. Ladies Room5. Baby Driver6. Love 'Em and Leave 'Em7. Mr. Speed8. See You in Your Dreams 9. Hard Luck Woman10. Makin' Love1977年の来日公演を収録したNHKヤングミュージックショウのアーカイヴで再放送されたものを見てるんですが、今にしてみればクラシカルな電飾を背景に、Detroit Rock Cityからスタートし、次々と繰り出されるロック・ナンバーの数々は凄いの一言です。ジーンはずっと、舌だしまくってますし、エースのギターは燃えちゃうし、見所満載です。このアルバムからもMakin' Loveとかが入ってます。
2010.01.15
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Kiss キッス / Destroyer 輸入盤 【CD】1976年のアルバム。キッスの人気を決定付けた4thアルバムです。ちなみに邦題は”地獄の軍団”です。これは、まあよろしいでしょうっていう感じです。このアルバムは、何はなくともDetroit Rock CityとBethですよね。Detroit Rock Cityは、曲と最初と最後にドラマ仕立てのSEもついて、ロックをエンターテイメントとして形作るというキッスの姿勢が窺われるように思います。Bethは、言わずとしれたロック・バラードの名曲。ピーター・クリスが心に染みますね。このアルバムって、Bethの直前あたりまで一気に聴いて、ここでふと立ち止まるみたいな感じがありますね。で、ああもう終盤なんだなあ、って思うって感じです。ちょっとBethの影に隠れている感はありますが、Great Expectationsも良いバラード曲です。Shout It Out Loudはライヴでの盛り上がりを意識したようなノリノリの曲で、これも名曲です。Do You Love Meの曲の始まり方も良いですよね。まさにロックって感じです。その他にも、Detroit Rock Cityからの勢いをさらに増幅させるKing Of The Night Time Worldとか、良いですねえ。【曲目リスト】1. Detroit Rock City2. King Of The Night Time World3. God Of Thunder4. Great Expectations5. Flaming Youth6. Sweet Pain7. Shout It Out Loud8. Beth9. Do You Love Me理屈とか関係なく、音楽を楽しむという要素が沢山詰まっているアルバムだと思います。彼らの演奏って、すごい単純なんですけど、キマッている。あんまりシンプルなんで、普通にやっちゃうとツマんないものになっちゃうと思うのですよ。衣装とか、メイクとか全てを合わせてキッスのイメージを作り上げてる。アルバム聴いてても、その画像が浮かんでくるのが凄いんですね。
2010.01.14
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【CD】インフィニティ(紙ジャケット仕様)/ジャーニー ジヤーニー1978年のアルバム。ここからジャーニーの快進撃が始まると言っても良い記念碑的なアルバムで、ヴォーカルにスティーヴ・ペリーが参加した最初のものです。これまでの作風に、ポップなセンスが加わってより、洗練されたロックに変化したというような捉えられ方をしていますが、さらにジョナサン・ケインが加わる1981年の「Escape」での大ブレイクに向けた階段を上り始めたというようなイメージでみています。1曲目のLightsから、スティーヴ・ペリーの影響が存分でていますが、この曲などはスタジオ録音で聴いたときの印象よりも、ライヴの方がより広がりがあって良い感じがします。Feeling That Wayでは、グレッグ・ローリーとのツイン・ヴォーカルのようになってますが、スティーヴ・ペリーの持つ雰囲気によって洗練度が高まっているように思います。Anytimeはグレッグ・ローリーのヴォーカルがメインですが、途中、スティーヴ・ペリーの声も出てきて、キレを与えているように思います。そして、Wheel In The Skyですね。ハイトーンのヴォーカルのサビのメロディーと、ニール・ショーンのギターが絡む後半の部分は、まさにこの後のジャーニーのスタイルを象徴しています。次のSomethin' to Hideでは、ニール・ショーンの力強いギターが印象的です。また、Winds of Marchは感動的なバラードタッチから、途中には従来のジャーニーのような激しさをもった展開になるなど、ドラマチックな構成になっています。 【曲目リスト】1. Lights 2. Feeling That Way 3. Anytime 4. Do Da 5. Patiently 6. Wheel In The Sky 7. Somethin' to Hide 8. Winds of March 9. Can Do 10. Opened the Doorこの時点では、まだ産業ロックみたいな言われ方はしないわけで、ポップなセンスの導入で、ある意味、とても良いバランスがとれていた時期なんでしょうね。バンドにとっても、試行錯誤の時期だったと思いますが、後からみると、可能性や芽のいっぱい詰まったアルバムなのですね。
2010.01.13
