1977年のアルバム。もの凄いセールスもありますし、ビルボードで31週もトップにいたとか、グラミー賞の最優秀アルバム賞もとっているとか、とにかくモンスター級のアルバムであることは間違いないですね。しかし、内容は至って大人のロックで、どちらかというと、第一印象の派手さでなく、何度も聴き続けることでじわじわと良くなっていくスルメ系の味わいなのではないでしょうか。シングルとなっているDreams、Don't Stop、Go Your Own Wayあたりが特に好きですが、こう見るとスティーヴィー・ニックス、クリスティン・マクヴィー、リンジー・バッキンガムの3人の個性がバランス良く交じり合っているように思いますし、その個性をミック・フリートウッドとジョン・マクヴィーという不動のリズムセクションが堅く支えているいるのが分かります。The Chainなんかも渋くていいなあ。バンドで作り上げてるって感じがするんですよね。結構、細かい音の積み重ねとか、感じの良いメロディがさらっと出てくるあたりも、なんか上等な感じ?がするんです。
【曲目リスト】 1. Second Hand News 2. Dreams 3. Never Going Back Again 4. Don't Stop 5. Go Your Own Way 6. Songbird 7. The Chain
9. I Don't Want to Know 10. Oh Daddy 11. Gold Dust Woman