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Iron Maiden アイアン・メイデン / Fear Of The Dark 輸入盤 【CD】1992年のアルバム。この頃になるとアイアン・メイデンもリアルタイムに追っかけられてなかったりするので、この時期の彼らの状況とかが良くわかっていないのですが、ギターがエイドリアン・スミスからヤニック・ガーズに変わっていたりするのですね。ヤニック・ガーズは私にとっては、ギランですので、ちょいと意外な感じもしました。このアルバムで9枚目を数えるということになりますが、1曲目Be Quick or Be Deadから、まさにアイアン・メイデンらしいスピード感溢れる曲でスタートして、彼らの世界は変わっていないように思います。2曲目のFrom Here to Eternityもアップテンポの力強い曲で、サビがなかなか良い感じです。このアルバムの中で、比較的長い曲は、次のAfraid to Shoot Strangersと最後のFear of the Darkですが、どちらも7分前後ですので、それほどでもなく、全体にコンパクトな曲が多くなっています。Afraid to Shoot Strangersはゆったりとしたバックと歌からの展開で、メロディアスなギターが聴かせどころになっている曲です。途中から速くなるところのバックではスティーヴ・ハリスのベースもしっかり鳴っていて、アイアン・メイデン得意の展開ですね。もう1つの長尺のタイトル曲Fear of the Darkもスローな出だしからの急展開のある曲で、同様の感覚です。途中の演奏も格好良く、ライヴでも良いでしょうね。その他、これも展開のあるFear Is the Keyや、バラード調のWasting Loveなど楽しめました。【曲目リスト】1. Be Quick or Be Dead 2. From Here to Eternity 3. Afraid to Shoot Strangers 4. Fear Is the Key 5. Childhood's End 6. Wasting Love 7. Fugitive 8. Chains of Misery 9. Apparition 10. Judas Be My Guide 11. Weekend Warrior 12. Fear of the Dark ジャケットでエディは、木に一体化しちゃってるように見えますね。彼も色々と変遷を経て大変だなあ(笑)。このアルバムで感じたのは、”定番”ということ。以前からのアルバムに比べて、飛躍的に何かが変わったようには思いません(ちょっとキーボードが多めぐらい?)。しかし、どの曲もレベルが高く聴き応えがある、という良い意味での安定なんではないでしょうか。
2010.01.12
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【送料無料選択可!】スクリーミング・シンフォニー [初回限定生産/廉価版] / インペリテリ1996年のアルバム。フルレングスであれば、インペリテリの4枚目のアルバム。ヴォーカルは、ロブ・ロックです。クリア系のハイトーンのヴォーカルが、メロディーラインに良くあっているように思います。グラハム・ボネットとはちと、違う感じですね。1曲目のFather Forgive Themは、ザクザクとしたギターのイントロから始まりますが、サビのメロディは随分滑らかな感じで、ギターソロへの繋ぎも良いようです。この辺は、グラハムだともっと重たい響きになるのでしょうが、軽やかな感覚がします。次のI'll Be With Youの歌い出しでも、いきなり高音なのですが、やはりシャウトが強すぎず、重すぎない感じです。ギターは早弾きソロ全開で、これでもかと疾走しています。3曲目のWalk Awayは格好良い曲ですね、短めのソロもバシっと決まってます。間髪をいれず、4曲目のKingdom Of Lightので軽快なリフが続きますので、この辺は爽快感がありますよ。17th Century Chicken Pickin'はインスト曲で、クラシカルな感じなのですが、イングヴェイっぽいよりもやはり、軽やかにこなしているように思います。【曲目リスト】1. Father Forgive Them2. I'll Be With You3. Walk Away4. Kingdom Of Light5. Countdown To The Revolution6. 17th Century Chicken Pickin'7. Rat Race8. For Your Love9. You Are The Fireどの曲も、メロディー自体はキャッチーで良い感じですが、全体にサラっとしているので、特別にどっしりと印象に残る曲ってのも無いのも事実かな、とも思いました。しかし、「Stand In Line」の音と比べると、やはり録音条件とかだいぶ良いのでしょうね。ギターの音の輪郭がくっきりしてます。
2010.01.11
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【CD】スタンド・イン・ライン/インペリテリ インペリテリ1988年のアルバム。デビューとなった1987年の「Impellitteri」がミニアルバムみたいな感じなので、フルレングスのアルバムとしては、これが1stみたいな扱いです。ギタリストのクリス・インペリテリはストラト系の早弾き技巧派で、ヴォーカルがグラハム・ボネットとなると、これは、誰もが、アルカトラズ!と思うわけで、良くイングヴェイとも比較されてましたね。内容的にも、非常にアルカトラズに近い雰囲気を持っているようにも思います。ただ、クリス・インペリテリの場合は、イングヴェイよりも派手に奏法を強調しているような印象がありますし、メロディーよりも速さ重視みたいな感じもします。ヨーロッパっぽい湿り気もあんまり感じないかな?リッチー・ブラックモアの影響は、フレーズの随所にあるように思いますし、グラハムがいるから、Since You've Been Goneをやっちゃったりしてますが、やっぱり、Over the Rainbowはやりすぎじゃないの、と思ったり。そんなにリッチーさんが好きなのかと。私も嫌いじゃないですけどね(笑)。それぞれの曲も結構良いですし、なかなかのアルバムだと思います。【曲目リスト】1. Stand in Line 2. Since You've Been Gone 3. Secret Lover 4. Over the Rainbow 5. Tonight I Fly 6. White and Perfect 7. Leviathan 8. Goodnight and Goodbye 9. Playing With Fireなんと、クリス・インペリテリはアルカトラズのオーディションを受けたりしてたらしいですね。その時は、スティーヴ・ヴァイになったらしいんですが、その辺を考えると、このアルバムは、クリスが実力で引っ張ってきた必然の一枚ということですね。気合が入っているということでしょう。グラハムもそれに応えるだけの貢献をしてるように思います。これで、インペリテリは有名になったはずだし。
2010.01.10
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守護神伝-第二章--エクスパンディッド・エディション/ハロウィン[CD]【返品種別A】1988年のアルバム。邦題は”守護神伝 第二章”です。ジャーマン・メタルというパワー&スピードの鋼鉄系のイメージはもちろんですが、メロディアスな面やポップなセンスも随所に見られるアルバムです。このアルバムは、1987年の前作”第一章”と2枚組の構想もあったとのことです。ジャーマンメタルの力強さといえば、やはりEagle Fly Freeに代表されるようなスピード感溢れる曲でしょう。そして、ポップセンスと言う面では、Dr. Steinがその代表選手でしょう。私は、実は、このDr. Steinが結構気に入っています。どちらのタイプもメロディーの良さが際立っているように思います。さらに特筆すべきなのは、ラストのKeeper of the Seven Keysです。この曲は13分を超える長曲でありながら、彼らの持つ特徴を存分に発揮し、最後まで聴かせる展開をもった曲だと思います。特に前半戦の中間部のスローになるところの展開は、なかなか感動的ですらあると思いました。その他では、Rise and Fallとかも好きです。歌の途中のコーラスが何ともジャーマン・メタルって感じがします。I Want Outはギターのハーモニーも美しく、これも良い曲ですね。【曲目リスト】1. Invitation 2. Eagle Fly Free 3. You Always Walk Alone 4. Rise and Fall 5. Dr. Stein 6. We Got the Right 7. Save Us 8. March of Time 9. I Want Out 10. Keeper of the Seven Keys ※曲目リストは、私は聴いた盤を元にしたのでリンクのものとは違ってます。ご了承ください。ハロウィーンは、カイ・ハンセン、マイケル・キスク、マイケル・ヴァイカートという3人の才能が出会い、結実したこのアルバムがこの時点での最高到達点かもしれないと思いました。あくまでも私の聴いた感じですが。そういえば、会社の人で、ハロウィーンが好きだと言ってる人がいたなあ。
2010.01.08
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【送料無料選択可!】チャイニーズ・デモクラシー [輸入盤] / ガンズ・アンド・ローゼズ2008年のアルバム。「"The Spaghetti Incident?"」が1993年ですから、十数年ぶりの復活。2008年のロック10大ニュースの一つぐらいにはなっていたんじゃないでしょうか。もちろん、オリジナルメンバーは、アクセル・ローズただ一人なのですから、バンド名がガンズ・アンド・ローゼズだとしても、別のバンドとして見るべきというのは当然のこと。ただ、やっぱり、ガンズに対しての期待や先入観は持ってしまうもの。そんな理性と感情の揺れる中、Chinese Democracyから2曲目Shackler's Revengeまでは、聴いたものを消化しようとしているうちに終了してしまった感じでした。そして、3曲目Betterのヴォーカルで、ようやくとアクセル・ローズの声がしっかり出ていることを確認して、そしてStreet of Dreamsでさらにそれを追認。なるほど、これが新しいガンズ・アンド・ローゼズなのだというのが染みてきました。失って欲しくなかったのは、「Appetite For Destruction」や「Use Your Illusion」での我儘なほどの自由奔放さだと思ってましたから、サウンドの傾向がどう変わろうと、その点がどうなのだろうというのが気になってました。アクセル・ローズのヴォーカルにおいては、そんな懸念は関係なし、といったところでしょう。ただ、やっぱり、サウンド面は大きく変わって、いわば現代的になってますから好き嫌いはあるでしょうね。普通に、新バンドの1stアルバムとしてみたらどうでしょう?【曲目リスト】1. Chinese Democracy 2. Shackler's Revenge 3. Better 4. Street of Dreams 5. If the World 6. There Was a Time 7. Catcher in the Rye8. Scraped9. Riad N' the Bedouins10. Sorry11. I.R.S.12. Madagascar13. This I Love14. Prostitute エッジの効いたギターとか、早弾きやトリッキーなソロとか、バンドですからいろんな側面があるのすが、私には、やっぱりオーソドックスなバックの演奏の中から切り裂くようなアクセルのヴォーカルってのが良いです。そうなると、Catcher in the Ryeみたいな曲が良いのですねえ。
2010.01.06
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